とある飛空士への恋歌 TokyoMX(3/24)#12

第十二話　空の果て

公式サイトから
イスラとの休戦交渉の座についた空の一族の要求は、
風呼びの少女ニナ・ヴィエントの身柄だった。
イグナシオのとりなしにより機会を得たカルエルは、
出立の日、思いの丈を彼女にぶつけるが……。
航行を続けたイスラはついに、旅の目的地「空の果て」に辿り着く。

半年で成長して飛空士になった6人。
今日は4機で空の果てを撮影する任務。
アリエルが機体を徹夜で整備して撮影班にも参加。

レヴァーム皇国の使節がニナ・ヴィエントを表敬訪問。
彼らも聖アルディスタの子孫で言葉も理解できる。
この世界は空の一族も聖アルディスタの種子を持つらしい。
空の一族には一切の交渉が通じない。
未確認機が文書を落していった。
それは停戦を提案する文書だったが条件が一つあった。

4人評議会は調停交渉に入った、交換条件はニナ・ヴィエントの
　身柄の要求だった。
彼ら、空の一族の創世神話に風呼びの少女が新たな
　世界に導くと記述されているらしい。

クレアの意思は既に固まっていた、戦争を回避できるのなら
　自身の犠牲は厭わない。
カルエルの真意を尋ねるアリエル。
クレアが女の子として好きなの？　うん。
残念そうなアリエル、でも自分を奮い立たせる。
じゃあ会いに行こう。
カル、バーカ。

アリエルの作戦は正面突破、イグナシオを期待していた。
出立まで30分だとクレアの下に案内してくれる。
もう決めているんだね、寮生からの手紙を手渡すアリエル。
お別れじゃないから、また会おうと抱きしめる。
会えて良かったよ。
離したくない、このまま二人で逃げようよとカルエル。
その気持ちは嬉しい、でも私は生け贄じゃない。
私は私の戦いをしに行くの。
さようならは言わない、また会いましょうとペンダントを手渡す。

船に乗るクレア、この旅が終わったら君を奪い返しに行くよ。
近衛兵20名が同行する、俺はガキの頃からクレアを守って来た。
クレアには誰も指一本触らせない。
何年かかっても必ず約束を果たしに来いよ、バカ兄貴。

聖泉を越えて、幾つもの海を越えて空の果てに辿り着いたイスラ。
そこは聖アルディスタの神話どおりの虹色の光があった。
4機とバンデラスとソニアの乗る機体が撮影して
　風景を記録にとどめる、お祝いだ。

住民は全員戦艦に避難完了、イスラは虹色の光に
　向かって直進する。
行っちゃったね。

---最終回　「きみのいる空へ」---

この作品はアリエルがストーリーを進行させていますね。
カルエルが好きだったアリエル、でも本人の口からクレアが
　好きと聞いてショック。
でも直ぐに無理して気を取り直す姿がいじらしくて健気です。

バカ兄貴のために、いつも頑張るアリエル。
ツンデレのイグナシオもバカ兄貴のために頑張ってくれます。
カルエルとクレアの物語ですが、バカ兄貴のために頑張る
　二人の作品とも言えるでしょう。

カルエルは一人前の飛空士になりました、技術は身についても
　中身は未だヘタレのウジウジ野郎でした。
まあ男は、そんな女々しいものです。
いざとなれば女性の方が肝っ玉が据わっているのですよね。
そこを描いていて面白い作品です。
それだけに演出やストーリー展開、たまに作画がちょっと残念です。

ここで終わっても良かったと思うけれど、最終回は
　クレアの奪還を描くのだろうか・・・。