グリザイアの果実 TokyoMX(11/02）#05

第5話　VOX IN BOX

公式サイトから
ニャンメルを失った現実から逃れるようにして、衝動的な行動に走るみちる。
しかし、いち早く彼女を見つけた雄二の手によって事なきを得るのだった。
翌朝、昨日の出来事が嘘であるかのように、明るく振る舞う
みちるの姿がそこにはあった。
いつものとおりのツンデレでお馬鹿なみちる……。
だが、ひとり雄二だけは、みちるの言動の裏に違和感を覚えていた。
そんな折、雄二は、幸からとある箱の扱いについての相談を受ける。
聞けばその箱は、以前みちるから預かって以来、返却も話題に
出すことも禁じられたという。
その中身に興味を持った雄二は……。

薬を飲んで倒れているみちるを発見する。
翌日は無事に振る舞っているが、もう一人のみちるだった。
本当のみちるは深く沈んでいった、自分が決めたこと。
メイドの幸がみちるから預かった箱には鍵が付いていた。
もう二度と必要ないらしいが雄二が預かり中を調べる。

それはみちるともう一人のみちるとの交換ノートだった。
この体は本来のみちるが使うべきだと思う。
それならとみちるにもう一人のみちるの出現を抑えるために
　使った薬を飲ませる。
俺がお前の望みを叶えてやる、本心を言え。
死にたい。

棺桶に入れて岬に埋める雄二。
みちるは裕福な家に育った。
ピアノをミスすると家庭教師に言わされる言葉があった。
私は落ちこぼれでバカなダメ人間です。
屋上から飛び降りようとした時に先客がいて
　必死で止めたみちるだった。
その彼女と仲良くなり親友となった。
しかしその彼女が目の前で飛び降りたのだった。
それが原因で持病の心臓が悲鳴を上げた。
米国で適合者が見つかり心臓移植を受けた。

死にたくない、行きたいと願う現実のみちる。
これからは他人を笑わせる人に成ろう。
親友もニャンメルとも別れて、もう一度現実世界で
未来に向かうと決める。
皆と会いたい、みちるの手を取って雄二が助ける。

みちるが自力で這い出して来るのを3日間待っていた雄二。
ありがとう、雄二。
飲ませた薬はラムネだった、良く帰ってきたな。
私、雄二の事を・・・
これがお前の生きる世界だ。

みちるを米国に連れ出した雄二。
それは心臓を提供した娘の家だった。
裏のみちるとはうまく共存しているようだった。

---次回　「レーゾン・デートル」---

みちるの多重人格は心臓移植による記憶転移でした。
「エリアの騎士」「ハマトラ」でも描かれた設定でしたね。
落ちこぼれたみちるを救った親友。
彼女が亡くなるシーンを目の当たりに見て、
　死に異常に反応してしまうみちるでした。
そして笑わせる人生を選んだのでした。

最後は心臓提供者の家族に会いに行った雄二とみちるでした。
色々と詰め込んだ設定でしたが上手く見せた感じでした。
このエピソードを何話も続けて見せられても辛いだけですからね。

この作品は問題のある少女を雄二が更生するのが目的だろうか。

VOXはラテン語でVoiceの意味らしいですが、
　それを意味しているのでしょうか。
次回のサブタイは、存在意義、存在理由の意味らしいですね。