相棒SEASON9 テレ朝(12/15)

第8話　ボーダーライン

男の転落死体が発見される。
体には刃物傷がある。
2時間前までに食べた胃の内容物が不思議で神戸に尋ねる
　右京さん。しかし1種類の料理ではなさそう。
持っていた健康保険から身元が分かり兄に会う。
弟はやっと正社員になれる聞いた。
その後一度会っていた。
金を借りに来たようだが、説教して体よく追い返した兄。
健康保険の住所は既に別の人が住んでいた。
しかし退去したのはかなり前で、寮のある会社に移ったらしい。

一課と情報交換をするが、胃の内容物を出す店は見当たら
　なかったらしい。鑑識から持っていた3つの鍵の中の1つが
　判明したらしい。
レンタル・コンテナの鍵だった。
コンテナに寝ていたので解約したらしい。
次の鍵は私書箱の鍵だった。
以前借りていた部屋から転送する私書箱だった。
その頃行政の就職相談を受けていた。
その帰り道でコインロッカーを発見した右京さん。
最後の鍵は、そこのロッカーの鍵だった。
そこから携帯電話と婚姻届が発見される。

婚姻相手に会って正社員には慣れなくて別れたことを知る。
その相手から働いていたイベント会社名が判明する。
そこを解雇されて土建会社を紹介していた。
そこは解雇された人材に土木作業をさせて解雇する受け皿的な
　悪徳会社だった。
転落死した男が発見されたビルの工事も請け負っていた。
そこで一課が会社の管理不行き届きを見つけて尋問する。
男は2か月間の就労証明書を求めてきたらしい。
それを持って行政に生活補助を申請したらしいが却下されていた。
経費削減で生活補助を削らないといけなかったと言い訳をする
　行政担当者。担当も100人を超えたので対応できなかったと
　言い訳するが、それは良いわけだと言う右京さん。
役所の非情さ好い加減さをうまく表現していました。

プリペイド携帯の通話記録が再現出来て、行政からの
　連絡があった。それは古物商のライセンスの確認だった。
　どうやら名義貸しを行っていたようだ。
その名義で古物商を営んでいた男は盗品を販売していた。
　過去にも犯罪歴が有り、ライセンスが取得できないので
　名義を借りていたようだ。
他にも色んな名義貸しをして犯罪にも手を染めていた男。
最後には名義貸しもできなくなり、レンタルコンテナから
　見つかったスケジュール帳。

それは無料で食事がもらえたり試食品がもらえる店と
　曜日を描いたスケジュールだった。
それで胃の中の内容物は取り留めのないものだった。

兄に事件を説明する右京さんと神戸。
男は自殺だった。
本人の血液指紋の突いたナイフが見つかった。
他の指紋は見つからなかった。
彼が資格を取った診療関係の本に傷の見分け方が
　載っていた。
自分で付けた傷と他人から付けられた傷の違いが
　記載されていた。
それで他人から付けられた傷のように見せかけて
　ビルの屋上から飛び降りたようだった。
アパートには新しい入居者が決まり就職のための
　住所も無くなり、就職が難しくなった。
社会に殺された、それを誰かに分かって欲しかった
　かのかもしれない。
どちらかが本気で手を差し伸べていれば良かったの
　かもしれないと右京さん。

何か最近の不況を題材にした事件でした。
でもアルバイトで頑張れば他の生き方もできたと
　思うのですが。
ちょっと極端な例ではないでしょうか。