PSYCHO-PASS 2 フジ(12/04)#09

第9話　全能者のパラドックス

公式サイトから
シビュラシステムの真実を禾生から告げられる美佳。
真実を受け入れ社会を賛美する彼女は、シビュラの申し子を
称する東金朔夜に逆らえなくなっていく。
その頃、鹿矛囲は公安局から奪った複数のドミネーターを手に政府の
役人たちに牙をむいていた。
ドミネーターの使用が確認され、朱と一係のメンバーは現場に急行。
そこに鹿矛囲が残した朱へのメッセージとは――。

霜月美佳にシビュラシステムの真実を禾生局長が説明した。
素晴らしいとシビュラシステムに傾倒する美佳。
常守朱を黒く染めるために使える。

東金美沙子はかつて人工的に免罪体質を作ろうとしていた。
唯一の成功例が朔夜だった。

全能者のパラドックス問題を雑賀に尋ねる朱。
前提か過程の中に誤りがあるか正解かを示せば良い。
雑賀は常守朱に依存し過ぎている、東金の言葉を思い出す。
鹿矛囲の問いかけは、シビュラはシビュラを裁けるのか。
シビュラでは判定出来ない者が増えるとシステム自体を
　廃棄せざるを得ない。

省内の枡嵜医師がドミネーターで処分された。
ログは上書きされている。
美佳に東金は自身の行動だと告げて、朱の祖母の居場所を探させる。
俺はシビュラそのものだ。
常守朱に鹿矛囲を処分してもらおう。

国交省の若手役人、桒島浩一が各界の著名人を
　招いて頻繁に会議を行っている。
鹿矛囲と同じ学校で事故の直前に転校している。
彼が鹿矛囲の協力者で各界の著名人と橋渡しを行ったと
　考えられる。

桒島の招きで集まった人々はシビュラを否定していた。
彼らをドミネーターで処分する鹿矛囲と酒々井。
唐之杜からドミネーターの使用を告げられる朱、彼女が
　今向かっている場所だった。
桒島は自分だけが助かったことを引け目に感じていた。
彼の色相の濁りを助けた鹿矛囲だった。
切り札を手に入れたと告げる桒島。
必要ないと、常守朱は裁きの証人になって欲しいだけ。

急行した朱、桒島は屋敷に火を放った。
燃えているのは入れ替わった密航者たちだ。
そして朱にある物を見せる。
何をしたと怒る朱。
それは朱の祖母の耳たぶだった。
常守監視官が鹿矛囲に近づき過ぎるから。

地下鉄で鹿矛囲が発見される、同行者に共通点は無かった。
雑賀の連絡で過去15年間に親しい人が交通システムの
　事故で亡くなっていた人々だった。
接点は地獄の季節。
鹿矛囲は決着をつけようとしている。

ワゴン車に拉致されていた朱の祖母。
東金が発見する、あーちゃんのお仲間さんね。
撃つ音が聞こえる。

---次回　「」---

ここに来てまだ、色んな事柄を描くので、
　収拾がつくのか心配ですね。
朔夜が人工的な免罪体質だった。
この設定に意味がある様にも思えないのですが・・・。
もう少し早く登場させた方が面白かったと思う。
でもシビュラを悪のように描くと面白くない、善ではないけれど
　良い部分もあって一般的には善の微妙さが良いのだけれど。

朱の祖母を巻き込まなくても、朱は鹿矛囲を逮捕するはずです。
色相を濁らせて、鹿矛囲を殺害させたいのだろうか。
何某かの策を企むと一気に人物が安っぽく見えてしまう。

そしてシビュラシステムが何か策を弄する必要があるのだろうか。
鹿矛囲は犯罪者として処分すれば良いだけ、だがドミネーターは裁けない。
それ故に朱の怒りに任せた行動を期待するのだろうか。
彼女は私怨で復讐するタイプではないのですよね。

鹿矛囲の手術の特許は東金財団が持っている。
だから枡嵜医師が施した鹿矛囲の手術も知っているので、
　鹿矛囲のことは知っている。
なので処分すれば良い、シビュラには彼は必要ない。
そこまでは良いのですが、鹿矛囲の別システムも潰したいので
　それに絡んでくるのだろうか。