No.6 フジ(9/08)#10

第10話　奈落にあるもの

No．6の掃除の後に立つイヌカシ。
犬が金を探していた。
力河がやって来た。
首に紫苑のコートを巻いた犬が戻って来た。
中には赤ん坊が居た。

これから見るもので変わるかもしれない。
あんたは紫苑のままでいて欲しい。

目覚めた場所は死体捨て場だった。
地獄じゃない、現実だ。
吐く紫苑。

部屋で赤ん坊を抱き上げる力河。
これから自分が大変なのに赤ん坊を助けるとはと
　話す力河。
泣きだした赤ん坊をイヌカシに手渡すと泣き止む。
やはり女性が良いのでしょう。
ママと言う赤ん坊を犬に預けて出かける二人。
物品を横流しする人間と待ち合わせていた。

火蘭は莉莉と店を開けた。
莉莉は怖いと中心の塔を眺めて、何か居るよ。

楊眠はNo.6の資料を見ていた。

第１区画に入るには体内チップが必要だと言う
　横流し男を殴るイヌカシ。
力河と共に中に入る。

あなたは誰？
私はあなた。
あなたは私。
あなたはエリウリアス。
沙布だから叶えてあげる。
その全てを。
紫苑。
紫苑待ってる。
紫苑。

死体の山を登り通風孔から部屋を出たネズミと紫苑。
声が聞こえた。
悲鳴だろう？
別の声だ、沙布？
行くぞ、イヌカシとおっさんが待ってる。

強烈な臭いで部屋を飛び出す職員たち。
これくらいの匂いでとイヌカシ。
耐性が無いんだよと力河。
制御室に入る。
ネズミと紫苑のためにゲートを開ける。

ロッカーのある更衣室で白衣を着る二人。
この先の警備を知っている紫苑。
沙布は最上階に居る。
嬉しそうに見える紫苑を見ているネズミ。

沙布の声に導かれていると上に向かう紫苑。
エレベータの周りには警備が立っていた。
最後の一人を盾に駆け付けた隊長と交渉する
　ネズミ。
隊員を撃ち、ネズミの手足を撃つ隊長。
苦しまないようにと撃とうとする隊長。
紫苑が撃つ、助けてと命乞いする隊長。
止めてくれと泣くネズミ。
よくもネズミをと隊長を撃つ紫苑。
操られていた？紫苑が目覚めて殺したことを知る。
俺のせいだ、背負わせてしまった。
もう良いんだ、君が悪いんじゃない。
泣かないでくれ。

手当てをする紫苑。
エレベータが開く。
最上階に到着した二人の前には沙布が立っていた。

会いたかった、紫苑。

次回　「伝えてくれ、ありのままを」

尺の都合だと思いますが、大変に難しい矯正施設への
　侵入がすんなりできた感じです。
イヌカシと力河も簡単に入れて手伝えてます。
この辺の話は重要でもないのでしょうね。

ネズミと紫苑が落ちた場所は他の人間も落ちたと
　思うのですが普通は死ぬ場所なの？
ネズミだから助かったの？

警備の隊長はネズミの手足を撃って苦しまないように
　殺そうとします。
しかし自分は命乞いをします。
手足を撃ったのは殺さないためだと思います。
　苦しまないようには、思ったより重症だったから？
そして自身は命乞いって・・・良く分からない。
他人を殺して喜ぶキャラには見えなかったのですが。

侵入してからネズミは誰も殺していないのですよね。

隊長を撃った時は洗脳状態？の紫苑。
これが沙布、エリウリアスの力？
沙布は五体満足でした。

さて沙布はエリウリアス？
沙布はネズミと同じ森の民？

楊眠はまだ決起しないの？
それとも口だけの嘘？

最終回に全てが判明するのですね。
10回分ものネタフリに見合う謎なんでしょうか？