おとめ妖怪ざくろ テレ東(12/21)

　第12話　きき、焦々と

　　沢鷹と西王母桃との結婚の儀式。
　OP
　あ・うんに神懸かりの里への移動を交渉する妖人省の面々。
　危険すぎる。
　なんだおまえ、西王母桃の良い男ではないか？
　違うんです。今まで西王母桃に助けられてきました。
　もう嫌なんです。西王母桃を助けて隣に立ちたいんです。
　神懸かりの里に送った際に横から別の意思が混じったらしい。
　悪い気ではなかったらしい。

　総角だけ一人、屋敷に移動する。
　屋敷の中から啜り声が聞こえる。
　声の主は西王母桃と沢鷹の母だった。
　私の声を西王母桃と沢鷹に伝えて。

　沢鷹が西王母桃にキスする手前で妖人省の面々が辿り着く。
　沢鷹は西王母桃を抱きかかえて百録と移動する。
　汚れた母と人間が結ばれた呪われし地へ。

　居綱が邪魔をする。
　居綱は私たちを殺せと言う。
　半妖を作る為に死ぬだけと言う。
　これ以上哀れな子たちを作りたくない。
　居綱が泣いている、悪くない。居綱を殺せないと薄蛍。
　総角の言うとおりだ。俺たちは守られてばかりだ。
　これでは隣に立てない。
　居綱を開放すると、術者を倒す利剱。

　西王母桃を見る沢鷹、汚れの無い体。
　私の持っていないものを持っている、信頼できる仲間、
　　母の愛さえも。
　里長の私でさえも勝てない妖力を持つ西王母桃。
　先代の里長も死の間際まで西王母桃の力を欲したらしい。
　総角が一人登場し沢鷹と対峙する。
　西王母桃を妖人省に反して欲しい。
　百録と戦う総角、防戦一方。
　僕が助けたいのは西王母桃だけじゃない。
　丸竜が加勢に入る。
　皆が到着する。
　沢鷹も妖人省と戦う。

　飛ばされた剣が西王母桃に向かう。
　西王母桃を助ける総角。
　突羽根がペンダントを与えたのは神懸かりの里に
　　見つからないようにしたためだけではない。
　西王母桃に普通の暮らしをさせる為にペンダントを与えた。
　総角をペンダントを外さず、西王母桃の力を開放しなかった。
　半妖を生むことも、食事をすることも拒んだ突羽根。
　私を拒み続けた。
　死して生前の変わらぬ姿であり続ける突羽根。
　私を責めている。罰し続けようとするのだ。
　西王母桃は自分の身を賭して助けたのに。

　あなたの心は傷つき震えている。
　里長に利用される気はないと突羽根。
　それならば生まれたときから手放された我が子、沢鷹の
　　元で死にたい。
　母様に会いたい、抱きしめられたい。
　屋敷を逃げて突羽根の下に向かった沢鷹。
　そこで人間と突羽根の愛を見てしまった。

　だからどうした？
　今更元には戻らぬ。
　汚れた女など要らぬ。
　今ここで西王母桃をと首に手を掛ける沢鷹。

　里長の屋敷が燃えている。
　乱杭に唆されて橙橙が火を放っていた。
　半妖を開放する橙橙。

　西王母桃を抱いて屋敷に向かう沢鷹。
　母親を助けに行く？

　沢鷹を追う妖人省の面々。
　立ち塞がる百録。
　お前は助けたいのは西王母桃だけではないのだな？
　突羽根様を見たのだな？
　お前が沢鷹様を過去から助けてくれるのなら手を貸そう。
　ついて来い。

　西王母桃は夢？で沢鷹が泣いているのを知る。
　西王母桃の目からも涙が伝う。

ED

　沢鷹は小さい頃に母親から離されて暮らしていたので
　　母親に会いたかった。抱きしめられたかった。
　それだけだったのですね・・・
　でも人間を愛した母を目撃。
　裏切られた思いで、母親をも憎んだのですね。
　西王母桃の強い力を妬み、西王母桃だけが愛されている
　　と思った沢鷹。
　悲しい事実ですね。
　屋敷に向かった沢鷹は突羽根を助けに行ったのでしょうか？
　突羽根が投降して沢鷹ともっと話せればよかったのにね。
　最後は沢鷹と暮らすことを選んだ突羽根なのに。　

次回　　おわり、燦々と