変態王子と笑わない猫 TokyoMX(6/15)#10

第10話　一番長いということ

イタリア行の航空チケットを一人眺める月子。

あれから月子とは逢えない日々だった。
土蔵の猫像は行方不明、小豆があれから陽人に
　べったりだった。
陸上部の練習でも世話を焼く。
副部長は練習の邪魔だと話すが、そんなことは無い。
あれはツンデレさんだから。
そして鋼鉄さんもおかしかった。
部活にも顔を出さない。
私が居ない後は、陽人と副部長が仲良くなって欲しい。

月子から相談があるので部屋に向かうとメールが届く。
部屋を覗くと月子が抱き枕のバーバラさんにハサミを立てていた。
逃げちゃ駄目だ、受け止めなきゃいけないと意を決して部屋に入る。
月子が見当たらないが、バーバラさんから足が覗いていた。
知らない振りで足をくすぐる陽人。
溜まらず反応するが、最後は怒って陽人を蹴る。

先輩はどうして変態さんなのですか。
部屋を掃除して○×の段ボールに荷物が収められていた。
×は巨乳もの、〇は貧乳、妹モノだった。
先輩とは一番お付き合いの古い私が調整しなければいけない。
陽人のアルバムを見る月子、エミと写った写真を発見する。
2年前らしい。
月子にとってのアドバンテージ、一番古くから陽人を知って
　付き合いが長い。
それさえもエミの方が長かった。
一人帰る月子、バーバラさんの枕の中にチケットと
　手紙を発見する。
母の元に戻ってはどうかという内容でローマ行きの航空チケットだった。

エミと遊ぶが、今日の陽人は私を見ていない。
誰かが気になるみたいだから楽しくない。
月子に逢いに家を訪れるが不在、航空チケットを差し出す。
これは家族の問題だと鋼鉄さんに話を拒否される。
弟の振りで、俺も家族になりたい。
神前婚も良いな、ウェディングドレスも着たいといきなり結婚式を
　考え始める鋼鉄さん。

両親は既に鬼籍に入っている、祖父母がイタリアに住んでいる。
母との思い出の詰まったこの家で過ごしたい。
しかし一緒に暮していない家に拘る必要はないと言われた。
3歳までしか一緒に暮していない筈というが、6歳まで暮らした
　記憶がある。
捜したが母と一緒の写真が一枚も見つからない。
先日、横寺の家から貰って来た写真に添い寝しながら見ていたら
　幼い頃に逢ったことが有る気がした。
お前は覚えていないのか？
それなら、私とも会っている筈、今直ぐ探しましょうと月子。

でも結局ピンボケの月子の写真が一枚見つかっただけ。
また今度捜そう、夕飯の買い出しに向かう月子に付き合う陽人。
小豆とバス停で会う、駅前のビルの出版社に勤める母親。
ファッションムーンの編集長が小豆の母だった。
男子モデルを探しているのでと陽人を誘う。
バスに乗る二人、小豆と話す陽人に嫉妬した月子。
騒ぎ出したくなった、小豆さんは気さくで美人です。
私には勝てるところがありません。
心を通わせた時間が一番長いと思っていたら
　自分よりエミさんが長かった。
今日はどうかしています、過去を直接確かめられたら良いのに。

面白い、その願い叶えてやろう。
ウサギの姿をした猫神だった。

---次回　「筒隠さんの家の中」---

筒隠家の母親との記憶が曖昧になっています。
これも猫神の仕業？
陽人も母親を知っているようですね。
母親は保育園の保母さん？

それゆえか？イタリアの祖父母から航空チケットが届きます。
陽人と月子の周りには不思議な事件が続きますね。
おそらく猫神を封印しないと今後も事件が続くのでしょうか？
土蔵の猫神は封印の札が外れていましたね。

まあ陽人を巡ってのハーレムですから、小豆と月子のどちらかが
　ハッピーなら他方はアンハッピーなんですよね。

実は結構シリアスな作品なのかもしれないですね。