相棒 SEASON10 テレ朝（2/15）#16

第16話　宣誓

公式サイトから
　右京（水谷豊）と尊（及川光博）は大河内監察官（神保悟志）から、所轄の元警察官・国原（石垣佑磨）が起こした傷害致死事件を調べて欲しいと依頼さ れる。立ち飲み屋で相席となったフリーライター・島内（日向丈）と口論になり店を出た後もみ合いの喧嘩に発展。島内は国原に突き飛ばされ階段から転落して 死亡したという事件だった。
同じ警察署の警察官だった国原をかつての同僚が取り調べるとなれば、捜査に手心が加えられる可能性がある。大河内は特命係に内々に調査を依頼。
右京たちが調べると島内が、5年前に起きた同じ所轄の女性警察官殺害事件を調べていたことが分かる。国原が後に警察をやめるきっかけになった事件だ。
国原が警察を辞めた原因はなんだったのか？
それが今回の事件とどうかかわりがあるのか？
右京と尊が調べ直していくと、ある疑問が強くなってくる。
ライターの島内は5年前の女性警察官殺人事件について何を掴んでいたのか？
警察官の正義を問われる展開に尊の決意が固まる！

大河内監察官から蓮沼署の殺人事件の
　再調査を頼まれる右京と神戸。
所轄の元警察官の国原が起こした事件。
被害者の島内とは立ち飲み居酒屋で言い合いに
　なった。
それから後を追いかけて階段から転落した。
二人は顔見知りだった。

島内の部屋を調べると風俗ライターで、未修整の
　データをネットに流した罪で捕まった経験があった。
刑務所での手記を書いていたが、5年前に殺害された
　女性警察官の切り抜きが挟まっていた。

国原は、その事件後、署内で移動させられていた。
生活安全課の警察官殺害事件はイタミン達が
　捜査していた。
雨樋を登って忍び込んだらしい。
国原が犯人と目されていた野橋に職務質問を
　行ったら逃げたので刑事課が追いかけた。
電車に轢かれて即死した。

国原は生活安全課長の足立と会って1日後に自主
　していた。
国原に事情聴取するが島内には初めて会ったと言う。
彼には早く出所して病弱な母親の面倒を見たい
　都合が有った。
蓮沼署刑事課は右京達が迷惑で10分の聴取
　しか許さない。

服役中の手記より過激なネタがあると雑誌社には
　話していた。
大事なネタはUSBメモリーに書き込んでいたらしい。

野橋の証書に5日前に足首を治療したと記述されて
　いたが修正した後が見られた。
修正前は7日前に加療と書かれていて、女性警察官が
　殺害されたのは6日前だった。
足首の捻挫状態で雨樋を伝って登るのは無理。
つまり野橋は無実ではないかと思われた。

殺害された女性警官は当時、振り込め詐欺を
　担当していた。
龍水会が裏で取り仕切っていた。
島内の手記に服役中にR会の構成員から凄い
　ことを聞いたと書いてあった。

島内と同房だった龍水会の構成員に面会する。
あなたが5年前に女性警官を殺したと思っています。

大河内が右京の再調査を頼んだのは1通の告発文
　だった。
5年前の上司は通り一遍の調査で終わった。
神戸は過去に謝った判断で人を死に追いやったことが
　あります。

蓮沼署の倉庫から所持品のUSBメモリを探す神戸。
刑事課長に見つかる。

右京に大河内監察官から神戸の公務員法違反の
　取り調べが行われると電話が入る。
USBメモリに事件の真実が入っているはずです。
中を確認していないのですか？
生活安全課長の足立が確認してもらいましょうと
　提案する。

中には手記しか書かれていなかった。
米沢を招き入れ、消去されてデータを復元する。
4つのファイルが復元され、消去されたのは
　島内が死んだ翌日だった。
蓮沼署の人間が消去したのでしょう。
足立課長が国原の刑を軽くするためにと自供する。

全ての国原さんのせいにするのですか？
当時蓮沼署は振り込め詐欺の取り締まり
　重点地域だった。
しかし検挙率は低かった。
足立課長の妻の会社は借金が多かったが5年で
　返済していた。
彼は龍水会に捜査情報を漏らして報酬を
　受け取っていた。
しかし女性に関与を知られてしまった。
それで龍水会の構成員が彼女を殺害した。

国原に足立課長の逮捕を伝える。
国原は殺害された女性警察官とは同期だった。
事件解決のために証拠を捏造した。
しかし野橋の、違う俺じゃない、と言う言葉が
　耳から離れず一人調べていた。
彼は無実だと思ったところに島内から
　殺害の真実を知らされた。
島内に殺意を感じた限り、傷害致死ではありません。
殺人です、5年前から嘘をつくのは止めようと考えていた。

大河内監察官が見せた告発文は国原の筆跡だった。
警察官としてあるまじき罪、かつて嘘の証言をした神戸。
僕はやっと覚悟が出来た気がします。

---次回　「陣川、父親になる」---

元警察官の事件から思わぬ5年前の事件の真実を
　暴く右京さんでした。
張り込み中の犯人に知らずに職務質問をした警官が
　実は証拠を捏造した。
その彼は無実なのに死亡した。
その罪の意識が抜けない元警察官。
しかし、彼の面倒を親切に見ていた他部署の課長が
　犯人でした。
思わぬ事件の展開と国原自身の罪が最後に
　明かされる面白いストーリーでした。
こんな小気味良い感じの短編が良いですね。

かつて神戸の誤った判断、嘘をついた証言とは
　なんでしょうか？
彼が過去と正面から対峙して相棒引退と
　なりそうですね。

蓮沼署刑事課長がかつてのイケメン俳優、
　加納竜でしたね。懐かしかったですね。

次回はお待ちかねの陣川さん登場です。
また女性絡みのようですね。