物語シリーズ セカンドシーズン TokyoMX10/12)#15

第乱話　なでこメデューサ其の肆

公式サイトから
　ついにご神体を見つけた撫子。
上機嫌なクチナワは撫子に願いを叶えてやると言う。
    だが、そこに暦があらわれご神体を手放すよう撫子を説得しはじめる。    

千石、僕は何もしない。
ゆっくりそれを床に置くんだ、それは危ない物なんだ。
お前が色々抱えていることは良く分かった。
気付いてやれなくてごめん。

何も分からない小娘なんて殴って奪えば良いんじゃ。
これは償いだから。
くちなわさん、撫子を助けてよ。
早く札を返すのじゃ。

お札を飲み込む撫子。
止めようと飛びかかる忍、しかし一歩遅かった。
蛇に襲われる忍を助ける暦。
どうして助けるの？
撫子だって暦お兄ちゃんが大好きなのに。
暦を刺す撫子。

全ては撫子の妄想だった。
撫子の心の中にだけ存在した怪異だった。
そうして1話のアバンに戻る。

6月に呪いを解くために読んだ本を忘れている。
撫子は神社を怪異を信じていたのだった。
9月に恋人と手を繋いで歩く暦を街で見かけて妄想を始めた。
北白蛇神社にあしげく通うようになっていた撫子。
でも既に滅びた神社だったのだ。

登校する朝に出会った忍野扇。
彼女に神社にはご神体は無く、暦が臥煙伊豆湖から
　預かった御神体のことを聞いた。
それを復活させるには蛇にでも飲ませれば良い、
　シュシュを御近づきの印と貰ったのだった。
それから撫子の妄想は具体的に広がっていった。
自分のために妄想して物語を作っていった。
物語を囮にしたのだった。
阿良々木家の鍵を盗むために、前日に部屋を抜け出して
　月火に連絡されるように手配した。
そして阿良々木家に泊まって鍵を盗んだ。

誰だって自分が可愛いから仕方ないよ。
被害者と加害者は簡単に入れ替わる。
立ち上がろうとする忍を滅多刺しにして静かにさせる。

まあ、どうでも良いか、暦お兄ちゃんを殺そう。
生きていたらまた恋人を作るから。
その都度失恋するのは辛いから。
絶対叶わない恋をするなら死んでいてもらうのが良い。

もう、その時点で狂っているんだな、お前。

急に戦場ヶ原から電話が架かる。
私の男は生きている？
私と取引しましょうよ。
私を殺して良いから男は生かせてあげて。
3人を殺すからダメ。
順番が問題よ、忍が先よ。
その前にあたしを殺さないといけないわ。
お願いを聞いて。
時間を頂戴、半年後に卒業式があるの。

終わったら北白蛇神社に来てね。
その間は手も繋がないでね。
それはとんだ蛇の生殺し状態ね。
こんなことが無ければ戦場ヶ原さんとは友達に成れたかもね。
それは無いわ。
私は可愛いガキが昔の自分より嫌いなのよ、千石撫子さん。

こうして撫子は神様になりました。

卒業式が終わってフルメンバーが揃う。
それでも撫子は負ける気がしません。

ようこそ暦お兄ちゃん、可愛がってあげるね。

---次回　「総集編」---

色々と驚かされました。
全てが嫉妬した撫子の妄想だった。
恋人と一緒に歩く暦を見て病んでいったのでした。
それが扇の話でより一層現実化した。
そして撫子は神様になった。
これで終わりとは・・・

忍をあんなふうにあしらえるなら最強ですね。
どれだけ揃っても負ける気がしない撫子の気持ちも分かりますね。

忍野扇は作者目線で視聴者をナビゲートする役割かと
　思ったら実は重要な役割を担っていたのですね。
最後の予告は今回のシリーズで描がかれるのだろうか。
恋物語で描かれるようですね、ひたぎの愛が描かれる。

終始、撫子の独白が可愛くて厭らしさ、陰惨さを消していましたね。