それが声優 TokyoMX（9/08）#10

第10話　進路

イヤホンズの活動も増えて勉学が忙しい鈴。
収録の合間も課題の勉強をしていた。
親友のサヨちゃんが色々と協力してくれるので助かっている。
急にイベントが土曜日に変更になる。

サヨちゃんに喫茶どんぐりの夏限定特大パフェへの
　挑戦が出来なくなって謝る鈴。
次の土曜日じゃなくて今日行こうよ。
進路相談の面接で芸能コースのある学校への受験を薦められる。
高校になると出席日数が問題になるから。
喫茶どんぐりは臨時休業だった。

母親がアニメ雑誌の特集で幼稚園の頃の写真を求められた。
何かに隠れた写真ばかりで全身が写った写真は殆ど無い。
幼い頃の鈴は引っ込み思案で将来の夢はきゅうりだった。
引っ込み思案解消のために児童劇団に入れさせたのだった。
そんな娘が俳優から声優、ユニット活動と幅広く活躍できて嬉しい。
4歳から一緒のサヨ、別れたくないと思う。

ラジオの収録で中学時代の想い出を尋ねられる。
鈴は修学旅行、体育祭、文化祭と仕事で欠席。
いちごはコミケ、ワンフェス、アニサマ経験も無いの？
元気の無い鈴を気遣う二人、声優を続けるか迷ったことはありますか？
あるよ、と平然と話す双葉。
仕事場ない時、お金がない時、具なしカレーで3日間凌いだ時とか。
でも続けている、憧れだから簡単には辞められないよ。
自分から選んだ仕事ではない、母から勧められて、俳優、声優を
　流れで続けているのだった。
自分がとても中途半端に思える。

マネージャーが劇場版アニメの仕事を伝える。
ヒロCの妹役よ、どうやらマネージャーはファンのようだった。
神谷浩史さんの妹役でリアルな15歳を求められた。
日曜日の1日終日で収録するらしい
自分が15歳役に相応しいのか悩んでしまう。
普通の15歳が経験することを何も経験出来ていないから。

監督が求めるリアルな15歳とは何なのか悩んでしまう鈴。
作り過ぎて修正指示が入る。
悩んでいるとヒロCがランチを買って戻ってきた。
読み込みを続ける鈴をしっかりしていて凄いと褒める。
僕が15歳の頃はゲームとマンガしか考えてなかった。
実は彼も役を考え修正するために戻ってきたと知る。
原作や台本をかなり読み込んで持ち込んでいたのだった。
トップ声優なのに今でも悩み苦しんで反省することばかり。
自分に自信なんてない。
僕達の収録は一日だけど裏では沢山の人が関与して
　何日も掛けて準備して働いてきたと思うと信頼に
　答えないといけないと思う。

ヒロCの話に感心する、知らないことだらけだ。
私はもっと声優の仕事を理解して頑張リたい。
本気で仕事を続けようと、悩みが晴れる鈴だった。

サヨにジャンボパフェの挑戦に誘われる鈴。
実は外の高校を受験するの、声優の仕事を続けたいから。
芸能科のある高校に行くと伝える。
ごめんね、一緒に居るって言ってたのに。

私が居なくても大丈夫？
いつも私の後をついてくるだけだった鈴が仕事を始めて
独立できるようになっていった。

高校は違っても友達だから休みの日には会えるよ。
私は小花鈴の一番のファンだから。

喫茶どんぐりのジャンボパフェに挑戦する二人。
来年も再来年も一緒に挑戦しようね。
これからもずっと一緒だよ。

リクエストは少女革命ウテナ、輪舞。

---次回　「自己管理」---

以前から進学に悩んでいた鈴のエピソード。
仕事も流れでやってきただけ、自分で選んだわけじゃない。
今までは適当に仕事をこなせてきた。
それだけに二葉やいちごとは思い入れが違う。
本気度に大きな差がありました。
一生の仕事なわけでもなく、学校やサヨも大事。
そんなフワフワした状況でトップレベルのヒロCに会う。
彼でも未だ悩み苦しんでいる、自信があるわけじゃない。
でもスタッフの信頼には応えたい。
そんな難しくてやりがいのある仕事だと知って、初めて
　自分の人生を賭けてもいい仕事だと思えるのでした。

そのためには高校は芸能科に進学するのがベスト。
サヨとは一緒にいると約束したのにお別れしないといけなくなる。
自分の口からサヨに伝えられました、学校は違っても会える、友達で
　あることは変わらない。
そう言われて友達としてこれからも一緒にパフェに挑戦する
　ことを誓い合う二人でした。

一人で進路を決めた鈴が偉い、15歳とは思えない大人びた中学生です。
大人の中で仕事を経験すると成長が促進されるのでしょう。
サヨの瞳は普段からハート入りなんですね。
喫茶どんぐりはハヤテにも登場するらしくヒナギクも登場していたとか。
鈴が通う学校もハヤテと同じだとか・・・。

昭和のアイドル全盛時代は堀○学園の芸能科が有名でした。
皆が、そこに転校して仕事と両立してました。
出席日数をレポートで肩代わりできたのでしょうね。
1クラスがまるまる芸能人だったようですね。