宇宙兄弟 日テレ（12/02）#35

第35話　だだっ広い施設の、ほんの一角から

公式サイトから
日本に帰国した六太は、ひとり焦っていた。
やるべきことはやり尽くし、もう運に頼るしかないにもかかわらず、
　とってもムダに運を消費してしまっていたからである。
幸運の犬・アポに祈りながら、六太はＪＡＸＡからの電話を待っていた。
そしてケンジもまた、家族と一緒に合格発表を待っていた。
『この一本の電話から、俺の毎日は変わるかもしれない』そう思いながら――。
宇宙飛行士を目指すまで、ケンジは仕事にいつも物足りなさを感じていた。
ケンジの仕事は光化学研究所の職員。
毎朝目覚ましが鳴る前に起き上がり、いつも同じバスに乗って会社に向かう。
仕事も好きでやっていることで、当然楽しくて誇りも持っていた。
職場は郊外で朝のラッシュとは無縁だし、定時にも帰宅できて恵まれた環境ともいえた。
けれど、ケンジは満足していなかった。
いつも同じメニューの食堂、グレーの地味な作業服、どこか向上しようとしない同僚たち。
それらに囲まれたままの自分は、子どもの頃に描いていた、カッコいい大人とは違っていた。
『このままここを一生の仕事場と決めてしまっていいのか？』
なんのひっかかりもなく、自分の仕事はこれだと堂々と言えるのだろうか。
ケンジはずっとモヤモヤを抱えていたのだ。
そんなある日、宇宙飛行士募集の広告を、妻のユキが見つけてくれた。
大学時代から一緒にいるユキは、ケンジがずっと宇宙へ行きたいと
　思っていたことを覚えていてくれたのだ。
記事を切り抜きながら受けるか迷っていると、ユキが言った。
「受けた方がいいね、受けないよりは」
その日からケンジの意識は変わっていった。
宇宙飛行士を目指すことで生活サイクルも変わり、毎日に張り合いができたのだ。
『俺はあの場所を飛び出したい。だだっ広い施設の、ほんの
一角から――俺のモヤモヤをぶっ飛ばせるほどの場所へ――！』
そして３月１５日、ケンジはＪＡＸＡから合格発表の電話を受けた。
結果は――見事に合格だった――！！

12時から最終選抜試験の結果がJAXAから連絡される。
お昼は焼きそばだと話す母。
かつ丼とかじゃないの？
合格したら夜にはケーキを買ってあげるから。
それは母ちゃんが食べたいだけじゃないの？

星加は？
会議で遅れていると聞いて今頃ウズウズしてるだろうと思う鶴見。
これから各自に電話で合否を連絡する。

まずはケンジに連絡する鶴見。
6時30分に起きて郊外の職場に通う毎日。
これが俺の一生の仕事ですと言えるのか？
妻のユキとは大学時代に知り合った。
エベレストに行くケンジ、本当の所は行ってみないと分からないよ。
ユキと一緒にエベレストに登った二人。
卒業旅行に行こうと言った時に、行きたい所は宇宙しか残っていない。
ヒューストンの現役宇宙飛行士の採点とJAXAでの閉鎖ボックスでの
　得点を数値化して・・・

宇宙飛行士募集の記事を見つけてくれたのは妻だった。
見事に合格したケンジだった。

---次回　「踊る宇宙飛行士」---

まずは8名中の1人目、ケンジが合格しました。
大学時代から社会人として働く間に感じた何か。
このままで良いのか？
もっと弾けたいと思うケンジ。
実際に行って見ることが大切とエベレストに登った経験がある。
今度は宇宙と話したことを妻が覚えてくれていたのでした。

そしてチャレンジしたケンジ。
見事合格です。
サブタイトルはケンジの職場の事でした。

次回はせりかさんのようです。
ということは六太は次次週なのでしょうか・・・
結果だけじゃなくて経緯など色々説明があるのですね。