蟲師 続章 TokyoMX(5/02)#05

第5話　鏡が淵

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覗き込んだ水面に映ったのは誰、或いは何──。
虚と実が溶け合う時、己で在り続ける術を悟り得るのは、
　この世に生を刻む己のみ。                

真澄の後を水鏡が付いて歩いていたのを発見する。
両親に真澄の事を尋ねる。
好いた男が会いに来ないので山を歩いている。
水盤を準備して下さい。
真澄の姿も影も映らない。
水鏡は静かな池に映った姿を映す蟲で本体に付いて回る。
いずれ本体と入れ替わる。
入れ替わるときに手鏡で写してやれば良い。

真澄の手鏡は雲っていた。
鏡で合図して会う男は鏡研ぎ師だった。
仕事が減ったので場所を変えるつもりだった。
真澄は男の里で帰りを待つと言う。
跳ねっ返りの娘は嫁には要らない。
これからは自分で鏡を研いでくれ。

水鏡の足音が聞こえるようになってきた。
私と代わってあげても良い。
男に捨てられて自棄になっている。
蟲と同じ実態を持たない世界はもっと寂しい。
血が通う実態があるということは、それだけで力がある。

娘の脈が弱い、もうじき入れ替わるから手鏡を準備しておけ。
山で光を見つけて男が戻ってきたと思い走り出す。
鳥の巣に光るものが混ざっていた。
誰も居ない、気絶する真澄、手鏡が落ちる。

水鏡が入れ替わりにやって来た。
しかし手鏡が無い。
体が動かない。
入れ替わられるのは嫌、寂し過ぎる。
真似ばかりしてるんじゃないよ。
水に戻って去って行く。

もう大丈夫だと話す真澄。
瞳に水鏡の姿が映ったのだった。
それで消えたのだった。
あんた良く見たら男前だね。
ギンコの詳細を色々訪ねる真澄。

もっと山深い池に案内してやる、付いて来い。
実体はやれないけれど。

---次回　「花惑い」---

男に惚れやすい真澄、会うために身だしなみを直すのに
　池の水面に自分を映していた。
そして水鏡に姿を真似られてしまった。
真澄は男に捨てられて自棄になった。
生きる気力も失った、そんな真澄でも入れ替わるのは嫌。

無事に入れ替わらずに済みました。
人は生きているだけでも価値がある。

蟲は意思を持たないので、入れ替わらずに済みました。
これが妖怪なら悪用されたり、騙されて入れ代わって
　いたのかもしれないですね。
そんな蟲と妖の違いも気になったエピソードでした。