城下町のダンデライオン TBS(8/20)#08

第8話　佐藤さんは悩んでいる/王様の寄り道

佐藤花は櫻田修と一緒に帰れて夢の様で嬉しい。
でも振り返ると居なかった。

葵が花粉症で苦しんでいた。
実はランダムに訪れるブレイクアウトの日だった。

各自の能力が暴走するのだった。
奏では石を生成していた、タダだからよ。

通常は1日で収まるが、佐藤から茜に助けてメール。
未だ収まっていないので心配な茜。
相談場所は人気のカフェ、王様になるから慣れないといけない。
佐藤と修の事情を知っているのは友人一人。
同じクラスの奏は少し怖い、他に知るのは茜だけ。
修くんと呼ぶのが不満の茜、本人には直接は言えない。

王族となるのは周囲から監視されている様なもの。
覚悟が必要だと説明する。
カフェは人気で満員、人目に曝されるテラス席しか空いていない。
衆人環視状態に茜の我慢も限界、能力が暴走する。
佐藤が修に告白したことを叫んで注目を浴びる。
その隙に脱出する茜。
佐藤の気遣いに茜も二人を応援することに決める。

佐藤花の叫びはTVでも放送されていた。
本人が良いなら気にならない修。
修本人はどう思っているか気になる奏は不機嫌だった。

櫻田総一郎は高校一年生、両親が亡くなり一人っ子。
王族だが、無理矢理に一般高校に入学して通っていた。
しかし一人も友だちが出来なかった。

メイドの曽和初姫が常に隣にいるのも影響していると思っている。
いつものようにトイレから脱出して彼女を振りきって一人で行動する。
初めての屋上で眠る少女を発見する。

彼女は荷物持ちが必要だからと授業をサボって外出に
　付き合わされる。
大型動物でも飼っているかのような量の食料を買い込む。
ついでだからと夕食をご相伴に預かる。
両親も既に他界しているので、家族の味を初めて知った。
帰り際に名乗る東雲五月、彼が王様であることは知っていた。
それからも一緒に行動する二人。

彼女は総一郎を外に引っ張って、もっと笑顔で、もっと自然に
　振る舞えと忠告してくれた。

母と一緒になることは、彼女が王族になること。
迷惑がかかるのではないかと心配している修は父に尋ねる。
王様の仕事は家族を幸せにすることだよ。

父の言葉に感心して砂糖花に告白の返事をしようとするが
　未だブレイクアウトしていた。
意図せず勝手にテレポートしてしまう。
今までは王様になることの意味を見出せなかった。
だから奏が俺のために王様になろうとしているのを
　阻止する事だけが目標だった。
でも父のようになりたいと思った。
王となってもついてきてくれるか、これが返答だ。
極寒の地帯で佐藤は返答出来ない状態に凍っていた。

---次回　「スカーレット・ブルーム/
　　　　　　　　　お姉ちゃんの誕生日」---

父と母の馴れ初めを描きながらも佐藤花と修の
　エピソードでしたね。
そして今まで王様に興味のなかった修が本格的に
　参戦しそうですね。
奏は修が花とラブラブなのは嫌な様子。
岬と遥の関係に似ているのかな。
大好きな兄は結婚して欲しくない、奪われてしまうような感覚、
　茜も少しありましたよね。
佐藤花が気遣ってくれて良い人だと分かって認めたようですが、
　奏はそうではない様子。

さて修は巻き返せるのか。
具体的な選挙公約を伝えればランクアップもありそうです。
母親の東雲五月が一番良く出来た男前な人でしたね。

葵のブレイクアウトはどうなるのか心配でしたが、
　花粉症でした。
まあ仕方ないですよね、誰かれ構わず服従させるのも
　問題ですからね。