宇宙戦艦ヤマト2199 TBS(6/16)#11
第11話 いつか見た世界
小マゼラン銀河、ガミラス軍とガトランティス軍との戦闘。
指揮はドメル将軍、宙域の敵の7割を撃破。
ディッツ提督からの連絡でガミラス帝星に戻って
勲章を授与されることになったドメル将軍。
メルダを身体測定する佐渡先生。
DNA配列も同じメルダは皮膚が青いだけで人間と変わりない。
彼女は開放すべきだと古代が主張する。
単機ではワープできないので戻れない。
艦内にはガミラスに肉親を殺された者がたくさんいる。
そんなことは無いと信じているが、要らぬ暴動を起こさせない
ためでもあった。
メルダへの対処は変更なし、尋問は古代が行うこと。
俺たちが先に開戦したと主張したメルダを信じられないと
山崎に話す機関部の藪。
新見のカウンセリングの予約時間。
尋問する古代をモニター越しに眺める保安部伊東。
そこに山本も同席する。
僕達は協力し合えたのは事実だ。
我々は約束を違えない。
バラン星を目指すヤマト、ユリーシャの行程表に記されていたらしい。
山崎機関士が島航海長を呼び出す。
指令部からの箝口令を解く。
ガミラスとの最初の遭遇、芹沢が発砲命令を降せと
沖田に指示する。
それを履行しない沖田を解任する。
ムラサメ艦長の島に発砲命令を降す。
逢えなくガミラス艦に撃破されるムラサメ。
ムラサメの乗艦していた山崎は脱出カプセルで無事に救助された。
信じない、受け入れられない島。
山本に特別な感情があると話しかける森。
森はメルダの事だったが、古代の事と思った山本。
ガミラスの前線基地があると思われる宙域でメルダを釈放する。
メルダの戦闘機とコスモファルコンが出撃する。
一騎打ちの山本、しかし山本機はエンジントラブル。
メルダに救出され、6日間の営倉入りが命じられる。
しかし不思議とスッキリとした気分らしい。
4日間の食料を携行して釈放されるメルダ。
君は良い腕をしていると伝えてくれ。
メンタリティは同じだな。
---次回 「その果てにあるもの」---
ガミラスに手厚いストーリーを加えた今作、遂にやりましたね。
最初に発砲したのは地球艦隊。
これは薄々思っていました、ガミラスを描けば地球が悪者になるかもと。
今回もガミラスの捕虜を解放するまでの旧作をベースに、
島や山本の暴走を加えたストーリーでした。
完全に大人、良い子の古代ですから旧作での彼の役割は
今シリーズでは山本が担っていますね。
山本のドッグファイトでコスモファルコン無断使用は良く
見つからなかったなと、誰の機体だろうか気になります。
OPは「さらばの」彗星帝国ガトランティスとガミラスの戦闘。
ドメルが勝利していましたね。
そして中間地点の目標、バラン星が初登場ですね。
新見のカウンセリングを受ける藪が気になる点でしょうか。
今回のヤマトは乗員が999名、旧作は114名。
旧作よりも多少大きく設定しているとはいえ、この増員は
居住空間に問題は無いのだろうか?
船の航行には3交代制が望ましいのは分かりますが、
350名程度にしておけばよかったのに。
それとも、あの計画の名残なのでしょうか・・・。
今回はファンサービスで設定だけで未使用の、ジム、
映画鑑賞室、大浴場を描いた回でもあるのですね。
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まずは、サブタイトルの考察を入り口に書いていきますね。
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そもそも旧ヤマトと同サイズで2199版ヤマトより小さい戦艦大和で、乗員は2500人~3300人。2199版ヤマトと同じ全長の現代のジョージ・ワシントン空母で5000人以上なので、2199版ヤマトの999人はむしろものすごく少なく、居住スペースにも余裕があります。
投稿: | 2013年6月16日 (日) 21時08分
それは波動エンジンから艦首の波動砲の部分と艦載機40機を搭載しない場合では
意味があると思います。
100人は余裕でしょうが、旧作は大和工場とか変な施設も多いですよね。
空母ってどれくらいの兵装を持っているのでしょう。
空母の横幅はかなり大きいのではないでしょうか?
容積で比べるのが良さそうですね。
それと一概に比べるのも難しいですよね。
旧作も全長が大和と同じ265.8mの設定から330mまで色々な設定があったりします。
艦載機40機の場合では全長500mは必要だとWikiにも記載されています。
投稿: 管理人 | 2013年6月16日 (日) 22時04分
オリジナルではある意味”政治”不在の世界でした。シュルツが何故彼らは降伏しないのだろう?と言ってましたが、それが政治の世界の「常識」というモノです。
「2199」においての「火星沖海戦」の直後が”最後のチャンス”だったでしょう。あの時点なら交渉の余地があったかもしれません。つまりガミラス側からの”譲歩”を引き出せる可能性があったという意味です。
こう考えるのは、今回の地球政府の対応を見るからに「先制攻撃」の決定が如何にしてなされたのであろうか?という答えを考えれば、”無知”な政治家が「出会い頭のここでガツンと一発かましておけば、後々の”交渉”時に有利に持って行ける」(おいおい)と考えたに他ならないと伺えるからです。
彼らはガミラスの事を”何も知らない”にもかかわらず、地球人と同等のメンタリティと社会性を持つと判断しました。彼らがガミラスのテクノロジを正当に評価しなかった点においてある意味、愚かとしか言いようもありませんが、残念ながら政治にはしばしば見られる事です。
それは「最悪の判断」でしたが、そうでも考えなければ「2199」の世界にあっては、あの地球の惨状は説明できないし理解しがたいモノになってしまいます。”駆け引き”が空回りした結果があのような悲惨な状況を生み出してしまいましたが、それでも敢えていうならば「2199」がオリジナルよりはリアルな世界であるとも言えるでしょう。
一方オリジナルはあくまでも”日本人”の世界観に基づいて作られています。戦争観もしかり。一方的に悪いのは相手で自分たちに落ち度は微塵もない。だから悪い事はみんな相手のせいだという、政治感覚の欠如したものの見方で描かれた世界観を象徴しているのが冒頭の「冥王星沖海戦」でした。
沖田艦長は勝ち目のあるはずもない戦闘に地球の全艦隊戦力をつぎ込み、予想通り完敗します。「勝ち負けなんか関係ない、地球人の意地と誇りを奴らに見せつけてやるんだ!」と言えば”格好”は付きますが、それは結局は”負け惜しみ”に過ぎません。
あのときイスカンダルからの使者が来なかったら?と考えれば、沖田艦長の行為は不毛そのものです。まさに太平洋戦争時(敢えてこう書きます)の特攻隊です。損害のための戦闘です。でも日本人は沖田艦長の行為に共感を覚えます。戦闘に勝てないのはガミラスのせいで沖田艦長のせいではない。これで日本人のメンタリティは納得します。悪いのはガミラス人だから地球人にはなんの問題もない。だからこれでイイのだ。
太平洋戦争で日本がアメリカに敗北した時も、日本人はそうして自身を慰めました。
自分のせいじゃない悪いの相手(だけ)だ。そうしておけば傷つかないから…。
今回の山本や島の描き方は明らかに”それ”を連想させます。心情的には分かる、と。でも、それで納得できたのか?出来るのか?
出渕監督は戦後生まれの今のヒトです。故西崎プロデューサーや松本零士とは世代が違います。なぜ?という問いを投げかけます。
どうすれば良かったのだろう?
古代は大人にならざるを得ません。信念と疑念の両天秤のバランスを取って歩むのが彼の勤めです。重荷です、つらいです。でもそれが「2199」の”主人公”に課せられた使命なのです。
投稿: まさちゃん | 2013年6月17日 (月) 02時25分
BDか劇場で先の放送を御存じなのですね?
TV版では火星沖海戦を何も知らされておりません。
なので、それが何かも私には分かりません。
今回の芹沢宙将が何を思って、どんな判断と権限で指示したのかは
まだ良く分かりません。
なので語る言葉が無いので、攻撃命令に関しては触れておりません。
あれは政治的な発言だったのですか?
私には軍部の暴走にしか感じられませんでした。
良く知らない相手に交渉なしに攻撃するのは自軍を過大評価する
軍部にそっくりに思えました。
それだけに私には時代錯誤に感じました。
旧作は時代性が大きく影響していると思います。
あの時代はあれが良かった時代だったと。
主役?の古代って悩んでいるように私にはあまり感じません。
大人として振る舞うために感情を飲みこんでいるだけで下手をすると
あざとく感じてしまいます。
出渕総監督の演出は全般的にあっさりしていて今風なのかも
しれませんがある意味平坦すぎる感じもします。
古代と同じような感じがします。
演出としては、オリジナル・ストーリーの9話が上手くハマった感じで好きでした。
投稿: 管理人 | 2013年6月17日 (月) 23時00分
冒頭のドメル艦隊vsガトランティス軍はサプライズと共にワクワクものでした。
BGMのアレンジも素晴らしかった。
確かに「火星沖海戦」は第2話で話が出てきただけで、その内容はTV版ではここまで語られていません。
火星絡みだと、「内惑星戦争」(地球と植民星である火星との内戦)が第7話で怜の過去話との絡みで語られたくらいですね。
ガミラスとのファーストコンタクトの話は、決定に至った詳細は描かれていませんが、軍部内の派閥抗争の産物と見ています。
芹沢宙将が沖田艦長を勝手にライバル視しており、これは設定でも書かれています。
沖田艦長が「内惑星戦争の英雄」、「火星沖海戦の英雄」と言われるのを面白く思っておらず、常に沖田艦長の意見に批判的なのは、これまでの表現を見ていればあからさまです。
第7話のラストでの新見女史への言葉も胡散臭さ満点でした。
いわば地球側の「ジョーカー」。
地球側も一枚岩ではない象徴。
それが芹沢宙将の役回りと思われます。
なんせ名前のモデルが「新撰組」の前身「壬生浪士組」の初代局長で、近藤勇や土方歳三達に暗殺された芹沢鴨ですから…。(ぇ)
真実を山崎から伝えられた島の鬱窟とした感情は、後々意外な形で現れます。
旧作にはない展開で。
メルダも後々再登場がありますよ。
次回はヤマト側としては今回の納め回。
徳川さんの島にかける言葉が重く心にきます。
そしてドメルの凱旋と共に明かされるガミラスの内情。
なんとまさかの松本零士漫画名物のあのキャラ(?)が登場します。
投稿: ふれいく | 2013年6月18日 (火) 01時14分
こんちわ~(^o^)/「火星沖海戦」に関してですが、本編の中でも断片的に言及されてます。例えば第二話で各国首脳のひとりが沖田の事を”第二次火星海戦の英雄”と言ってました。
火星軌道付近で大規模な宇宙海戦が幾度か実施されている事は確かですよ。ちなみにこの海戦で地球艦隊はガミラス艦隊を退ける(!)事に成功していますが、地球艦隊自身の損害も破滅的で以後、組織的な艦隊による攻勢は不可能になり、(いわば石ころに過ぎない)遊星爆弾の迎撃も行えなくなるほど地球の防衛戦力は疲弊の一途をたどってゆきます。
さらに言うと、「2199」では前史として地球とテラフォーミングした火星(植民地)の間で、「内惑星戦争」と称される戦闘(反乱?)が起こっていて、地球政府が武力鎮圧したようです。このへんは玲の生い立ちに絡めて語られてました。
で、私が思うにこの内惑星戦争による武力鎮圧の成功が、芹沢に代表される強硬派の台頭を招いたのかも知れませんですね。
さて、芹沢(とその一派)による(たぶんね)”先制攻撃”の件ですが、一方的に交渉もなくガミラスの攻撃を受けたと政府広報は報道してましたが、あれは絶対ウソです。ありえません。「2199」のガミラスは自ら”公明正大”を誇る大帝国です。事前に通告はあったはずです。もっともそれは”例の”「降伏かしからずんば死か」だったでしょうが。(^^;)
つまりこうも言えます。もし地球政府がファーストコンタクトを行ったにしても、実際にはガミラスの降伏勧告を受け入れるかどうか?というところからしか”交渉”は成り立たないという事になるわけです。(さもなくばガミラス侵攻による”人類滅亡”をうけいれるか)
さあそうなると芹沢のような”政治的”野心に満ちた、強硬派の男には耐え難い屈辱と映った事でしょう。先の「内惑星~」の成功など吹っ飛んでしまうどころか、良くても「ガミラスによる地球併合の表舞台に立った”軍人”」と言う”裏切り者”のレッテルを生涯背負わねばなりません。
で、彼は考えたわけです。ガミラスの先遣艦隊をここで迎撃してしまえたら?
彼は地球防衛の英雄として歓呼の礼を持って迎えられるでしょう。そうすれば軍のみならず、「地球政府の代表」としての野心も夢ではありません。モチロン彼だけの発想ではないでしょう。その場にいた軍のお偉方や地球政府の代表すらもその案は魅力的に映ったはずです。
先遣艦隊撃滅のその後は?、彼らは楽観します。異星人達は激烈な地球艦隊の猛攻に戦意を喪失し、地球侵攻を断念するに違いないと。またそうあって欲しいとも…。
彼らが政治家、軍人として生き延びるにはそうであらねばならなかったから。そして結果は…(>_<)。芹沢らの”無知”がかえってその”決断”を後押しする形になったのでしょう。
また、最悪の場合でも先に述べたように今後の交渉時の”カード”として無駄にはなるまいと。そう自分に言い聞かせての強硬(凶行)であった、と。
と、まあこんなカンジじゃなかったかと、ね。(^o^)
おそらく当時の芹沢は地球政府から全権を委任されるぐらいの立場にあったと思いますが、だから、それ故に彼はとりわけ「イズモ計画」頓挫後は藤堂長官の指揮下に甘んじるほかなかったわけです。でもこれってあんな大失敗したあげく、その責任も取らせず、まるで”栄転”扱いじゃないって思っちゃいますぞ。\(*`∧´)/ある意味”日本的”だなぁ。
よっぽどうまくごまかしたのね、まあみんな”グル”だから出来たとも言えるかも(-ε-)
投稿: まさちゃん | 2013年6月18日 (火) 17時27分
ガトランティスは空母艦だったようでドメル艦隊も苦しまなっかったようですね。
そう言われると、あのガトランティス艦の甲板が回転するシーンを思い出しました。
そしてドメルの後ろに居る、ドリルミサイルを発射する軍人さん。
名前よりもドリルミサイルのイメージです。
地球サイドも一枚岩ではない、設定で真実を隠すのはちょっと重いですね。
でも確かに真実は発表できないですねぇ。
No.2の芹沢宙将だから出来るのでしょう、密かに新見と暗躍するのは
それ程違和感が無いですね。
まあ大組織なら在りえるかな程度な感じです。
あのキャラは公式サイトのBDパッケージを見て笑いました。
確かにバラン星赴任時に肩に乗せていましたが、再現しても違和感あり過ぎですよ。
投稿: 管理人 | 2013年6月18日 (火) 18時58分
火星海戦に関しては沖田が英雄と呼ばれている事と
山本玲の兄が亡くなったことくらいしか気にしていないですね。
必要なら後ほど語られると思って今は気にしていないのですよね。
今回のガミラスは旧作と異なって侵略、支配が第一目的の様ですから、
降伏もしくは属国化が目的の交渉を行ったことはあるでしょうね。
丁度、植民地政策と同じでしょうね。
ただそれなら、いきなり武力行使も有ったかなとは思ってます。
そう考えるとどちらが先に手を出したかはあまり重要では、ないのかなとも
思ったりします。
芹沢宙将が色んな考えで暴走しても良いのですが、藤堂長官は止めるべき
立場なのに・・・言いくるめられたのか、知らなかったのか。
気になるところですね、まあ知らぬ間に暴走しての独断かも
しれませんし、強硬派が言いくるめたのかもしれません。
どうなのでしょう、火星海戦からずっとNo.2的な立場だから
更迭されないような気もしています。
戦時中の様なニュース映像を2199年でも使っているのは
リスペクトとしては良いですが、旧作を知らない人には???でしょうね。
今ならマスコミに隠しごとは難しいのですよね・・・。
投稿: 管理人 | 2013年6月18日 (火) 19時32分
んーとね、藤堂長官は「ヤマト計画」が発動された前後に、長官になったと思うのよ。と、仮定して、ね。
イスカンダルからの使者がもたらしたコスモリバースシステムと波動エンジンの情報は人類にとっては画期的なわけで、元々成功の程ははなはだ疑わしい芹沢主導の「イズモ計画」にすがるよりはまだマシと言うモンだし、ね。
で、ヤマト計画の発動にかこつけて、同時に芹沢派の封じ込めを計る意味も含め、藤堂の長官就任という形を取ったんじゃなのかな。結局、もううんざりだったのよ、みんなあの男の言いなりになるのは…。実際、この期に及んでまだ、主導権を再び我にと、裏で画策してるぐらいの”困ったちゃん”だし。┐(´д`)┌ヤレヤレ
ひょっとしたら芹沢は反政府クーデターを起こしてでも…と考えるような”アブナイ”輩かも。その信奉者も結構いるみたいだし、ね。あの嘘くさい政府公報だって保身を計る芹沢のいわば”自作自演”みたいなモンでしょ、どうせ。┐( ̄ヘ ̄)┌
解任後、冷遇されていたであろう沖田が最終的に「ヤマト艦長」として就任できたのはたぶん藤堂長官の差し金(腹芸とも言う)でしょ。土方も藤堂によって現ポストに抜擢されたクチかも。
新撰組の芹沢鴨同様、あまりにも敵を作りすぎました、みたいな。そういやガミラスにも似たようなのは結構いるしね~。(^^;)
投稿: まさちゃん | 2013年6月19日 (水) 03時04分
藤堂長官が直前に就任したのは面白い仮定ですね。
それなら、あり得る話だと思います。
ただイズモ計画とヤマト計画のどちらを選ぶか。
これは結構、難しいかなと思います。
ヤマト計画は良く分からない星からの援助要請。
オーバーテクノロジーだが、遠すぎて辿り着けるのか?
イズモ計画は現実的ですが、移住可能な星が見つけられるか不明。
グリーゼ581でさえ20光年、こちらは実行は可能だが見つけられない可能性も高い。
どちらが有益かは、担当者の気合とプレゼン次第かも・・・。
まあ人が集まれば意見も様々、思惑も食い違うのが現実。
ある意味リアルですが、それが良い結果を招くのかはまだ不明と
感じてます。
投稿: 管理人 | 2013年6月19日 (水) 12時37分
よいしょっと(ってなにか?)
イスカンダルの波動エンジンがもたらしたモノとは…。「イズモ計画」がにわかに”実現可能”な現実性を帯びた事。実際、ワープ航法抜きのイズモ計画ではまず成功は無理デス。
「銀河航路」にも唄われている一番近くて有望なアルファ・ケンタウリまで最速でも数十年では、たどり着いたところで”第二の地球”が見つかっても見つからなくても、そこでヤマトの旅はお終いよ。(艦体の寿命が尽きてるはず)
結局、イズモ計画というモノは人類滅亡を目前になんにもしないわけにもいかないので、とりあえず出来そうな範囲でやってみます(-_-)という程度のシロモンだったのでしょう。
万に一つでも、うまくいったらめっけものぐらいの可能性だと思うのよ。
でも、波動エンジンを搭載すれば”日帰り”は無理でも数週間もかからないで往復が可能!になってにわかに現実的な選択になっちゃった。銀河規模の航宙探査も出来ちゃうじゃないの(^o^)と、いうわけで。
こうなってくると、「ヤマト計画」はいかにも辛い、計画そのものが「もし、たら、れば」の仮定のオンパレード。うまくいけば”人類救済”バンバンザイだけど、それって本気?の危うさよ。
でも、でも敢えていうなら「ヤマト計画」が発案されたのは必然、よ。だってそうじゃなければ、だれが協力してくれる?どう転んでも地球に残れば滅亡なのは自明の事。でも、ヤマトがイスカンダルに辿り着ければ、人類”全員”が助かる。
だから世界はヤマトの波動エンジン起動に必要な量のなけなしの電力を送ったんだから。イズモ計画のままでは結局ヤマトは発進すらできなかったはずよ。
と、ここまで考えるとあの芹沢という男のこころの闇が見えてくるゾ、と。
かねてからヤマト計画には否定的な姿勢を貫く芹沢の真意は、自分が選び、自分に従うモノだけが生き残れるというのがイズモ計画に対する彼の本意だったのでは、と思っちゃう。
イズモ計画ではどう転んでも地球の人々はほとんど助かる見込みはない。
でも見方を変えれば、こうも言える。
私(芹沢)の”おかげ”で人類そのものはたとえ少数でも滅亡を免れ”生き残れる”
これはガミラス戦での失態の数々を補って余りある”功績”ではないか。
ヤマトをイスカンダルに送り出すような雲を掴むようなおとぎ話より”現実的”な本計画こそが人類には有益だ。たとえ地球の人々が死に絶えてもヤマトがある、未曾有の危機を前にして、そうした犠牲は付きものじゃないか、想定内の犠牲など気に病むな、と。そして、
「私こそが人類救済の英雄だ」
これが、芹沢がイズモ計画に執着する真の理由なんじゃないかと思う、のよ。まさに”ゲスの極み”よ(^o^)こうして文章に起こすとどうしようもないヤツだけど、やっぱりどうしようもないヤツだった。(^^;)
投稿: まさちゃん | 2013年6月21日 (金) 11時54分
ワープ航法が使えても当てもなく彷徨うことになると移住可能な星を
見つけるのは難しいような・・・
確かに可能性の高い星が幾つかは存在するでしょう。
でも全てが外れるともう奇跡に頼るしかない。
まあ、それ以上に航路マップが無いと帰って来れないかも・・・。
太陽系の外にも出たこと無い設定じゃなかったっけ?
今回のイスカンダルはユリーシャが航路マップやワームホールを
教えてくれているのでしょうね、多分。
でも仮に移住可能な星が見つかったら、それは
イスカンダルよりも良い選択かもしれない。
新見が調査したいと思うのも頷けますね、保険を掛ける意味で。
イスカンダルを目指しながら航路の近隣で第二の地球を探すのは有かも・・・。
まあ二兎を追う者・・・ですけれど。
それに指揮にも影響しますね。
投稿: 管理人 | 2013年6月21日 (金) 23時53分
イズモ計画をヤマト計画のついでに同時並行に行うのは難しいと思う。
というのは、イズモ計画は本来、地球帰還を考慮しない事が大前提。地球を捨てて生き延びる事がイズモ計画のコンセプト。数年から(波動エンジンでワープ出来れば可能)~数百年を費やしての”深”宇宙探査に基づく「ノアの箱船」計画に対し…、
ヤマト計画は一年以内に(出来れば早ければ早い程よい)地球~イスカンダル間を往還して、持ち帰ったコスモリバースシステムによる”人類救済”がコンセプト。当然ながら一年未満の地球帰還は必須よ。
やっぱり無理だぁ。両立は無理、無理無理無理…(;-ω-)ノ
本気で「第二の地球」を探すのなら、地球がある”天の川”銀河を出るなんて論外、まして大半を星の希薄な銀河間で過ごす航海で、一年未満で見つけ出すなんてどうすればいいのやら。しかもガミラスとの戦闘を交えつつなんて…。
で、イズモ計画なんだけど、いちばん近場にあるアルファ・ケンタウリへ亜高速で行ったとして、それこそ数十年~数百年も費やしてね。でも、ケンタウリまでは4.3光年!これってたった一回のワープで行ける距離じゃん!?メチャクチャ近いよぉ!隣町に行くようなモンでしょ、これ。
そんなところに苦労して行っても、ヤマトが到着した時点でそこに待つモノはケンタウリ全域にわたるガミラスの植民惑星群だった(;ω;)なんて…。あり得るぞぉ。
ワープしてさらに以遠の星域を目指すにしても管理人様のご指摘の通り。難しさは距離に比例するわけで、しかもこれはガミラス艦隊との”競争”に陥る可能性が高いと来ては…。
アカン(゚0゚)、アカンよやっぱりイズモ計画は。(これって悲劇なんだか、喜劇なんだか)
この案を採用した連中の頭はどうかしてるぞ。イヤ、間近に迫った”人類滅亡”でどうかしてたんだ、コレは。
こうしてみるとヤマト計画も現実性の観点を鑑みればまんざら捨てたモノではない…か。(そうでもない?( ^ω^ ))
ちなみに航路マップは事前にあると便利だけど、実際に航行して現地で確かめるのが一番。スタートレックの探査船エンタープライズの通常業務は航宙図の作成が基本でしたしね。
やっぱり現場でひとつひとつ確認して航路図を作成することが船乗りの基本よっ(≧∇≦)
それと自動航法室の”女神様”がいれば、ね。「交通安全、家内繁盛」のお守りよ。
投稿: まさちゃん | 2013年6月22日 (土) 16時53分
およよ、あわわ、うひょ。
さっき確認したけどヤマトの一回あたりのワープ距離ってなな、なんと200光年(!)もあるじゃありませんか~!?ひ~~~!あほじゃ~どアホじゃ~!
そらそうだわ、そうでもなけりゃ一年でイスカンダルまで行って帰るなんて無理よね~。
これだったらアルファ・ケンタウリまで(4.3光年)なら、隣町どころか隣の家、いや隣の部屋ぐらいの距離しかないじゃないのよ。「ちょっと行ってくる」そんなカンジ?日帰り旅行どころか”近所の散歩”のノリでいけまっせ!
あ~、ちゃんと読まなきゃ(見なきゃ)ダメの典型だ~。サルになって反省!(わかるかな?この元ネタ)
投稿: まさちゃん | 2013年6月22日 (土) 20時35分
イズモ計画って地球に戻らないのですか?
旧作でも通信限界距離があるので、戻って相談すると思ってました。
結構、ハイテクな通信装置で遅延が感じられないのですよね。
イスカンダルへの航海って天の川銀河とマゼラン星雲以外は
星密度の薄い宇宙ですね。
今、地球に近い環境の星のリストが有ってグリーゼ以外だと
火星、エウロパとか昔から見た名前が多いですね。
今回のワープは何処までヤマトで制御できるのでしょうね。
ワームホール任せだったりするのではないのでしょうか。
でも片路18万光年?で頻繁にワープが使えないとなると
途中は長距離ワープになるでしょうね。
投稿: 管理人 | 2013年6月23日 (日) 18時32分
イズモ計画の破棄はもちろん”イスカンダルの存在”故のモノですが、ではイズモ計画の”成就”とは?言い換えればそれは地球における人類文明の終焉。
ヤマトとその乗組員に可能性を限定した、人類継承。だから、破棄された。と、思う。
いらない人間などいない。死ななくて良いのなら”殺すべきではない”はずだ。
それが、「ヒューマニズム」だと思う。社会は数では計れない、生きている社会とは生活する人間が作る。そしてイスカンダルはその可能性を再考する余地を作った。
それ故に人類はイスカンダルを目指さなくてはならない。ヒトが目指すモノ、イスカンダルはそれに値する”目標”になった。そして行って還ってくることが地球再生、そして人類再生を目指すなら…。
2199年に旅立つ艦(ふね)はヤマト。ヒトが”生きている”事の意味を問うために、それは往く。
シリアスに決めてみたよ~ん( ^ω^ )
ワープって"歪曲”って意味だけど、「2199」はワームホールを抜けるタイプでオリジナルとはチト原理が違うのね。それはともあれ”跳躍”といった方がイメージしやすいんだけど、物語も”飛躍”そのものの展開でワープしちゃうんだ。いろんな意味で…。SFだなぁ。
投稿: まさちゃん | 2013年6月28日 (金) 23時20分
地球に固執する必要があるのか?ですね。
双方の作戦の問題点は旧作でも言明していないガミラスの言及です。
ガミラスは何が目的で地球を攻撃するのか知らない。
侵略なら抗戦できれば良い、旧作の様な新たな星を探すのならば
共存を考える、など妥協点を考えない点が問題の様な気もします。
私は視聴していませんがヤマトIIIは移住可能な新たな星を探すのが目的とか?
他の作品で時間跳躍の意味でリープ航法と呼ぶ作品も有りました。
投稿: 管理人 | 2013年6月29日 (土) 20時16分