まおゆう魔王勇者 TokyoMX(3/01)#09
第9話 私は”人間”だから
公式サイトから
馬鈴薯は悪魔の実、指導なされた農法は邪教のものだとして、
紅の学士は異端認定され、中央へと引き渡されることになってしまった。
魔王に扮したメイド姉は
勇を鼓して使者につき従うが、紅の学士を
慕う村人たちが大集結する中で、メイド姉としてのこれまでの
思いのたけを語り始める。変革が起きようとしていた…。
中央が動き出したようですね。
教会の威信低下を回復すべく3回目の聖剣遠征軍を
企画しているものと思われます。
中央が唯一操れた白夜王は敗戦責任から失脚同然。
冬寂王が英傑として人心を掌握して代頭してきた。
紅の学士の出現で食料は十分に生産されるようになった。
同盟として動くには、新たな10人委員会組織しないといけない。
氷の国の外交官が到着した。
今の10人委員会を見張って欲しい。
学士様は女神様だと言う村人まで居て慕われている。
毎日、食卓に届け物が並ばない日は無い。
勇者を信じて待っていろと勇者も女騎士も準備のために
メイド姉を残して部屋を去る。
一人になると何にもできないと囁くように泣き崩れる。
中央教会の使者が到着する、冬寂王も到着。
広場には凄い数の村人が集まっていた。
近隣の村からも人が集まった様子。
異端の紅の学士、引き渡しを要求する。
この者は悪魔の使いと手錠を施し鞭打ちを始める。
私は魂を持つ者として皆さんに話さねばならないことが有ります。
私は農奴の娘として7人の3番目に生まれました。
でも残ったのは妹と2人だけでした。
運命の転機が訪れました、優しく指し延ばされた手を
拒まなければなりません。
それは私が人間だからです。
願うこと、考えること、働き続けることを止めてはいけません。
光の精霊様は魂の欠片をもって自由を与えて下さいました。
完全な人間は作らず、より良きものになろうとする自由、
毎日少しずつ頑張れば喜びを得られる。
考えない人間は虫です、私はもう虫には戻らない。
この異端の売女に石を投げろ。
家族を守るため、自分を守るために石を投げる判断をしたなら
投げることも必要でしょう。
でも他人の意見に流され、自分で考えない人は虫です。
異端は明白だ、今ここで首を刎ねろ。
使者たちに石を投げる村人たち。
メイド姉が変身した学士の首を刎ねようとするが冬寂王が
剣を防ぐ。
私は中央の言うがままに考えずに行動していたことを
恥ずべきことだと娘に教えられた。
今ここに高らかに宣言しよう、我が冬の国は紅の学士に
正式に保護を与える。
湖畔修道会は紅の学士を聖人と認める。
世界の全てをいずれ手にする僕に、
なぜ、この者を捉えた、我が刻印の一人よ。
蒼い皮膚の魔族の青年。
言葉だけで軍隊を退かせられるとはビックリしたよ。
世界を引き裂いたのは私、それは許されない罪。
世界に永遠の平穏を、全ての人々に救済を。
そして願わくば再会を。
---次回 「この物語は、だ肉だけではないのじゃ。」---
メイド姉の演説は人々の心を捉えたばかりではなく、それ以上に
冬寂王の心をうちました。
中央教会の決定に逆らうことになった冬寂王と湖畔修道会。
これは厄介なことになりそうです。
今後は、より一層の嫌がらせに頭を悩ませそうですね。
メイド姉はメイド長を先生と呼びたい程に尊敬しているのですね。
いつも思い出す顔はメイド長ですからね。
冒頭の青年商人と辣腕会計、貴族子弟の相談は
同盟を実行するため活動を開始する様ですね。
彼らの行動は何かを画策しそうで気になります。
刻印王、光の精霊の言葉と出現は唖然となってしまいます。
いきなり登場して意味不明の言葉を喋られても・・・
次回のサブタイトルはメタ発言?
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メイド姉が悩み、考え、人々と接し、得て来たもの。
すばらしい演説でしたね。
本当に大変なのはこの後でしょうけど、それは冬寂王達が頑張ってくれるでしょう。
中央はどう動くでしょうか。
中央が教会の威信低下を回復すべく三回目の聖鍵遠征軍云々
こういうのって何かしら勝てる見込みがあって遠征軍を企画してるんでしょうかね。
負けたら威信はさらに低下するでしょうに‥。
青い肌の人は‥‥?
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9話目、今回の半分はメイド姉の演説ショーでしたね(苦笑)。でも重要だったのはサブタイトルとされた台詞よりも、夜になって身内だけで集まってる時に勇者がメイド姉に 「マジで凄ぇと思った・・・言葉だけで、軍隊を引かせられるんだな」 と告げたことでしょうかね。スピーチやネゴシエーションが重要な武器になると彼女自身に悟らせることになるわけですから。 それにしても、このポッと出のアンちゃん誰?EDクレジットには“刻印王”とありましたけど・・・Cパートでのファンタジーな空間でのナレーションっぽい台詞といい、魔族側... [続きを読む]
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自分が過去に受けた悲劇、試練、恩寵、加護、尊敬…。
聡明で謙虚なメイド姉は、「私は貰うばかりで、何もできない」と自分の不甲斐なさ、無力さに泣き続けた彼女が、やむにやまれぬ想いから発した自らの心。
「だって私は人間だから!」の叫びから原作読者には「人間宣言」と称される、この作品前半最大のクライマックスでした。
この世界での底辺に近い農奴の娘だった少女の叫びだったからこそ、市井の人々の胸に響く。
原作では冬寂王だけでなく、「例え教会でも!」のところで、最初から要求を突っぱねなかった女騎士の自らへの悔恨も表現されています。
「私は蟲を軽蔑します」は第2話でメイド長が言った言葉と同じ言葉でもあります。
その第2話でメイド姉は直感し、メイド長に「私は、貴女が運命だと思います」と伝えたのです。
“師”と慕うから仕草まで似たのでしょう、第4話で女騎士に言われるくらいに。
そして彼女の叫びは、「農奴解放」という大きな時代のうねりとなります。
ここから冬寂王をはじめ、同じ南部三国通商同盟の鉄腕王(「鉄の国」の王)や氷雪の女王(「氷の国」の女王)といった王族からも一目おかれるようになるメイド姉。
今後、今回のアニメでは出てきませんが、彼女は自分の道を更に探す為に自らの足で一歩を踏み出します。
メイド姉役の戸松はドラマCDに続く2度目の「人間宣言」。
台詞内での力加減をより考慮した演技でした。
そして、やはり映像があるとよりインパクトがあり、BGMもグレードが上がっていました。
今回の分に関しては、アニメ化されて良かったと…泣きました。(涙)
刻印王と光の精霊様登場にはビックリしました。
刻印王は、魔族内での反魔王派の急先鋒・蒼魔族の王です。
光の精霊は、この世界の信仰の対象で、中央聖教会や湖畔修道院がその教えを布教している存在です。
しかし2人とも原作での登場はまだまだ先の話。
しかも光の精霊の「そして願わくば再会を」の台詞は、最終巻の第5巻にならんと意味がわからない。
アニメから入った人は絶対「ポカーン」ですよ。
なお、光の精霊の前に現れた頭に飾りを着けた者達は歴代の勇者達。
特に今の勇者のすぐ後に現れた女勇者は、執事の爺さんが一番逢いたい人だろう。
爺さんが今の勇者の前に、共に戦った勇者が彼女。
その物語は、外伝「エピソード0 砂丘の国の弓使い」で語られます。
投稿: ふれいく | 2013年3月 3日 (日) 03時42分
今まであまり気にしていなかったので、此処に来てようやく中央と
地方の隔たり、対立が明確化して世界感が見えてきた感じです。
冬の国は地方で命令される立場、商人や教会は中央で命令して
搾取する側なんですね。
当初はシムシティのような感じで村作りから始まって冬越し村が
成長していくのかと思ったら、それだけではなく、既に国も
世界もあるのですね。
まあ村が成長して近隣諸国や中央とも関わって大きなうねりとなっていく。
そういう意味では必然なのでしょうが・・・
魔族もヨーロッパから見たアフリカのような存在に近いのでしょうね。
異種異様な存在だけど人間とは変わらない感じで描かれているのでしょうね。
西洋史に疎い人間には世界設定を理解するのに時間が掛かってしまいました。
メイド姉の言葉には宗教観が混じっているので
なじみの無い人間には分かり難いというか回りくどい
話になっていると感じました。
投稿: 管理人 | 2013年3月 3日 (日) 10時04分
小さな村の改革から始まっているので、「シムシティ」を連想されるのはなんとなく理解できます。
私は国単位のイメージが強かったので、個人的には「シビライゼーション」の方が近いかなと感じました。
人間界は中世ヨーロッパ、魔族はアフリカよりも中世イスラム圏をイメージさせていると思います。
聖鍵遠征軍なんてイメージはまさに十字軍ですからね。
原作者の橙乃ままれは、この「人間宣言」の場面を書く際に、ここが作品のキーになると考えて、古今東西の名演説を片っ端から読んで文言を考えたそうです。
それこそ「キリストの受難」やリンカーンの「奴隷解放宣言」、キング牧師の「黒人解放宣言」等々。
メイド姉が“光の精霊”への信仰心を持っているので、宗教観のテイストが入っているのはしょうがないのでしょう。
そして“自由”を謳歌している現代ではわかりづらく感じても、仕方ないのでしょう。
商人…というか、「同盟」は中央からも搾取しています。
とは言っても、「同盟」内も一枚岩ではない為、青年商人は「同盟」内部の勢力把握や自ら考える策の準備をする為、今や「氷の国」の外交官となった貴族子弟に協力を求めたのです。
「キョトンとした顔をして死ぬ事はない」
第4話での女騎士の教えを受けた貴族子弟の答え。
既に南部同盟3国に散った魔王や女騎士の教え子達、“紅の子弟”3人集。
これから、表に出る形で、又は裏に回る形で彼らも活躍を始めます。
メイド姉と合わせ、魔王が人間界に蒔いた種が芽吹きだし、それぞれが“勇者”になっていきます。
そんな次回、公式で「特番だよ」の告知。
だからあんなサブタイトル。
まあ、中央だ、南部同盟だ、魔界だ、開門都市だと舞台が広がり、登場人物もやたら増えているので、関係を解説してくれる話らしい。
早い話、ここまでの総集編らしいんですが、当初の予定にはない回です。
やっちゃったかな、スタッフ…。
ただし、ナレーションは御大・永井一郎さんと発表されています。
ドラマCDでも「語り部」として参加されていたので、内容はぜ~んぶわかってらっしゃる。
で、永井さんの語りの様子からあんなサブタイトルにしたとは思うのだが。
永井さん起用に関しては原作ファンを配慮してくれてるんですが…。
投稿: ふれいく | 2013年3月 3日 (日) 13時01分
次回は、内容が使い回し映像ばかりなら、落としたのでしょうね。
結構、モブキャラや引きの絵はやっちゃってたらしいですからね・・・
国営放送が買いつけていたら、そんなことも無くもう少し
良い環境で作成できていたのでしょうねぇ。
ナディアは5社が搾取してGAINAXの取り分が1話1千万円だったらしいですから・・・
教育は大事と活版印刷を作ったのですから、女騎士が教育した3人が
活躍するのですか。
それは楽しみですね。
中央の説明や教会の説明があると良いですね。
それと冬の国と近隣諸国の関連性や位置なども分かると良いなと思いますね。
他でも端折り過ぎていると批判もありますから良い説明回になると良いですね。
投稿: 管理人 | 2013年3月 3日 (日) 22時01分
農奴として来た姉妹の一世一代の大演説でした。
すごい回でしたね。さすがに心が震えました。
それは王様も一緒で、あそこで王様が助けに入って演説したシーンがとても良かったです。
投稿: かめラスカル | 2013年3月 9日 (土) 07時34分
宗教観を含めたので分かり辛い演説だとは思いましたが、彼女が
主役のストーリーでした。
一世一代の大演説ですよね。
王様も修道会も感動したのは良いのですが、このあとの
中央との軋轢が大変そうです。
魔王が居なくなると堕肉成分が足りなくなるのですよねぇ・・・
投稿: 管理人 | 2013年3月 9日 (土) 09時19分