グリザイアの果実 TokyoMX(11/23）#08

第8話　セカイ樹の種I

入巣蒔菜から雄二に不思議な内容のメールが届いた。
お兄ちゃんからパパにランクアップした。
蒔菜の一生分のお小遣い7000万円で購入された雄二。
パパは絶対に死なないでね。

寮生にパパとなったことを知らせる。
入巣家は何代にもわたって政治家を輩出した名門家。
日本の政治を裏から操っていたとの噂もある。
父親は防衛省で汚職に関与してしまい公表しようとして
　亡くなった。
その際に蒔菜が誘拐されて精神を病み失語症となった。
そんな長女の蒔菜を絶縁され家督は妹の沙里菜に移った。
沙里菜と蒔菜の父親は異なり、沙里菜は蒔菜を知らなかった。
祖母と娘が入巣家の実権を握っている。

1学期も終わり夏休み、蒔菜はパパの雄二のスケジュールで
　肉体の鍛錬が始まる。
新横浜から新幹線で帰省する天音。
残った蒔菜は雄二に帰省しないか尋ねる。
年に一度師匠の墓参りに行く。
今から行こうよ。

山梨に眠る師匠、日下部麻子の墓に天音のバイクで向かう。
雄二の両親は亡くなり親戚が親代わり、彼らは悪党だった。
日下部麻子に強襲されて、雄二は彼女に育てられた。
日本で暮して米国に引っ越して戻ってきた。
麻子は雄二の母親代わりだった。

山梨のログハウスは、一般的には立ち入り禁止。
JBがたまに利用しているらしい。
二人で墓参りをする。

街中で妹の沙里菜を発見する、彼女の乗る自動車が爆破される。
横を通りかかった蒔菜も巻き込まれるが無事だった。
妹も病院で一命を取り留めた。
例え世界中を敵に回してもお前は守る。
俺も絶対に死なない。

JBから本社へ出頭命令が届く。
9029号が雄二のナンバー、過去にも色んな人物が使っていた。
今の俺には人は殺せない、だから予備役になった。
JBに届いた暗殺指令書のターゲットは入巣蒔菜だった。

---次回　「セカイ樹の種II」---

入巣蒔菜のエピソード回です。
この子も重い過去を背負ってますね。
父親の暗殺に巻き込まれて誘拐されて失語症。
そして実家からは絶縁、家督は妹に。

これで実家とは関係ない個人の筈ですが妹が
　暗殺されそうになって蒔菜の暗殺指示。
家督争いが生じたようですね。
妹の沙里菜を守るためには蒔菜が邪魔なのでしょうね。

此処は一芝居打って蒔菜を死んだことにして、別の戸籍で
　他人として人生を歩むのでしょう。
由美子と同じ結果になるのかな。

蒔菜は父親が亡くなった経験を持つので、絶対に死なない
　だろう強い雄二に父親を求めたのでしょう。
この作品では珍しく理論的です。
蒔菜自身が明るいアホの子なのでエピソードでも
　それ程暗くならないのが救いかもしれない。