selector spread WIXOSS TokyoMX(11/21)#08

第8話　この世界は私物

繭の横やりで苦しむイオナ。
私は繭の友達で子供、そして繭自身でもある。
だから私を殺せない。
その少女は生まれた時から一人で孤独だった。
外の世界を知らずに育った。
何も知らずに闘病生活を送っていた。
定期的におもちゃが届いた。
絵本で外の世界を知る、自分と同じ少女が居る世界を知る。

WIXOSSで自分しか見えない友達を生み出した。
光の少女シロ、闇の少女クロ。
彼女たちを使ってWIXOSSを一人で遊んでいた。
そして少女はセレクターバトルを生み出した。
外の世界の少女を連れてくる。
空想の世界が現実感を帯びてきた。
勝てば願いが叶って、負ければ願いが逆さになる。
でも勝った少女はルリグとなってカードに閉じ込められる。
カードバトルの世界、でも少女は何も変わらない。
その少女の願いとは、復讐。
全ての表の世界の少女への復讐だった。

負けたルリグはセレクタとなる、そしてシロとクロが残った。
戦うことでクロは次第に本気になっていった。
肉体や喜びを感じて強くなることを求めた。
巡り巡ってウリスと出会った、そして強いセレクタ、るう子と出会った。
そんなるう子のルリグとなって心が繋がった気がした。
これを知ってタマはバトルを辞めた。
繭は一人ぼっちで寂しい。
でもるう子が繭の友達になれば変わる。
タマもそれを感じたからバトルに応じたはず。
繭を助けるためにもウリスを倒す。

しかし次はウリスのターン、タマを黒く染めて
　イオナを倒す。
そして元に戻して結果を見させる。
残念だったわね。

晶に刺されるウリスが倒れる。

---次回　「その別れは唐突」---

セレクターとは一人の病弱な少女が生み出したシステムでした。
その最初の自ら生み出したルリグがタマとイオナでした。
なので繭は親で友達で自分自身。
此処までは他作品でも良く見られる妄想の実体化世界。

そんな繭と外の世界の少女が友達になれば変わる。
変えられるなら、バトルを無くせられるはず。
そう信じるタマとイオナとるう子。
しかし彼女たちの前に立ち塞がるのは破壊者ウリス。
壊すことが無上の喜び、るう子と同じでルリグに影響を与えることが
　出来る特殊なセレクターでした。

遂に負けてしまったるう子、そんなウリスを歪んだ愛情故に
　刺してしまう晶。
これでウリスは退場なのだろうか。
病んでしまって闇堕ちしたアキラブリーは暴走するのか？

此処からは退屈だったストーリーも急激な展開を
　見せるそうらしいですと監督談。
タマやイオナ、るう子の行く手を阻む物が現われながらも
　無事に繭とお友達になれるのか。
彼女の凝り固まった思いを浄化、解放出来るのか。

やはり最後はるう子や皆がルリグとなって繭と対戦だろうか・・・。

最後のシーンは新宿西口。
かつては人気で新しい都会のイメージの高層ビル群。
でも今や東口の再開発で落ちぶれたイメージの場所。
それも何かを暗示しているのかもしれない。