信長協奏曲 フジ(8/08)#05

第5話　らぶれたぁ

公式サイトから
帰蝶の生まれ故郷「美濃」を奪取するため、元康（のちの家康）と同盟を結ぶ。
一方、藤吉郎は虎視眈々と織田家転覆のための策を練るのだが。。。
サブローの動向を見守っていた一つの影が動き出す。

深夜に目覚めると帰蝶が側で佇んでいた。
昔の美濃での生活を思い出していたらしい。
兄上が父上を殺した時点で美濃は決別していた。
一緒に美濃に帰ろうよ。
俺、美濃を獲るからさ。

しかし美濃責めは容易ではなく、連敗続きだった。
教科書では桶狭間に勝って美濃を攻略して上洛と
　簡単に記述されていたのだった。
かつて人質として暮らしていた竹千代が訪れる。
今川軍として先兵を務めていた松平元康に同盟を
　求めていたのだった。
それに同意する返事を携えてきた。
そしていつも側には可愛い女子を侍らしていた。
それはサブローがエロ本をかつて与えたからだった。
すっかり女好きに目覚めたのだった。

元康の悲鳴、妹のお市が驚かしたのだった。
いつも姉上とでえとしているのが不満な市だった。
じゃあ散歩しよう。
未だ出世の糸口も見いだせていない藤吉郎。
草履の上に座っていたので暖かい、それを懐で温めていたと
　偽って機会を伺う。
畏れ多くも、それがしも美濃責めをお手伝いしとうございます。
それなら美濃勢を驚かすことが出来ないかな？

一晩で国境に城を作ります。
金さえふんだんに出していただければ。
面白そう、やってみてよ。
藤吉郎はならず者の統領、蜂須賀小六に声を掛ける。
サブローは文を書かせて何処かに送り続けていた。

本当に一晩で砦を築いた藤吉郎。
彼らを雇って君の配下にしたいな、将に取り立てよう。
出陣します。
稲葉城が陥落いたしました。
稲葉、安藤、氏家の西美濃三人衆が寝返りました。
彼らを口説き落とす為にサブローは文をしたためて
　送っていたのだった。
らぶれたぁが功を奏したのだった。
藤吉郎の一夜城も驚かすには十分だった。
これで織田家の力を本気と信じたのだった。
難攻不落の稲葉城を陥落させて、美濃をも支配した。

美濃平定の祝いに松平元康が駆け付ける。
元康は今川義元から一字をもらったので相応しくない。
徳川家康と改名いたします。
その名前に聞き覚えがあるサブロー。
教科書を探すが見当たらない。
虎の巻だと藤吉郎が盗み読みして謝って燃やしてしまった。

その頃、信長と会うことを決意する者が居た。

---次回　「」---

歴史に残る史実が色々と描かれました。
秀吉の墨俣一夜城。
西美濃三人衆の造反。
徳川家康との清州同盟。
そして藤吉郎の草履の逸話など。
岐阜の名前も語られました。

ようやくお市の方が登場しました。
美人のお市に惚れる藤吉郎、後に彼女の娘を側室にする。
茶々姫、淀君のことですね。
もっと描いて欲しかったお市の方、基本的に作者は同性に厳しい。
そんなことも考えてしまう出番の少なさ。

次は上洛、信長に近づく者がいましたね。
教科書を失ったサブロー、でもそれ程戦略や作戦は
　描かれていないので役には立たないかもですね。