蟲師 続章 TokyoMX(4/11)#02

第2話　囀る貝

公式サイトから
貝殻に耳をあて、聞こえてきたのは──鳥の声。
幾年も前の悲劇が癒えぬままの漁村で、妖しき"蟲"が凶兆を示す。
異形のモノが告げる異変、ヒトにとってそれは──。                

鳥の声が足元から聞こえる。
貝の中に虫が避難していたのだった。
凶兆の知らせだと村に知らせるギンコ。

崖の上に暮す少女ミナ、網元の娘シマと仲良くなる。
海産物を米と換えて来い、村の連中とは口を利くな。
帰りに貝を耳に当てて波の音を聞こうとすると鳥の囀りを聞く。
喋れなくなり倒れる。
シマがミナを心配するが声が出ない、父親がよりにもよって
　あの娘と仲良くなるなんてとミナを連れて帰る。
貝の歌を聞いたのか？
ヤドカリ貝、囀り貝と呼ぶ虫が入っている。
凶兆が訪れるので仲間の虫を避難させるために呼んでいる。
暫く人の声を聞けば治る。

10年前に海女がフカに襲われた事件が発生した。
網元が自分の妻を最初に助けた、佐吉の妻は襲われて亡くなった。
それから砂吉は一人娘と崖の上に住むようになった。
分かってはいるが他人に妻を任せたのが失敗だった。
これからは、自分の身は自分で守る。

網元もあれから養殖に力を注いできた。
事件も1件も発生していない。

妻の代わりに潜るミナ、海の中に何かを発見した。
俺が死んだらこれを頼るんだと首から袋に入れて吊り下げる。
網元が砂吉を心配して気遣う。
虫の歌が止まる、念のため崖の上に避難する。
赤潮が発生した、養殖は全滅だった。
こればかりはどうしようもない。

虫は貝の中にとどまっていた。
災いは終わっていない？
砂吉が漁は暫くやめた方が良いと網元に告げる。
ギンコも止めた方が良いと忠告する。
その間の生活はミナが見つけた真珠を差し出す。
これでしばらく凌げばいい、俺とミナを再びよろしく願います。

赤潮が発生した後の貝は毒を出すことがある。
それを食べた海鳥の躯が発見された。
しかし村には被害は発生しなかった。
虫が貝から飛び立つ。
ミナも皆と仲良く遊んでいた。

---次回　「雪の下」---

分かっていても妻が亡くなって網元とは一緒に働けない
　砂吉でした。
でも今度は網元が赤潮で進めてきた養殖が全滅。
これだけはどうしようもない。

あの時の砂吉と同じ状況です。
ようやく和解できた砂吉と網元。
暫くの生活の凌ぎにと大粒の真珠を差し出したのでした。

相手の痛みが分かってようやく和解できる。
人って悲しい生き物ですね。