宇宙兄弟 日テレ（2/10）#44

第44話　3人の宇宙飛行士

公式サイトから
自らの状況を重く受け止め、死を覚悟した日々人。
しかしその直後、思わぬ所で大先輩・ブライアンが残した宝物に出会うことができた。
だがすでに酸素残量はゼロ、酸素不足の息苦しさから、
日々人にはまたもや幻聴が聞こえていた。
『助けてやろうか？　ヒビト』
薄れゆく意識、その中で見つめた先には、なんとブライアン・Ｊが立っていた。
『来てやったぞ、ヒビト。この大先輩ブライアン・Ｊが――』
そして歩いてくるブライアンの背後にも、何かが見えてきた。
それはプレートに『ＢＲＩＡＮ―０３』と書かれた、酸素を生成できる
　ローバー・ブライアン３号。「やっぱり……来てくれるんだな、あんたは」
こうして日々人は、今にも気を失いそうな状態の中で必死に手を伸ばし、
　なんとかブライアン３号から酸素をもらうことができた。
ＮＡＳＡのコントロールセンターでは、日々人の無事を確認し、ほっとした
　様子のクラウドが吾妻に話しかけていた。
実は吾妻は、六太の判断を信じ、自ら指揮をとって２０キロ離れた場所に
　ブライアン３号を移動させていたのだ。
「アズマ……君のおかげだ。君がここにいてくれたから、ヒビトを助けられた」
クラウドの言葉に吾妻が返す。
「俺の判断じゃないですよ。ヒビトの兄の判断です――ナンバムッタ。
もうすぐ、我々の仲間になる男です」
２日後――。ずっと日々人を心配していた六太は、ようやく交信を許され、
ＪＡＸＡのモニターに向かっていた。
画面の中の日々人は意外にも元気そうで、自分は３人の宇宙飛行士に
助けられたと言う。
１人目は月面に人形を置いてくれ、自分を呼び止めてくれたブライアン・Ｊ。
２人目は指揮をとってブライアン３号の自分のもとへ送ってくれた吾妻。
そして３人目は、ブライアンの行き先を示してくれた六太だ――と。
「ありがとな、ムッちゃん――俺らは生きて、一緒に月面に立とうぜ」
日々人の言葉に、目頭を熱くさせた六太が答えた。
「バカヤロウ……当たり前だ――」？

ついさっきまでは死のうとしていたと考える日々人。
BRIAN-03号の酸素で九死に一生を得た日々人。
吾妻、君のお陰だ。
JAXAの案は最悪を想定していました。
私の案じゃないですよ、難波六太、もう直ぐ我々の仲間に
　なる男です。

日々人は無事だと星加さんから聞いて、ようやく安心して
　涙が溢れてきた六太。
ビートルが日々人を発見して救助する、ダミアンも。
1980年冬のNY、宇宙服人形が欲しいブライアン。
俺らが宇宙へ行ったとき、月面に並べようぜと
　兄のエディが約束する。
その人形が月面に置かれていた。
ブライアンJにはいろいろ教わったな。
極めつけは自分を大きく見せるコツ。
好きだった、最高の宇宙飛行士だ。

ムーンベースで眠っている日々人、ダミアンは手足が
　凍傷になっていたが切断はしなくても良い。
3か月で治るわよ。

2日待ってようやく日々人と話せるJAXA。
六太が話しかける。
危険な目に逢ったりしていないか？
大したことはないよ、いたって平和だ。
深めの谷に落ちた、そこから見た星は最高だったよ。
あれは六ちゃんも見たほうが良いね。
俺の酸素が切れてヤバかった。
後で聞いたが、3人の宇宙飛行士に助けられたらしい。
ブライアンJが呼び止めてくれた。
吾妻さんが酸素生成器を送ってくれた。
そして・・・その場所を指示したのが六ちゃんだ。
ありがとな、六ちゃん。
俺らは生きて一緒に月面に立とうぜ。
バカヤロー、当たり前だ。

---次回　「5人の青レンジャー」---

日々人が無事だと聞いて涙が溢れる六太。
安心して、ようやく緊張が解けた感じですね。
それまでは大丈夫だと言い聞かせて来たのでしょうね。

ダミアンも無事でした。
会話する二人、良かったとも言わずに危険な目に
　逢ってないかと控えめに尋ねる六太。
日々人の性格を知るだけに六太も多くは尋ねない。
照れくさいのか、遠くから話し始めてようやく
　核心に迫って話し始める日々人でした。

静かだけど確かなありがとうでした。