相棒 劇場版III テレ朝（4/19）

巨大密室！特命係　絶海の孤島へ

刑事ドラマの劇場版となると巨大組織や
　凶悪殺人犯などの適役の設定が難しいと思う。
例えば国際的テロリストや軍隊の特殊部隊出身者などの
　暴力のプロが相手に選ばれやすい。
名探偵コナン　異次元の狙撃者でもSEALSが登場してました。

日本では自衛隊出身者が登場することになる。
相棒シリーズでも度々登場する自衛隊は大変なものを
　盗まれるウッカリさんだったりする。
そして巨大組織は秘密を隠蔽する。

今回の作品では民兵の登場。
しかし余り強そうに視えなかったのは残念。
絶海の孤島もジャングルが日本だと思い難い風景で
　現実感がわかない。
まるで他国での出来事みたい。

そして彼らと右京さんは噛み合わせがあまり良くない。
なぜなら安楽椅子探偵の右京さんにアクションは
　本来の対決の場ではないから。

今回も、絶海の孤島での捜査をダミーにして
　盗まれた天然痘ウイルスの発見が主目的。
それからして、特命課に向いているとは思い難い捜査。
しかし瓢箪から駒、死亡事故が殺人の可能性が高い。
そうして自衛隊は盗まれたウイルスを証拠隠滅。
民兵を組織した男や後押しする議員は彼らを信じられない。
結局は大事に至る前に見限るのだった。

そんな政治的な後押しをするのが防衛省幹部。
結局、右京さんは最初の事故が殺人だと推理して
　犯人に自供を迫る。
そして隠した天然痘ウイルスの所在を推理する。
さすがに右京さんと感心できる部分が圧倒的に少ない。
なんだか見終わっても感心も何も残っていない。

興行収入は、2014年度18位で20.1億円だったらしい。
名探偵コナン　異次元のスナイパー　7位40.2億円
完全に半分でした。
公開劇場数が異なるのかもしれない。
コナンは東宝系で200を超える劇場数ですから。

ただポケモン、ドラえもん、コナン、ルパン、るろ剣などが
　上位に並び、実写の邦画劇場版ではトップクラスなのですね。

相棒I　2008年度7位　44.4億円
名探偵コナン　戦慄の楽譜　同年20位　24.2億円

相棒II　2010年度15位　31.8億円
名探偵コナン　天空の難破船　同年度14位　32億円