京騒戯画 TokyoMX(12/11)#09

第9話　どうしたらいいかみんなでかんがえよう

神社の人間が世界の破壊をそう簡単に言ってはいけない。
何か妥協案は無いですかってことです。
12の生者の世界の周りに死者の世界を配置した。
どうしてここを作れたのですか？
本来は駄目な事が出来たのですか？
許す許さないは誰が決めるのですか？

ここが要らない世界だとはどうしても思えない。
都合が悪くて無かったことにはしたくない。
私は私と世界の本当の事を知りたい。
教えて下さい、宮司。
ここで誤魔化すと私には何も見えなくなる。

俺は神様なんだと稲荷、先生が話す。
世界が出来た時、父と宮司と俺の3人しかいなかった。
父は何もしなかったので兄の宮司と俺で全てを作った。
宮司は真面目に毎日、頑張った。
ある時、知らないことが起きることを発見した。
人間が生まれてからは予想外の事が良く起こって上手く進まない。
先生は生命の創造を任されていた。

そんな時、他人から自分が生まれた。
優秀なコトに俺の出来なかった、俺の望むことをやってもらおう。
コトを貫く先生、兄の宮司も貫く。
止めに来た古都を後で全てを話すからと気絶させる。

ここを拠点にして平行軸を全て壊すのです。

帰ってきて皆と一緒に暮すのじゃないのかよ。
名前も数珠も返して終わる予定だったのに。
お前の気まぐれに振り回されるのは散々だ。
お前が連れてくるのは終わりだけだ。
コトのアラタマが動き出す。
お前が始まりになれば良い、役者は揃った、後はお前次第だ。

目覚めると洞窟に鞍馬とショーコと居た明恵。
先ずは此処から出よう。
出てどうなる？
いつまでいじけているんだ。
他人に期待するな、過ぎた過去に胡坐をかくのは止めろ。
僕達はお前を慰めるために作られた兄弟。
鏡都の主はお前だ明恵。
前を見ろ、先へ進め。
未来へ進むことは過去を裏切ることにはならない。

あなたはどうして此処に居るの？
好きなのでしょう、自分を殺めようとしても鏡都は壊さなかった。
走り出す明恵はコトを発見する、抱きしめる。
意外に泣き虫なんだな、実は俺もだ。
光に包まれる二人、意識を取り戻すコト。
破壊してどうしようと狼狽えるコト。

あいつが残していった創造の力だ。
コト、お前が俺の始まりだ。

---次回　「今日を騒がしく戯れ生きる人々の漫画映画」---

創造主の3人、父と兄と先生。
生命の創造を任された神の一人でした。
兄と世界を作って来た神が、破壊と創造を人間に任せる。
壮大なストーリーになってきました。

自らを殺めた薬師丸を慰めるための兄弟を想像した先生。
だから絵が生命をもったのでした。
ある閉ざされた世界での構築ではなく、この世の創造を行う
　創造神でした。

勝手に発生した突然変異のウイルスのような存在がコトでした。
そのコトが自分と同じ考えで破壊を行い考える。
進化の過程で生まれる突然変異に偶然とは思えない、
　神の意思を感じる話のようですね。

そして自らを殺めた薬師丸の救済ストーリーでもあります。
そんな彼が造る世界とは。

次回が実質の最終回、大団円ですね。