憑物語 BS11(12/31)

第体話　よつぎドール

公式サイトから
受験勉強に追い込みをかける阿良々木暦は、小さいほうの妹、
　阿良々木月火と入浴していた。
その時、暦は自らの体に現れた“見過ごすことのできない”変化に
　気付いてしまう―――。
暦は、現れ始めた変化の原因を探るべく、忍野忍の助言で
　影縫余弦・斧乃木余接との接触を図る。
そこで判明した、これまでの報いとも言える変化の原因とは―――。
肉体の吸血鬼化が進行していた暦。斧乃木余接からは、
これ以上吸血鬼の力を使わないよう忠告を受ける。
だが、そんな時、火憐と月火の身に危険が迫り―――。
不死身の怪異の専門家・手折正弦（ておりただつる）に
　さらわれた火憐、月火、駿河。
正弦の指示通り、北白蛇神社に向かう暦と余接は途中、
　後輩の少女、忍野扇と出会う。

2月13日に姉妹に起こされる暦。
火憐がランニングに出たので戻った時に入るお風呂を
　準備する暦。
しかし先に入りたくなった暦、月火も同じ考え。
間を取って一緒に入ろうよ。
お互いに髪や体を洗い合う二人。
そこで鏡に自分が写っていないことに気付く暦。
月火に鏡を見せないようにするとキスだと勘違いする月火。
その誘惑に負ける暦、直前に火憐が帰ってきた阻止される。

忍をドーナッツで釣って相談すると専門家に聞くしかない。
忍は暦の体には何もしていない。
斧乃木余接に連絡するのが良いのでは。
影縫余弦とも連絡先を知らなかった。
貝木泥舟、臥煙伊豆湖に頼むのはもっと気が引ける暦だった。
臥煙伊豆湖から先回りして余接を送ったと落合先がメールされていた。

月火は影縫のターゲットだからと神原の家に向かわせる。
余接と影縫に暦の体を調べてもらう。
臥煙から指示されてもいた影縫。

鏡に姿が写らないのは吸血鬼化が進んでいる。
それも忍とは関係ない独自の進化らしい。
元に戻る術はない、吸血鬼の力を使わなければ、現状維持が可能。
千石撫子の事件で毎日、能力を使ったのが拙かった。
自身の行動の報い、対価だと納得する暦。
今後は能力を使わないと誓う。

全身の詳細なチェックをしようとする影縫。
そこに臥煙からの電話で正弦がと事件報告。
神原家に急行する暦、折り紙の鶴を発見する。
月火、火憐、神原駿河の姿は無い。
それこそが手折正弦の犯行の証。
北白蛇神社と場所のメッセージが込められていた。
手折正弦は怪異の専門家、不死身に興味を持つ人形使い。
ただし命の無い物に魅かれる影縫とは相対する存在。

暦と余接が北白蛇神社に向かう、影縫も臥煙の指示で手伝うが
　直ぐには向かえない。
途中で忍野扇と出会う。
これから戦地に向かう暦に激励をするためらしい。
バランス良く正したいらしい扇。
彼女がラスボスなのだろうなと考える余接。
鬼のお兄ちゃんを困らせたいのだろう。
それで月火の事を正弦に話したのだろう。

臥煙伊豆湖の発案で貝木、忍野、影縫、手折の4人で
　作成したのが余接だった。
しかし所有で影縫と手折が揉めたのだった。
最後は余接が影縫を選んで決着したらしい。
最終的には、僕を正弦に差し出せば、3人は返してくれるよ。
それは拒否する暦、自身が陽動して3人を助けてアンリミテッド
　ルールブックで救出して欲しい。
余接の作戦はアンリミテッドルールブックを正弦に叩き込めば
　消滅する、それから3人を回収する。
人殺しは禁止する暦だった。
忍にとって大事なのはあくまで暦。
暦が吸血鬼になるのは、むしろ好ましいと告げる。

正弦を発見して話しかける暦、影縫と同様に地面を歩けない
　呪いをかけられているらしい。
呪いと言うよりは自身でのルールらしい。
私はどうして此処に居るのだ？
私が犯人だが分からない。
暦を退治する理由が分からない。
誰かにキャスティングされただけに過ぎない気がする。
暦も、影縫でさえも、与えられた役割に思える。
忍野を探せ、あいつなら外からバランスをとれる。
駒の様に働くのはうんざりだ。
暦を吸血鬼にする手伝いはうんざりだ。
一思いにやってくれ。
僕は決め顔でこう言った、アンリミテッドルールブックを放つ。

僕は化け物だから気にしないで。
鬼のお兄ちゃんはこうなってはいけないよ。
2月14日に戦場ヶ原宅を訪れてチョコをもらう暦。
鏡に映らないとどうなるの？
私の瞳には写り続けているわよ。
忍野を探す羽川を訪ねる予定の暦を引き留めるひたぎだった。

臥煙と影縫の相談で、暦から真宵、撫子、余接を引き離すのが
　目的だろうと考えられた。
それで月火たちにクレーンゲームでゲットされた余接は
　阿良々木家に居候するのだった。

---感想---

斧乃木余接が手折正弦に差し出されてお別れかなと
　思ったらそうでもなかったのでした。
忍野扇がラスボスで暦を吸血鬼にして北白蛇神社の
　神とするようなストーリーですね。
そのための前段階のエピソードでした。
影縫余弦はいつも何かの上に立つのは、地面を歩かないと言う
　呪いのためだと判明しました。

暦が誓うと言うシーンでは、余接はセーラームーンの
　月に代わってお仕置きよポーズしてましたね。

しかし月火と暦の兄弟愛を越えた愛情にも感じる二人の
　お風呂シーンが見せ場だったのでしょうか。
最後にガハラさんも登場して、存在感を示してましたね。
さて忍野メメは最後に登場するのだろうか。
手折正弦の存在感が、完全に1話限定ゲストキャラでしたね。