黄昏乙女Xアムネジア チバテレ(5/27)#08

8ノ怪　追憶乙女

あなたは誰？
私あなたのこと忘れたかもしれない。
初めまして貞一君、そしてさようなら。
止めて触らないで。
きっと、あなたは私を苦しめる人だから忘れた。
もう会わないほうが良い。
その足どうしたの？もしかして私？
やっぱり会わないほうが良い。

夕子が記憶を失くした？
記憶を切り離しているんだ。
今の夕子はお前を遠ざけようとしている。
一種の健忘、アムネジアだ。
あの天真爛漫な性格はそうやって作られている。
人格は過去の経験で決まるということだ。
お前はどうするのだ？
夕子と拠りを戻すかだ？
何なら私が髪を伸ばして夕子の代わりをしてやろうか？
良く似ているはずだ、冗談だよ。
私だって女の子だと言った癖に。

一人悩む貞一、夕子を見かけても話しかけられない。
ももえが貞一の世話を焼く。
一緒にランチを食べさせてもらう。
部室には行きづらい。
2人の様子を見守りながらイラつく霧絵。
本当にそれで良いのか？
本当に終わったんだな？
私はな、憧れていたんだぞ。
貞一を掴む霧絵を突き飛ばす何か、鈴の音が聞こえた。

怪異調査部の日誌に夕子の落書きを発見する。
夕子さんと口にするのは何日ぶりだろう？
もしかして夕子さん居るのですか？
ももえの友人が貞一を品定めする。
誰かのために頑張る新谷さんが格好良いです。
新谷さん、好きな人はいるのですか？
うん。
分かっています、分かっていたけれど
　頑張ってみました。
行ってらっしゃい。

記憶が夕子さんの心なら、これ以上忘れて
　欲しくないんです。
部室に向かう貞一を引き留める霧絵。
僕の気持ちが確かならもう一度見えるはずです。
そして僕は夕子さんに忘れられたくない。
部室で夕子さん、夕子さんと叫ぶ貞一。
何？
一緒に来てください。
あなたは誰？
僕は新谷貞一です。
本当に知りたかったのは夕子さん自身のことです。
どうして？
それは夕子さんが好きだからです。
思い出して下さい。
躓いて夕子に覆いかぶさる貞一。
また触ってくれた。
初めて触れたところを。
全部覚えてるよ。
貞一君大好き。

双だったのですね、新谷さんは旧校舎の幽霊、
　夕子さんが好きだったのですね。
私なんかが叶うわけないですよね。
僕は夕子さんが好き。
貞一君大好き。

夕子が新谷の記憶を切り離していたというなら今まで
　記憶は何処にあったのだろう？
鈴の音が聞こえる。
貞一を掴む霧絵を突き飛ばした時と同じ。
影夕子が霧絵に近づく、あなたは誰？

---次回　「怨念乙女」---

記憶が入れ替わる夕子と影夕子？
貞一を突き飛ばしたのは入れ替わっていた？
貞一の記憶も失くしたと思われていた夕子。
でも貞一の告白とタッチで思い出しました。
ここは貞一を階段から突き落としてしまったので、
　その記憶を忘れようとしたから？

小此木ももえは、負傷した貞一を助けて遂に
　告白、好きな人はいるのかと。
ここでうんと言われて分かってたんですと笑うももえが
　ちょっと可愛くて、切なかったですね。

霧絵も髪を伸ばして夕子の代わりになると言うのも
　まんざら嘘ではなかったですね。
貞一がOKしてれば本当に髪を伸ばしていたでしょうねぇ。
でも胸がねぇ・・・夕子さんとそっくりではあるでしょうが。

さて、影夕子と夕子の関係は記憶と負の感情を
　受け持つ関係で良いのでしょうか？