響け♪ユーフォニアム TokyoMX(6/16)#11

第十一回　おかえりオーディション

麗奈をお昼に誘えと久美子に言ってくれる緑と葉月。
屋上で練習していることが分かったので、久美子は
　誘いに向かうが吉川優子に腕を掴まれる。
どう思う？ソロに相応しいと思います。
そうだよね、反則だよね、1年であの音は。

香織は麗奈を気遣ってくれていた。
あすかに演奏を尋ねる香織。
いつものように良いとしか言わない。
オーディションで落ちた生徒たちも曲を
　仕上げろと課題を与えられていた。
秀一は1周間以上、同じ箇所で苦しんでいた。

吉川は麗奈に直接辞退しろと頼み込んでいた。
私に脅された、虐められたと言っても良いから。
香織は昨年、3年生に無視するのは止めてと1年生を気遣っていた。
それを知る吉川、それもあって練習も不十分だった。
しかも一番上手だったが上級生優先で3年生にソロパートを
　奪われて演奏できなかった。
私にわざと負けろというのですか、私には関係ない。
そうだけど、あなたには来年もあるから。
頭を下げたままの吉川を残して去っていく麗奈。
思わず見てしまったが隠れる久美子。

ホールでの練習、設定を始めるが麗奈と香織は
　演奏の準備を促される。
香織を励ます吉川、夏紀にしがみつく。
変なことはするな、香織先輩が一番悲しむと
　夏紀には忠告されていたのだった。
晴香が香織に声を掛ける、あすかは来ない。
どうして、あすかに拘るの？
見透かされている気がするから驚かせたいのかも。

緑と葉月が準備を久美子の分も頑張って送り出す。
麗奈に声を掛ける。

もし私が負けたら嫌？
嫌だ、特別になるんでしょ。
情に流されてはダメだよ。
勝てば悪者になるかもしれない。
私も一緒になってあげる。
裏切ったら殺してもいいよ、愛の告白だから。
私は負ける気ないと毅然とした態度で演奏に向かう麗奈。

二人の演奏が終わり、部員の拍手を求める。
香織の演奏に拍手するのは吉川と晴香。
麗奈の演奏に拍手するのは久美子と遅れて葉月。
中世古さん、あなたはソロを吹きますか？
吹かない、吹けないです。
ソロは高坂さんが吹くべきだと思います。
高坂さん、あなたがソロです、いいですか。

号泣して泣き崩れる吉川優子。

---次回　「」---

未だ昨年の1年生大量退部の傷跡の残る上級生たちでした。
もう居ない卒業生に対しては容赦無い極悪人設定ですね。
吉川優子は中世古香織も昨年の事件で頑張っていたのを知っていた。
明らかに上手なのにソロパートを吹けなくて悔しい思いを
　経験したのを知っていた。
それだけに、今年こそはと本人も頑張っていたのを知っていた。
香織を思う気持ちが吉川を暴走させました。
判定は覆らないのを理解しながらも。

緑と葉月が久美子の麗奈ラブを知っていたのが意外でした。
それでも、まだ4人で仲良くとまではパートも異なるので
　無理なようでしたね。

再オーディションで4人以外が拍手をしなかったのは違和感でした。
時間が経過しているので、驚いて拍手を忘れた演出にはなりえない。
4人が拍手をしているのですから。
逆説的な見せ方で、香織が上手いなら拍手できたが、
　麗奈が上手だったから拍手できなかったことを意味しているのでしょう。
吹奏楽部は縦社会で先輩には逆らえない部でした。
でも30名近い3年生は拍手しても良いと思うけれど。
63名の部員数が無駄に感じる演出でした。
だからこそ去年の3年生の振る舞いにも逆らえない体質を
　持っている部活なのでした。

演出でも、明らかに麗奈が上手に演奏していました。
香織の演奏が途中で突っかかるような下手な演奏で
　分かりやすすぎて逆に違和感は感じましたが。
これでは悪意を持ってサクラを仕込んで下手でも自分が上手い、
　ソロだと言い張る上級生を排除できないですよね。
演出としては、拍手より先に香織と麗奈に感想を求めるべきだったと
　思いますね。
明らかに下手な演出だと思う。
香織は結果に納得できなかった、悪足掻きでも最後のチャンスに賭けた。
結果は明らかで納得できた、号泣する吉川でも
　同じ意味を演出できたと思う。

あすかがどちらにも拍手をしなかった。
それなら、彼女の過去を描かないといけないと思う。
昨年の事件の前から既に他人に味方しない、
　自分の演奏だけに拘る理由を描く必要があると思う。
全13話なので、話数は足りると思う。

秀一が上手く演奏出来ないのは麗奈のオーディションに関して
　久美子と会話をさせないための上手い演出だと思う。