響け♪ユーフォニアム TokyoMX(6/09)#10

第十回　まっすぐトランペット

今回のオーディションで先輩を差し置いて選ばれた
　事になった久美子。
中1の夏のコンクールのオーディションで同じ経験をしていた。
落選した先輩が久美子に文句を言ったのだった。
あなたが居なければコンクールで吹けたのに。

夏紀が久美子に放課後に付き合ってと声を掛ける。
毛布を敷いて音を吸収させる指導をする滝先生。
実際の会場は広いので音量を上げて演奏する練習を始める。
夏紀からオーディションに落ちたことを気にしていると尋ねられる。
ユーフォニアムを初めて1年、課題以外のパート演奏を
　求められるとボロボロだった。
久美子を気遣ってくれた夏紀は良い先輩だと思わず
　涙が溢れてしまう。

香織ラブの吉川優子はソロ選抜結果に納得していなかった。
滝先生と麗奈は以前から知り合いだったと噂を聞いて
香織の思いを知って居るだけに不正だと告げる。
そんな噂は広めてはいけないと口止めする。

毛布を敷く作業中に高坂麗奈と滝先生が知り合いなのか
　オーディションの正当性を直接尋ねる優子。
オーディションは公平です、高坂さんと知り合いなのは事実です。
麗奈が怒って滝先生を侮辱するな、私が上手いから選ばれた。
文句を言うなら上手くなってから言えと部屋を飛び出す。
追いかける久美子。
麗奈は間違っていない。
麗奈の父親がプロのトランペット奏者で父親同士が知りあいだった。
滝が北宇治高校に赴任することを知って進学先を変更した。
実は滝ラブな麗奈だった。
ソロパート奏者の挑戦者も悪い噂も、力でねじ伏せる。

部内に悪い噂が広まり全体練習が出来なくなる。
終始無言の滝先生に対する不信感も募る。
全体合奏の練習も出来なくなりパート別練習に逆戻り。
緑はソロパートの変更もやむ無しと考える。

あすかを探すことを押し付けられた久美子。
ソロパートの練習を続ける香織を発見する。
未だ納得できないでいた。
あすかもやって来て率直に尋ねる。
誰がソロでも良い、どうでも良い、私には関係ない。
あすかの闇は思いの外深かった、久美子では照らせないと知る。
香織に声を掛けて応援するあすか。
晴香部長は二人の様子を見て、自分一人で頑張るしか無いと決断する。

練習前に全員にオーディション結果に不満のある者に
　挙手を求める晴香部長。
結果は滝先生に伝えます、そこに滝先生が現れる。
優子がオーディション結果に不満のある者だと告げる。
来週、ホールを借りて練習します。
そこで再オーディションをしましょう。
全員で聞いて、全員審査します。
オーディション結果に不満のある人は居ますか？
香織が手を挙げたので、麗奈と再審査を決定する。

---次回　「」---

先輩を差し置いて選ばれた久美子と麗奈。
久美子は夏紀先輩が良い人で久美子の実力も認めている。
そして良い人で逆に心配して気遣ってくれたので事なきを得る。
夏紀は2年目で久美子は7年目、久美子は経験も長くて上手いのを
　夏紀は自覚していましたから納得も出来ました。
中学時代は逆ギレされて八つ当りされたのでした。
それこそ何を言ってるの状態ですが、未熟な中学生だからと
　感じる事件ですね。

一方、麗奈は香織ラブの優子に不正だと言われてしまう。
滝先生も練習が捗らない状況に苛立ちを覚える。
そして松本副顧問のヒントもあって、全員で公平に再審査を
　提案する。
香織も未だ諦めきれず、納得できていなかった。
確かに直接の勝負ではなかっただけに、最後の年だと
　気合が入ってただけに尚更ですね。

さて勝負の行方は？
会場が麗奈にとってアウェイで無いことを祈りましょう。
最初のオーディション演奏なら、二人共余計な思惑や
　感情も無いでしょうが今回はリベンジ。
余計な感情がミスを誘わないで欲しい。
明らかな結果が出たとしても優子は香織を選ぶのか気になります。
そして気になる、あすかの闇の部分。
自分の演奏しか気にならない、楽器ラブを貫くあすかです。
過去に友人を気遣って巻き込まれて不幸になったのではと
　邪推してしまう。

実は恋する乙女の麗奈、認められて特別になりたい。
叶わぬ恋かもしれないのに頑張る姿が微笑ましい。
でもEDの葉月、緑と麗奈が仲良くなることはなさそうですね。
もっとK-ONみたくゆるふわな作品かと思ったら違ってました。

それにしても、直ぐにサボるホルンチーム。
そんなにホルンって悪いイメージなのだろうか。
このエピソードは現実的で妙に生々しいですね。
女子が多い高校生の部活、教師も自主性を重んじて
　あまり詳細には関わらない。
自立性を求めるのか、一歩引いた指導も高校生を
　感じられますね。
尺的にはコンクールで終わりそうですね。