SHIROBAKO TokyoMX(3/19)#23

第23話　続・ちゃぶだい返し

茶沢からの突然の連絡を渡辺プロデューサーに
　伝える葛城。
今からの修正でも放送には間に合わせます。
総集編準備する？
お願いします。

全話のアフレコが終わって打ち上げに参加して絶好調の木下監督。

電話に出ないので、ゲームと偽ってムサニへ強制連行。

夜鷹書房で茶沢、半藤編集長と打ち合わせをする。
今からの修正では放送に間に合わないと泣き落としの葛城。
この世界では原作者は神、ゴッドが言ってます。

押し切られて修正箇所を連絡してもらう。
最終話の作業は全てストップ。
ありあが飛ぶ理由を見つけるのはNG、キャサリンの死で
　終わって欲しいと原作者から指示が届く。
究極のバッドエンド、舞茸は取り敢えず修正脚本を書く。

野亀のアニメ化は2作品目、初作品はセーラー服とF3。
平岡がグロスの制作進行で参加していたが酷かった。
原作を無視したキャラにストーリーで作画も散々だった。
最後には原作者まで叩かれた。

脚本は修正できたが納得出来ない木下監督。
丸川社長が監督の意味を正す。

本田が差し入れに来る、まだ万策尽きてません。
せめて野亀さんに会えれば・・・メールにメアドが記されていた。
メールで会見を要求する木下。
即座のレスポンスで会見がセットアップできた。

丸川社長が勝負服を準備した。

会見場所は夜鷹書房、茶沢担当が半藤編集長が
　尾之上編成局長が引きとめようとする。

彼らを乗り越えて原作者、野亀武蔵と会見する。
渡辺、葛城が好フォローする。

ありあが飛ぶ意味を見つけるのが木下のテーマ。
ありあが別の道を見つけるのもあるかもと原作者は
　悩んで決めかねていた。
木下は仲間がいるから頑張れる、それは制作チームでも同じ。
制作チームが大事で責任感があるのは分かった。

でも三女の五人には野亀の負のメタファーを当てている。
だから個人的な内面の問題に帰結する。
ありあには何もない、それが問題と考えている。
それなら自分の夢や希望を見つければ良い。
誰かに与えられても良い。
キャサリンとの約束の仔牛を見に行くことでは？
それではまだ弱い。
両親と会うのは？
キャサリンの妹に会うことだ。
他者と一緒に作ることに初めて喜びを見つけたよ。

もっと早く会いたかったのに会わせてもらえなかった。
茶沢くん、変な話じゃない。
編成局長も編集長も担当換えを決める。

追加の脚本を舞茸とみどりで徹夜で作ることになる。
妹のルーシーのキャラデを井口に頼む。
ルーシーの声優は誰にしましょうか。
オーディションの音源は残ってますか？
脚本と絵コンテに原作者の了解がでる。
50カットが削除で100カットが追加になる。
新しく原画マンを探さないとね。

アリアとルーシーの再アフレコを急遽行う。
ルーシー役はしずかが選ばれた。
木下がキャサリン役には少し幼いと判断していのを覚えていた。
私の夢に少し近づいた気がします。
しずかのアフレコが終了する。
思わず涙を流すあおい。

ミムジーとロロのED。

---最終回　「遠すぎた納品」---

ここまで三女に関われなかったしずかがルーシーに
選ばれました。
遂に5人全員が関われて思わず涙するあおいでした。
特にしずかは今まで良いところ無しだったので感慨もひとしおですね。
ルーシーのセリフがしずかの思いとピッタリとマッチしてたのも
　良い演出でした。

ここまでフラストレーションの貯まる茶沢担当が今回は
遂に悪行がバレた感じでスッキリでした。
貯めて貯めてからの一気の開放が心地いい。
最初から会見ができていれば、もっとすんなりと上手く進行したのにと
　考えると渡辺、葛城の罪は重い？
まあ、あり得るトラブルを全て誇張して生々しさを薄めているので
　こうなったのでしょうね。
原作改変はオリジナルが全盛の頃には有り得た話なのでしょう。
映像は映画から始まっているので、今も古い世界なのかもしれません。

途中の木下監督の波動腹、昇竜腹、竜巻腹も遊び満載。
竜巻腹はガッチャマンオマージュで、全体にタツノコプロ
　オマージュが満載です。
夜鷹書房会議室には、ゴハン3世もありました。

メール転送でメアドが記載されて、連絡がとれたのは
　面白いエピソードでした。
勝負服のカウボーイスタイル、ブーツに拍車まで描かれているのは
　芸が細かい。

今回は、木下誠一監督のエピソードがメインでした。
制作現場も作品愛に溢れた作品は名作となるのですね。