銀の匙 Silver Spoon フジ(8/29)#08

第8話　八軒、大失態を演じる

公式サイトから
御影の家でのアルバイトにも慣れ、手際も良くなっていた八軒。
そんなある日、御影の祖父の勧めで搾りたての生乳を飲んだ八軒。
思わず五体投地してしまうほどのおいしさに感動する八軒だったが…

バイトを頑張る八軒。
夢の無い自分が恥ずかしいと頑張っていた。
隣の牧場の牛が脱走してきて混ざってしまった。
若い牛と年を取った牛で乳房を見れば直ぐに分かるらしい。
300頭は居るのでまずは運動場に追い込もう。
突然、スーパーカブの男が牛を追い込んでくれる。

それは八軒の兄、慎吾だった。
母親が勇吾を心配して北海道バイク旅行中の
　兄に連絡したのだった。
大学の東大を辞めてラーメン修行中らしい。
兄は学生の頃から勉強が優秀で弟としては
　コンプレックスを感じていたのだった。

母親に弟の現状を電話する慎吾。
父親とは折り合いが悪いらしく、言いつけどおり
　良い大学に入ったから約束は守ったはず。
お昼にラーメンを作る兄、味覚は確かだが調理の
　才能は無かった。

バイトが3週間にもなると手馴れてきた八軒。
農家は作りたて、取れたてが食べられる特権を持っている。
牛乳も搾りたては五体投地をしたくなる程上手い。
兄弟の味覚が素晴らしいのは、美味しい物を幼いころから
　食べさせてもらっていたからだよ。

頑張って働く八軒、搾乳を始めてセットアップを始める。
絞った搾乳をタンクに貯めるホースを止め忘れた。
最初からの500Lが無駄に捨てることになってしまった。

茫然として落ち込む八軒、落ち込んでいる暇はない。
急いで残りの搾乳を終わらせるぞと声を掛ける父親。

500Lなら4万円の損害をさせてしまったと考える八軒。
それ以上に農家が毎日丹精込めて世話をしていた
　ことも無駄にしてしまった。

駒場の双子の妹がトウモロコシを御礼にと持って来た。
それは二人が種をまいて雑草を抜いて狐除けの
　柵を作って育てた物だった。
採れたては茹でただけでも甘くて美味しい。
特別な種類ではなかったが美味い。
父と祖父は醤油を塗って焼きトウモロコシ。
これも堪らなく美味い。

バイトが終わった日に給料を手渡される。
あんな、ミスをしてもらえません。
あれは祖父がチェックしなかったのも悪い。
これは君が働いた評価に対する金額だよ。
バカな事に使うか、自分の成長に投資するか。
男の価値は金の使い方で決まる。

---次回　「」---

バイトと兄と採れたての美味さでしたね。
農家は採れたての美味さを知っている。
八軒兄弟の味覚が鋭いのは幼い頃から本当に
　美味しい物を食べていたから。
実は母親が凄かったのですね。

毎回美味しいと新鮮な食材の味を味わう八軒。
今回は乳牛にトウモロコシでした。
八軒が作業を手伝ってくれたお礼に双子が育てた
　トウモロコシをプレゼント。
変に大人びていなくて素直で可愛かったですね。

八軒のコンプレックス、受験戦争に敗れて逃げ出してきた
　原因の一端が兄でしたね。
そして一番の元凶は父親のようですね。
典型的な寡黙で威厳のある父親ですね。
でも言葉が足りないのでしょうね。
優しさから良い大学に行けば人生が上手くいくと言いたいのでしょうね。

お金の使い方は難しいですね。