宇宙兄弟 日テレ（5/25）#59

第59話　誓いのサイン

公式サイトから
宇宙飛行士候補生の訓練、カムバックコンペティションの準備を
する中、なぜか六太は、サポート役のパラシュート技術者、
ピコ・ノートンから飲みに行かないかと誘われる。
酒の席には候補生たちの教官であるビンセント・ボールドもおり、
どうやら２人は、失敗に前向きな六太を、共通の親友・リックと
重ねているらしかった。
リックとピコとビンスの子供時代――。
３人の夢は、いつか自分たちでロケットを作り、宇宙へ行くこと。
それは、『いつか宇宙へ行く』と毎日誓いを交わすほど、熱心だった。
しかし親や教師たちは、３人の夢に反対していた。
将来は鉱山で働くよう強く説得していたのだ。
ピコとビンスは反抗することが出来ず、宇宙への夢を諦めると言い出す。
『テンションの上がる仕事じゃねえが……鉱山技師も悪くない』
『宇宙への夢は最初から俺たちにはでかすぎた』
２人の諦めの言葉を聞き、リックは激高した。
『こんなど田舎の街で宇宙に本気で憧れた３人が出遭えたんだ。
俺はそれだけでも、奇跡だと思ってた。
拳を合わせる気がねえんならもういいよ。勝手に鉱山でも
どこへでも行ってくれ――俺は絶対諦めねえからな』
それ以来、３人は決別してしまった。
そして――。
ビンスとピコが進学の説明会に出席した日の午後、リックは
事故で死んでしまった。
乗用車に乗っていたリックは凍結した路面にハンドルを取られ、
そのまま湖に突っ込んでしまったのだ。
ピコとビンスは、この日のことを死ぬほど後悔した。
後悔という言葉では、全く足りない程に――。
ＩＳＳが来る日――ピコとビンスは夜空を見上げていた。
「テンションの上がらねえことに……パワー使ってる場合じゃねぇ………！」
「迷ってるヒマなんてない。人生は、短いんだ……！」
ピコとビンスは拳を上げ、『宇宙へ行く』という誓いのサインを、力強く交わすのだった。
そして、現在――。
大会当日を迎えた六太たちＥ班は、また新たな試練にぶつかってしまい――

ピコとビンスは町の鉱山で働くことを父親から求められていた。
遂に工業専門学校に進学することを決めた二人。
3人の目指す先は宇宙を向いている、誓いのサインの意味だった。
リックは一人、宇宙を諦めていなかった。
鉱山の説明会の日にリックは交通事故で亡くなった。

こんなド田舎で宇宙を目指す3人が逢えたのは奇跡だ。
二人を兄弟だと思っていた。
リックの死に2週間学校を休んだ二人。
テンションの上がらないことに時間を費やしている暇はない。

吾妻が月面基地に合流した、酸素生成のブライアンを日々人の
　元に送ったのは吾妻だ。
深々とお辞儀する日々人。
吾妻が微笑みながら肩に手を掛けて握手を求める。

ビンスには軽く説教された六太。
発熱は体調管理の失敗、新田と携帯電話を探したのは無謀。
E班は一番アクシデントが多かった、一番成長したと思う。

ピコが大会会場で六太とケンジを呼び出した。
昨夜、局地的な雨が降ったらしい。
スポンジタイヤは砂漠では最強だと思ったのにな。
トップの発射まで残り1時間。

---次回　「海人と宇宙人」---

ピコとビンスの過去ストーリーでした。
友の死が諦めかけていた宇宙への夢を再燃させたのでした。
六太の言葉がリックと同じだった、それでバーに呼ばれたのでした。

コンペの当日、ピコが教えてくれた情報。
砂漠に雨が降った、スポンジタイヤが水を吸収したら重くなって
　不利になる。
最悪回転しなくなるかもしれない・・・。
一難去って、また一難の六太です。