プラスティック・メモリーズ BS11(4/25)#04

第4話　うまく笑えなくて

アイラが挨拶してくれて喜ぶツカサ。
闇回収業者の事件も多発している。
今回の仕事は小学生ソウタを育てるギフティアのマーシャの回収。
3年前に両親は揃って他界した。
ギフティアに育てられた子供をアンドロイドチルドレンと呼ぶ。

マーシャはツカサとアイラを歓迎する。
両親はソウタを愛していたことを語るマーシャ。
学校から帰ったソウタ、今直ぐ連れて行って。
サインするから、ギフティアは嘘つきだ。
ずっと一緒にいてくれると嘘をついた。

ミチルもアンドロイドチルドレンだった。
ソウタは愛されていたことを思い出せば良い。
第1課長の山野辺は部長に叱責されていた。
他部署の5倍の経費を使っている。
ロードマップを提出して欲しい、経費削減が出来なければ次は・・・。

マーシャに家族のアルバムを見せてもらう。
誕生日に母親が、いちごタルトを作った。
アルバムに母親のマル秘レシピが隠されていたのを発見する。
明日はソウタの誕生日、パーティを開催しよう。

かつてペアを組んだカヅキとアイラ。
アイラとはもうペアを組めないと解消したカヅキ。
これはソウタにとって良いこと？
アイラはツカサに従うだけだけど。

パーティの準備をするツカサとマーシャ。
ミチルとザックも手伝いに来る。
実は料理上手なミチル、父の食事も作っていたらしい。
3年前に回収されたミチルの保護者、ギフティアの父
10年経過したギフティアはワンダラーと呼ばれる。
記憶や意志は徐々に失われ、運動性能だけが残る。
徘徊するだけだからワンダラーと呼ばれる。
そうならない前に回収されるべき、ワンダラーにしてはいけない。

ソウタが戻って誕生日パーティを開催する。
嬉しくないソウタだが母親の作ったいちごタルトと同じ
　タルトを見て母親を思い出す。
これは偽物、ママが作ったいちごタルトはもっと美味しい。
泣き崩れるソウタ。
マーシャごめんね、嘘つきと言って。
これからもずっと一緒だよ、パパもママも一緒。

前日に闇回収業者がソウタの家を訪れる。

ソウタにとってマーシャと仲直り出来た事は良いこと。

---次回　「」---

各エピソードは良い話でしたが全体としては
　おかしなストーリーでした。
ソウタがギフティアを嘘つきと言ったのは、これからもずっと
　一緒だとマーシャが言ったから。
ストーリー展開的にはマーシャの言うことが事実だと
　ソウタが実感できる必要がある。
それはミチルの言う愛されていたことを思い出すこと。
その愛された思いとずっと一緒だの言葉との繋がりが弱い。
ママのいちごタルトを再現してママに愛されていたと思うのは
　悪くないが演出が弱い。
ソウタの中に思い出として一緒に残る、と台詞が足りない。

ミチルの過去やお手伝いを描いたので尺が足りなくなった感じですね。
ミチルがパーティを手伝う必要は無かったと思う。
今回良かったのは、山野辺課長が経費を使いすぎていると
　部長から叱責されている描写があったこと。
これでツカサのギフティアを準備できなかったことの説明にはなる。
それを明示して先に描くべきだったと思う。
他にも記憶をコピー出来ない理由なども欲しい。
全ての説明に理由が無いのが設定としては弱い。
全てを言葉だけで説明する厨二ラノベみたいで残念。
世界観を確かなものとするためにも、全ての設定に論理的な
　理由付けは必要だと思う。
特に異世界、未来を描く作品は何が可能で何が不可能かを
　明確に描く必要があると思う。