純潔のマリア BS11(3/08)#09

第9話　一つまみの塩を
　LIBER IX　CUM GRANO SALIS

悩んでいるマリア、魔力が弱まっている。
お勤めに出掛けるアルテミス。
エゼキエルはジョセフを呼べば元気になるかもと出かけようとする。
夜目の効くプリアポスが同行する。

香を焚いてマリアの部屋に侵入してガルファ。
処女を奪って魔力を失わせようとする教会の命令に従う。
目覚めたマリアは体の自由がきかない。
それでも何とか魔力を行使するがガルファに致命傷を
　与えられない。
殴られ蹴られ捕えられるマリア。
処女を奪おうとした時にプリアポスとエゼキエルが戻ってくる。
必死に抵抗してガルファを抑え込もうとする。
縄を解かれたマリアが魔法を使うが発動しない。

マリアが魔法を失ったと部屋を出るガルファ。
帰りにジョセフと出会って適当に誤魔化す。
ジルベールが異端審問審議にマリアを処すので連行する。
家を燃やす、ジルベールに従う村民。
駆けつけたジョセフにガルファやジルベールの行動を話す。
アルテミスも戻ってきた。
私が告げたからと責任を感じるエゼキエル。

村人にマリアが夢魔を使役したところを見たと証言させる。
アンの父親も不遜ながらも証言する。
マーサに信仰心を見せてもらいましょうとベルナール。
苦しみながらも石を持つマーサ。
速く投げろ言わんばかりに合図を送るマリア。
石を投げて泣き崩れるマーサ。
アンも泣き出してしまう。

アルテミスが今後の対応を考える。
今出て行くのは得策じゃない、迷惑が掛かる。
使い魔の二人が無事なのでマリアは未だ処女かもしれない。
一時的に魔法が使えないだけかもしれない。
アルテミスはビブに連絡して他の魔女の助けを求める。
異端審問は直ぐには決断が降りない。
暫くは時間があるので、全員で手分けして出来ることをする。

ル・ネ伯にマリアの延命を頼むジョセフ。
どうせ放逐されるからと取り合わない。
イングランドとの戦争が気になっている。
ガルファの行動を叱責するが、魔法を使えなくするのが
　命令だから間違ってないとうそぶく。

早い処分を求めるベルナール。
しかしジルベールは正式な手続きが必要と早急な処分は断る
　融通の利かないタイプだった。
ジブは一人でマリア救出に向かう。
他の魔女はバカンスで遊びに出掛けていた。
ジブの行く手を塞ぐミカエル、反抗して攻撃するが適わない。

牢獄のマリアを訪れてマーサへの合図を訪ねる。
苦しそうなマーサの顔を見ての行動だった。
その行動は神と同じ。
ジルベールが偶然にも陰で二人の会話を盗み聞き。
何もしない神など居ないのと同じだわ。
だから地上は私たちが廻した方が良いの。

不在と同じ、存在を証明できない。
不変の前提が間違っているのか？
ベルナールはマリアの言葉に一人考え悩み始める。
人間界の実権が神から人の手に移る。
神は信仰の対象。
私たちが一人一人、立ち上がることだと納得する。

ありがとうマリア、足にキスをするベルナール。

---次回　「ODC ET AMO」---

捕えられて証言されて、異端として審問を受けることになったマリア。
使い魔のアルテミス、プリアポスだけでなくエゼキエルや
　ジョセフも彼女のために対応を考える。
魔法が使えなくなったのは、信仰心が減少したからだろうか。

仲間の魔女にも助けを求めよう。
しかし魔女の力は使わせないとばかりにミカエルが行く手を遮ります。
エゼキエルの言葉など聞くに値しないとの行動です。

そんな状態で一人、マーサの行動を促したマリアに
　注目するベルナール。
マリアの言葉に何かを感じて考え悩む。
神は何もしない、それは不在と同じ。
神は象徴、偶像と同じ。
人の世を変えるのは人の力。
頼るだけの宗教を脱却するかのような結論に到達しました。

もっと腹黒で宗教が正しいと行動するのかと思ってました。
マリアの行為に神と同じだと考え、聞くに値すると考えるベルナール。
彼は自分たちの手で立ち上がる、神にも魔女にも頼らない
　道を歩み先導するのだろうか。
そうであれば彼がメインヒーローにも思える。