妖狐X僕SS TBS（3/23）#11

第11話　陽炎

公式サイトから
　先祖返りの家、御狐神家。そこに生まれた双熾は幼い頃から軟禁され、祀るように育てられていた。親との関わりもなく、１人孤独に育った双熾。彼は自由にな るために女性達を利用した。嘘をつき、心につけいり、弄んだ。そんな彼の心に触れた１人の少女がいた。少女の名は『白鬼院凜々蝶』といった。

先祖帰りが出現した家は栄える。
御狐神家の先祖がえりの双熾、祀るように
　軟禁状態だった。
自由になるために女性を利用した双熾。
最初はメイド、そして一族の最高位の女性に
　近づいた。
あるパーティで御狐神家以上の力を持つ家柄の
　女性に取り入る。
青鬼院あやめ、息子の蜻蛉の相手を頼まれる。
自分で行動の責任が取れるまで家に居るようにと
　蜻蛉の身の回りの世話をする。

ある日蜻蛉の婚約者、白鬼院凛々蝶の手紙の
　返事を頼まれる。
自由への野心だけで感情を持たない双熾。
拘りも無ければ感動も無い。
想像の蜻蛉を構築して対応していた。
凛々蝶の内容に答えるために色んなものの
　経験をする。
繊細で敏感な凛々蝶に合わせて創造した個性に
　引っ張られる双熾。
終いには彼女に感化していた。

ある日、青鬼院家に泊まりに来た凛々蝶。
その悪態に驚き落胆した双熾。
しかし緊張のあまり吐いて体調を崩してしまう。
彼女は学校で苛められ、自宅でも寂しく暮らしていた。
その彼女を見て痛々しく感じる双熾。
自分とは違うのだと思う。
見守りたいと思う。

手紙の内容に心が開かれてきたことを感じる。
初めて自分の気持ちを書いた手紙、
初めて近づけたように思うと返事。

ロビーで凛々蝶様を騙していました。
手紙のことだ婚約者殿。
知っていたが・・・
君があんな手紙を書くはずがない。
エレベータに引き連れマスクからメモを手渡される。
字が汚いので双熾が代筆していたと話す。

戻ると双熾に、君だったのか。
いいえ、気づいて下さったのは凛々蝶様です。
凛々蝶を抱きしめる双熾。

---最終回　「二人になった日」---

双熾の過去が明かされました。
先祖返りって、大事にするあまり、異常な状態で
　育てられるのですね。
凛々蝶や双熾に関してですが・・・

どうして今の様な双熾が出来たかが分かるエピソード
　でした。
実質的な最終回ですね。

最初は蜻蛉のために想像上の個性で手紙を書いて
　返信していた双熾が凛々蝶に感化され
　自分の事を書いていた。
それを認めて理解してくれた凛々蝶。
そして現在の様な凛々蝶様命の状態に
　なった双熾でした。

家を出て青鬼院家に滞在していた双熾、
　その間の御狐神家は栄えていたのだろうか？
もう、あの家には帰れないだろうね。