リオの男 J:COMテレビ(6/22)
1963年制作、1964年日本公開。
あらすじ
主人公の婚約者が何者かに誘拐された。
婚約者の父親はアマゾンで石像を発掘したことがあったが、
その石像は、リオの家に隠されて今は不明。
3人で発掘した、3つの石造の1つがパリの美術館で盗まれる。
J=P・ベルモンド主演のアクション・コメディ。
50年前の作品だが、内容はルパン三世にそっくり。
J.Pベルモンド自身がルパン三世のモデルと言われている。
3つの石造を集めようとする犯人に恋人が誘拐される。
彼女を助けようと追いかけるベルモント。
道端のバイクや自転車、飛行機と勝手に借りて追いかける。
走って追いかけて、追いかけられてと肉体派の数々のシーン。
全編が追い駆けっこでルパンと銭形を思わせる。
追いかけっこが心地良い作品。
J.Pベルモントはスタントマンを使わず、全てを自分で行ったとか。
カメラアングルも凝っていて、俯瞰から、ビルの窓を歩くベルモントを
真横から追ったりと、特撮なのかと考えるアングル。
飛行機でリオに向かうシーンは特撮だと思う。
途中でギャグを挟みながらも香港映画にも確実に影響を
与えている追いかけっこのシーン。
しかし途中で飽きてしまう、特に最後の洞窟から宝石を
発見するシーンは必要ないと思う程に2時間は長い。
そして落ちが、洞窟が崩れるので呪いか罠かと
思ったら森林開発でした。
この落ちは面白いがお宝発見はどうでも良いシーン。
そこまで恋人を追いかけて取り返すのが主役の見せ場でした。
これはインディジョーンズシリーズに影響を与えたのかもしれない。
そして最初と最後が軍から休暇に向かう列車と
軍に戻る列車のシーンと同じで見事に完結してました。
結局、一週間の休暇で完結したパリ-リオの冒険でした。
50年前の風景が面白く、ロケで使用した風景も今では
どうなってるのでしょうね。
この頃は大人=喫煙の時代ですから男性全員が煙草を
吸ってます。
ヘビースモーカーと言うくらいに全編吸ってます。
恋人の乗る車はルパンに出てくるSSKに似た赤いスポーツカーでした。
これも影響を受けたのかな?
しかも美術館に駆けつけて路上駐車で問題ない時代。
車が少ない時代が羨ましい。
平井和正さんの「リオの狼男」は、タイトルだけですが
これが元ネタでしょう。
なにせアダルト犬神明はJ.Pベルモンド似の外見ですから。
そして、寺沢武一さんのコブラもJ.Pベルモンドが
モデルなのですね。
そして「リオの若大将」ってのもあるようですね。
恋人役のフランソワーズ・ドルレアックは
カトリーヌ・ドヌーブの姉なんですね。
しかし25歳の時に交通事故で夭逝したそうです。
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