シドニアの騎士 第九惑星戦役 TBS(6/12)#10

第10話　進入

惑星ナインの裏側で奇異子と遭遇した調査隊。
隼風の突撃も通じず、4機が飛散する。
6405号機、5125号機が大破する。
隊長機と共に重力に引き寄せられて降下するイザナ。
隼風の破片が良いぐあいに降下の衝撃から守ってくれる。
しかし弾体加速装置を手放してしまった。
追いかけてくる奇異子がカビを目指して移動する。
それだけではなく、燃料も放出する。
高濃度へイグス粒子にも集まる奇異子。
これで当分の間は奇異子の標的としては狙われない。

小林艦長は救出ではなく奇異子殲滅の立案を纈に命じる。
惑星ナインは大衆合船殲滅には重要拠点になるから。

モニターで視聴していたつぐみはイザナを助けに行くと暴れる。
谷風が必死に止める、纈に二人の出撃要請する。
そんな個人的な要請を受け入れられる訳がないでしょう。
岐神はイザナが死亡するとつむぎの戦意が失われるので
　出撃を提案する。
継衞改二と融合個体の実践訓練を行いたいと提案する。
小林艦長の許可を得て、急遽出撃が認可される。

継衞改二は新素材を用いた軽量機体、急遽出撃調整をする。
つむぎと掌位してイザな救出に向かう。
連絡が途切れた付近で奇異子の集団と遭遇。
掌位を解いて迎撃して再び掌位。
つむぎが何かを感じる、ヘイグス粒子砲による攻撃で
　落下する谷風。
浮島に衝突して、死亡を確信するが生存していた。
新素材はその程度では破壊されなかった。
つむぎを探すと奇異子と交戦中だった。
個体識別番号はガ490、紅天蛾だった。

つむぎが近接戦闘を行う間にイザナの捜索を依頼される。

---次回　「邂逅」---

戦闘ではなく、調査、分析、類推能力に長けている
　イザナは祖母譲りの血筋だろうか。
泡衣星白もカビを見ているとの指摘もありました。
奇異子はカビと高濃度へイグス粒子に集まってくる。
これは何を意味するのでしょうね。
イザナの滑空シーンはエヴァのダミープラグ装填量産型を
　思い出させるな。

そして継衞改二の新素材は以前、東亜重工が艦長に見せていた
　泡衣構造を利用したものでしょうね。
2期になってようやく登場の紅天蛾。
つむぎと紅天蛾の一騎打ち、次回は近接バトルとなりそうです。
前回のつむぎとの掌位で八つ当たり気味に無茶苦茶された
　弦打が息ピッタリというシーンは重みがあります。

この作品の背景は単調で悲しいまでの作画の宇宙空間。
同時期の放課後のプレアデスは圧倒的なほどに素晴らしく
　綺麗な宇宙空間を描いています。
ただバトルシーンとなると綺麗な背景は邪魔になるので
　この作品では無機質で単一的な宇宙空間描写が合っているのかも。

今回は泡状分解が見られなくて残念。
奇異子の泡状分解は素晴らしい設定だと思う。
視聴者にコアが破壊されて倒したという達成感を与えるし、
　見た目も気持ちいい。
この泡状分解や触手の攻撃はアニメには向いている設定だと思う。