放課後のプレアデス TokyoMX(5/07)#05

第5話　帽子と氷とお姫様

第36回演劇祭、王子はあおいに決定した。
しかもプレアデス星人が書記のスバルにぶつかって
　1票を投じてしまったから決定された。
お姫様役は大差でいつきに決定した。

物語は囚われのお姫様が最後に消失を願う悲しい結末。
あおいが乙女モード全開でドレスを描く。
そのまま製作を始める。
学級日誌を届けるすばるは、みなとの部屋に侵入。
いつもここに居るね、ここは私の夢の中？
まるで囚われのお姫様みたい。
ここから出たくないの？

着替え中のいつきと遭遇するすばる、ドライブしない？
練習中に頑張って上昇したいと願ったすばるは、とんでもない
　雲の上の高みにまで飛翔できた。
いつきには願いは無いと自制していた。
自分のワガママで皆に迷惑を掛けたくないから。
幼いころはお転婆だったいつき。
ある日、木に登って落下、おでこを傷つけてしまった。
一緒だった兄を叱った両親。
眠っていた幼いいつきが目覚めた時に流れ星を見た。

幼いころの出来事をすばるに話すいつきだった。
エンジンのカケラを発見したからと連絡が届く。
下校途中の3人も呼び戻されて部室に集合していた。
正確な存在場所は分からないけれど、反応は感じた。
因果を結んでテコの原理を利用して引き寄せるはずが
　逆に移動してしまう。
火星、小惑星帯、木星を次々に通過する。

到着したのは氷のリングの存在から土星と判明する。
みなと、ツノマントも到着する。
しかしカケラの所在が不明、みなとに弾き飛ばされた
　すばるといつきも居場所は不明。
土星のリングは地球が5つも並ぶ大きさ。
すばるといつきを結んで三角形の魔法陣を展開する。
それで移動すれば探せるかもしれない。
偶然にもカケラを発見する。
みなとが割り込んできてカケラを消失。

リングにはプロペラ形状が存在する。
これは質量の異なる物体による引力で形成される。
何かを思いつくが言えないいつき。
リングを何度も横切って穴を開ける。
リングは流れているのでいずれは元に戻るから心配ない。
リングを構成する氷が散乱してプロペラ状態を発見。
カケラを発見する、みなとと争ういつき。
おでこの傷を隠したいので怯んでいたが、みなとに先を越されて
　額を気にせず突進する。
額の傷は言われないと分からないよ。
迷惑かけたって良いよ、仲間だから。
みなとよりも先にカケラを獲得、確定させて部室に戻れた。

演劇のストーリーはハッピーエンドに書き直された。
そして王子様役を演じたかったいつき。
あおいに、お姫様役と交代してもらった。
貴方がそれを望むなら、それは私の望みでもある。

鑑賞する兄も喜んでいた。
すばるは花、ひかるは蛙、ななこは筍役だった。

---次回　「目覚めの花」---

今回も綺麗な映像でした。
しかも土星の監修は国立天文台。
新たな天文の知識が得られるアニメです。
土星の輪のプロペラ状態も実際に観測されているらしい。
彼女たちの飛行シーンを観るだけでも十分な作品です。

今回はいつきのエピソード。
いつも帽子をかぶったりカチューシャで額を隠していたのは
　幼いころの傷の思い出。
そして我が儘は周囲に迷惑をかける。
そんな思いから大人しいふりを装っていたのでした。
いつきも幼いころにすばると同じ流れ星を見ていました。
あれが視えると魔法少女に選ばれる素質が
　あるということなのでしょうね。

火星や木星、アステロイドベルトをお菓子に例える少女たちが
　現実的で使命感もなくて軽くて緩くて良いですね。
アステロイドベルトはあれほど、小惑星や岩石が密集して
　いるわけではないらしい。
脚本はベテランの浦畑さん。
いつきは実はお姫様なんかじゃなかった。
過去の話からのエピソードは少し駆け足過ぎたかな。