浦沢直樹の漫勉 Eテレ(9/25)#4終
最終回 第4話 さいとう・たかを
実はゴルゴ13別冊で初めてマンガが掲載された浦沢氏。
昭和58年、1983年に初掲載作品がBETA。
ゴルゴ13のおまけなので、自由に描けた。
いずれはゴルゴ13を倒そうと考えてパイナップルアーミーを
連載始めた。
浦沢氏が生まれる前から漫画を描いていた巨匠。
現在78歳で60年漫画を描いている。
挿絵画家を目指して勉強していた。
手塚治虫の漫画を見て映画的なストーリーを描けることを知って
漫画家になった。
それまでの漫画は1枚の風刺漫画が主流だった。
まずは執筆部屋を拝見する、少年の眼の浦沢氏。
さいとう・プロの応接室で映像を眺める。
最近は指紋がなくなってきたので手袋を利用している。
最近はなぜだか絵が歪むとボヤく。
当たりをつけて直ぐにペン入れを始めた。
速乾性の数種類のマジックペンを使用する。
かつてはGペンで描いていた、劇画の皆が真似を始めた。
下書きを描くとなぞるだけになり、表情が描けない。
ホワイトをタバコで乾かす、ドライヤーよりも早いから。
浦沢氏が別冊コミックスで描いていたのは知らない。
でも伸びるだろうとは思っていたらしい。
カラーページ用に水彩絵の具を筆で塗る。
ゴルゴ13は連載47年で休載0、累計売上2億冊以上。
もう一つの連載が鬼平犯科帳で22年の連載。
19歳でデビュー、劇画工房を作るが絵柄が決まらなくて悩んだ。
映画的な作品を描きたい、ある日やけくそで描いたのが挿絵の絵柄。
中一弥さんが好きでよく描いていた。
30歳で無用ノ介を連載していて見開きの一枚絵を描いた。
中学で日本画を学んだ。
線で質感を表現することを教わった。
スタッフ8名と10日で1話、36ページを描く。
脚本家の描いた台本からネームを描く。
スタッフには記号で指示、この構成が一番好き。
映画監督のような仕事、どのシーンをどの角度から見せるかに
拘っている。
主人公は全て自分が描く。
スタッフが完成させた原稿に吹き出しの方向と擬音だけは最後に描く。
そうして全員で原稿をチェックして完成。
さいとう・プロは色んな才能の集まりで原稿を完成させている。
映画的な手法をいち早く導入した。
脚本、構成、作画等が分担作業で分かれている。
お客さんは、面白いものが届けばいいだけ。
映画と同じで先にお金を受け取っている、満足できるものを
届けるには分担制が正しい。
---最終回---
60年描いていると下書きが必要ないのだろうか。
そう思わせるほどに直ぐにペン入れしていた。
連載47年、22年も描いていれば下書きも必要ないのかも。
確かに分担作業は正しく、アニメ制作も分担作業になっている。
アニメも映画が最初なので、映画的制作が取り込まれて
いるのかもしれない。
人間ドラマをメインに描いているので、内容が古びない。
確かに常に一定水準の作品を提供できているのですよね。
来年は漫勉2期が制作されるようですね。
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