宇宙兄弟 日テレ（1/04）#88

第88話　プリティ・ドッグ

公式サイトから
バトラー室長に頼み、ＰＤ（パニック障害）を克服したと証明する、
『復帰試験』を受けることになった日々人。
だが、試験への気合は十分だったが、失敗したら二度と宇宙へは行くことができない。
そのため、不安を感じていた。
その不安を少しでも和らげようと、亡きブライアンの墓参りをする日々人。
彼の生前、何かに悩んだ時に問いかけると必ず答えが返ってきた。
日々人はその存在を今でも頼ってきたのだ。
『ＮＡＳＡの上官たちの見てる前で、もし発作が出てしまったら——。
あんたなら……どうするブライアン……』
この日はブライアンの命日だったため、墓地には吾妻もきていた。
悩み苦しんでいる日々人に、吾妻は一つアドバイスをする。
『ヒビトも壁にぶち当たったときは、俺たちの兄貴に話しかければいい。
それでもダメなら、本当の兄貴に話せばいい。お前にはいるだろ——もう一人の兄貴が』
日々人の心の中にいるブライアンも、兄・六太に相談しろと言っているようだった。
その夜、日々人は六太を呼び出し、いま自分がＰＤで、
前線から外されていることを告白した。
さらに日々人は、来週には復帰試験をするというのに、ここへ来る時、
タクシーで見た悪夢が原因で、また発作が出てしまったことを話す。
予想以上に深刻な相談を受けた六太だったが、弟・日々人の
悩みを受け止めようとし ていた。
そして、今後また発作が出そうになったらこうつぶやけとアドバイスをする。
『来たなこのＰＤ野郎、プリティ・ドッグめ』
そうすれば、いやでもプリティ・ドッグに似たアポの顔を思い出せるからだ。
帰り際、六太は日々人に、『タクシーの中で発作が起きて安心した』と伝えた。
それは、宇宙服を着ているかどうかは発作と関係ないということが証明されたからだった。
憧れ続けた宇宙服が原因であるはずがない。宇宙服は六太たちの味方なのだ。
日々人にとってＰＤの意味はパニック障害ではなく、プリティ・ドッグに変わっていた。

ブライアンの命日に花を手向けて相談した日々人。
吾妻も百合の花を手向けていた。
ブライアンは兄弟のいない俺には兄のような存在だ。
でもお前には、本当の兄がいるじゃないか。
ブライアンはなんと言ったんだ？
俺に尋ねる前に周りを診ろ。
兄に話せ。

パブに六太を呼び出す日々人。
PDって分かる？
パニック障害、今、俺それなんだよ。
地球に帰ってからずっと、前線から外されているんだ。
来週の試験で上手く行く気がしない。

意外だな、PDとは一番無縁そうな、大雑把なお前が。
心の中に絶対を持っているお前は辞めろと言っても
　どうせやるんだろう。
今度PDが来たらプリティ・ドッグを思い出せ。
タクシーの夢の中で発作が起きたと聞いて逆に安心したよ。
宇宙服と発作は関係ない。
宇宙服は俺たちの味方だ。
帰りのタクシーでニヤニヤしていた日々人だった。

---次回　「最後の言葉」---

宇宙飛行士ユーリー・ガガーリンに掛けて百合の花を手向けた吾妻。
六太のコスモスの花もコスモ=宇宙からですね。
どうしてサブタイがプリティ・ドッグなのかと思ったら
　PD繋がりでした。
中々上手いネタですね。
吾妻はイヴァンとのトレーニングも紹介してくれていたのですね。

そして宇宙服は味方だの台詞は格好良いですね。
宇宙飛行士として先輩の日々人、六太には相談できなかった。
でも吾妻もブライアンも相談しろと言う。
日々人も他に名案が浮かばないのもあって、遂に真実を
　打ち明けました。
六太には有り得ない状況に感心しますが、弟を思いやる言葉。
PDはプリティ・ドッグだと思え、宇宙服は味方だの言葉に
　気が軽くなって、喜んだ日々人でした。

アポの声って沢城さんだったのですね。
色々と重宝する声優さんですね。
オリガエピソードの、ヒビットアニメでも大活躍してましたからね。