純潔のマリア BS11(3/01)#08

第8話　人は、人にとって狼
　LIBER VIII　LUPUS EST HOMO HOMINI

エドミナの部屋から帰ってきたマリア。
北の部族が薬を貰おうと待っていた。
アンがやって来たことを告げる。
プリアポスに状況を確認させる。

マーサは修道士からもらった薬で元気になった。
マリアから貰った薬は毒だったと告げられる。
どうして修道士様は嘘をつくの？

ガルファの下に届け物を運ぶジョセフ。
ガルファはシェフになっていた。
町ではマリアの所為で戦いに負けたと言われている。
プリアポスとジョセフはマリアに現状を伝える。
怒るマリアに、今は出るなと止めるアルテミス。
アンとマーサに迷惑が掛かるから。

あなたが異端だから、仲間外れにされて一人になるのです。
素直に私たちの仲間になれば良いと泣きながら叫ぶエゼキエル。

世界中が敵になっても私はマリア様の味方です。
いつまでもお側に居ますと告げるジョセフが有りがたい。
思わず抱き着くマリアだった。

イーヴァンを殺めたなとガルファに逆らう男はシェフになりたかった。
ル・ネ伯からの贈り物は義手だった。
逆に男を倒すガルファだった。
これならアイツにも勝てると思うのだった。

北の部族も衰退したと話すケルヌンノス。
人は直ぐに忘れる、だからケルヌンノスもこんな姿になった。

魔女との付き合いをキッパリと断って下さいとマーサに説くベルナール。
貴方の御子息やお孫さんのためにも。
その言葉に帰依するマーサだった。
この世に魔女など必要ありません。
ジルベールが異端審問官となります。

ガルファにマリアの処女を奪えと命じるベルナール。
そのための薬も準備しました。
お前、中身は悪魔だな。
誰の心の中にも悪魔は居ます、そのために神が必要なのです。

私は戦いを止めて何がしたかったのだろう。

---次回　「CUM GRANO SALIS」---

マリアには厳しい現実が待っていました。
フランスが負けたのは、ガルファが原因なのですよね。
確かにマリアが止めた混乱からイングランドが息を
　吹き返したのですが、陣形を崩したのはガルファ。

前回のガルファの話した良い案とはマーサの事だったのだろうか。
マリアに会った帰りにアンとすれ違っているので、
　彼女がマリアを訪れたことは知っている。
それからジルベールがマーサの事を調べたのだろうか。
それよりは、イングランドに負けたのはマリアの所為だと
　人々に喧伝することのような気がする。
それにしてもガルファのキャラが策士なのかよく分からない。

ただベルナールがレイプを命じるのは、やり過ぎな気がする。
ベルナールが暗にル・ネ伯に示唆して、義手を渡す際に
　命じる方が自然な気がする。
ベルナールがマーサにマリアとの付き合いを辞めさせる
　降りは見事でしたね。
子供や孫を盾にとる様な説得は嫌らしくてキャラにあっている。

ケルヌンノスの言葉、信仰心が神を存在させている世界なのだろうか。
異端審問は陰惨、非道しか思いつかない、嫌な言葉ですね。
魔法が使えなくしてから異端審問を行う気ですね。