四月は君の嘘 フジ(12/18)#11

第11話　命の灯

公式サイトから
公生の演奏は終わった。
コンクール会場の控室に戻った公生の前に、亡き母の友人・瀬戸紘子が現れる。
日本屈指のピアニストである紘子は、公生がピアノに込めた想いを読み取っていた。
――ピアノは奏者のすべてを引きずりだすわよ。
そのことばに戸惑う公生。
そしてコンクールの結果が発表されたが、武士と絵見は妙に晴ればれとした
公生の表情を見て、彼の変化と成長をたしかに感じ取るのだった。

公生は武士のヒーローであり憧れだった。
それが、こんな演奏に怒っていた。
コンクールは神聖なもの、自分探しをするべきところではないと
　すれ違いざまに苦言を呈す審査員。

瀬戸紘子が公生に抱き着く。
母親の同期のピアニスト、今では日本屈指のピアニストだった。
彼女も観賞していたのだった。
そして公生のピアノに込めた思いを感じ取っていた。
どちらがタイプなのとかをりと椿を見て尋ねる。
単なる感謝だから、僕はあくまで友人Aだから。
結果は見ていきなさい。

あっけらかんとして結果を見る公生。
何だよ、あの演奏と公生に怒りを露わにする武士。
滅茶苦茶だったじゃないか。
滅茶苦茶でも手抜きはしていない、今の僕だ。
初めて公生の耳が聞こえないことを真実だと知る武士と絵美。
審査結果は悲喜こもごもだった。
僕らは旅の途中に居る。

スッキリした様子の公生だが、色々と思い出すとやはり悔しい。
悔しくて叫びながら走り出す。

かをりの実家はケーキ屋さん、TOWAから手紙が届いていた。
ベッドに倒れ込むかをりだった。
自宅を訪ねる瀬戸紘子、電話に出ないので心配になって
　駆けつけてきたのだった。
公生は昨夜に帰ってから練習を続けて眠ってしまっていた。
もう一度ピアノを弾くとは思わなかった。
何があんたをピアノに向かわせたの？
変なバイオリニストに出会った。
もう一度、あの光景を体験したい。
変なピアニストになりたい、お願いします、僕にピアノを教えて下さい。
後見人は私しか居ない。

TOWAからの手紙は招待状だった。
優勝者と成績上位者を労うガラコンサートに主催者推薦で
　選ばれたのだった。
エキシビジョンマッチの様な物。
君はどうする？

F.クライスラーの愛の悲しみを演奏したい。
ごめんね、あなたを落とした私は弾く資格はないけれど
　もう少し一緒に居てねとバイオリンに囁くかをり。

練習帰りの川でホタルを発見する。
これは命の灯だ。
久し振りのコンテストはどうだった？
個人的な思いに満ちていた。
君は何を支えにしたの？
君が居たんだ、僕は旅をする、降り注ぐ拍手を求めて。
君と肩を並べて演奏したい。

いつも側に居て助けられるとは限らないんだよチャーリーブラウン。

---次回　「トゥインクル　リトルスター」---

結果は分かっているコンテスト。
でも負けを感じると悔しい。
夜通し練習した公生は母の友人のピアニスト瀬戸紘子に
　教えを乞うのだった。

公生にガラコンサート出場を尋ねるかをり。
そしてかをりのお陰で演奏できたことを聞く。
でも彼女も会場で感じてましたよね。
いつまでも側に居られるとは限らないと思うかをり。
やはり余命幾ばくかの命なんでしょうね。
全ては公生を立ち直らせるための行為に思えてきます。

母親は公生をピアニストにする気はなかったのですね。
どれがどうしてあんなスパルタのステージママになったのでしょう。
そのエピソードが語られるのはいつのことでしょう。

次は1/8ですね。
忘れそうです。