宇宙兄弟 日テレ（5/27）#09

第9話　それぞれの覚醒

公式サイトから
ＪＡＸＡの３次審査を受けるため日本へ帰国することとなった六太。しかし嬉しいはずのその表情は硬く、飛行機の中でも悪夢にうなされてしまっていた。それ は帰国前、部屋で偶然みつけてしまった日々人の『遺書』が理由だった。宇宙でも事故は起こりうる。そのことは知っていた六太だが、実際に自分の弟が死を覚 悟しているというのはショックだったのだ。
　心に重い荷物を抱え実家に帰ってきた六太は、ノンキに出迎える父と母の様子に、つい苛立ってしまう。
「そんなノンキでいいのかよ、日々人は言書まで書いてんだぞ！」
父 も母も一瞬表情を曇らせるが、すぐにいつもの調子に戻る。『あんたも飛行士になったらいずれ書くのよ！　死んでから恥かかないように、今のうちにきれいな 字を練習しときなさい』と、六太に書道をすすめるほどだ。六太が圧倒されているところ、ちょうど携帯のアラーム音が鳴る。もうすぐ日本の夜空にＩＳＳ（国際宇宙ステーション）が通るのだ。
　子どもの頃と同じように、丘にＩＳＳを見に来た六太。ＩＳＳはもうボロい宇宙船。にも関わらず、それ ぞれの覚悟を乗せ、まだ現役で働いている。六太はこれまで、その姿が見える１～２分間に何度も救われてきたという。父も母もノンキに見えるが、実はあれで もう覚悟ができているのだ。決意の瞳で空を見上げる六太。
「俺にも、その時が来た！」
　数日後。六太はケンジと合流し、 合格祝賀会へと向かっていた。せりかも合格しており、それぞれ宇宙への希望を語りはじめる。ケンジは火星へ、せりかはＩＳＳに搭乗したいのだという。しか しＩＳＳはもうすぐなくなってしまう船。せりかがそれを知らないはずはない。疑問を持った六太は、せりかと仲の良い青竹に話を聞く。せりかは父の遺志を継 ぎ、不治の病の新薬を作りたいというのだ。それが唯一できるのが、ＩＳＳ・きぼうモジュールなのだと。六太は唇を噛みしめた。『自分には宇宙に目的がある のか――？』と。

日々人が隠していた手紙、それは遺書だった。
事故は0ではない。
宇宙に行くには覚悟が必要なのだ。
どうせ適当に書いたと考えて自分に言い聞かせる。

帰ると陽気な両親、父親の物真似を見せられる。
遺書を書くのは決まりだからと気にしていない。
六太も書くのだからと書道セットを持ち出す。
昔書いた書は毛玉でシュールだ。

ISSの通過時間になり丘に走る六太。
子供の頃の日々人と二人で見に行っていた。
その頃、日々人は実際にISSと通信していた。

ケンジの家族と食事をする六太。
奥さんが美人で羨ましい？子供も可愛い。
でも宇宙に行くと2年半は会えない、娘は父親の
　ことをどう思うのか不安なケンジ。

合格祝賀会が居酒屋で開かれるので二人で参加。
Bチーム15人のうち5人が合格した、ケンジ、せりかも
　合格。
ドリフの高木ブーそっくりさんと仲本工事そっくりさんも
　居ましたね。

宇宙飛行士になったら行いたい業務を尋ねられる。
せりかはISS勤務と答える。
彼女が宇宙に行く頃には廃棄されるはずなのに。
青竹に尋ねると父親が亡くなった不治の病。
その新薬を作るには無重力のISSしかないらしい。

せりかやケンジには確かな目的がある。
自分には何もないと落ち込む六太。

---次回　「バスバス走る」---

子供の頃から人工衛星ISSが通過するのを
　眺めていた六太と日々人。
しかし、せりかは廃棄されるであろうISSでの勤務を望む。
それは父親が亡くなった難病の新薬開発と覚悟が
　自分とは異なることに落ち込むのでした。