うしおととら TokyoMX(9/25)#13

第拾参話　遠野妖怪戦道行　～其の弐～

山中で助けた老人と町でパンを食べるうしお。
ようやく人心地ついた。
老人に問われるままに槍との出会いなどを話すうしお。
妖怪が居ることに慣れてきた。
妖怪でも殺すことには心が痛む。
妖怪もパンの旨さが分かれば人を襲わないのにな。

町にも妖怪が現れて人々を襲い始める。
自分が標的になって町外れまで誘き出す。

しかし多勢に無勢で疲労の色が濃い、ここまでだと
　思った時に雷信とかがりが駆けつけた。
兄弟は傷つきながらも、うしおを守ってくれる。
長飛丸様はどうしたのですか？
必ず助けに来ると信じているかがり、そのころ一鬼と約束して
　考えていたとらだった。

雷信とかがりの応援に再度頑張るうしおだが限界も近い。
雷信、かがりも限界だった、その時とらが駆けつける。
うしおは俺様が食べるのだからと3人を救出する。

降り立った場所で深い霧に包まれる。
屋敷から声が聞こえて一人だけ招かれる。
そこのはオマモリサマ、座敷童と妖怪の長、山ン本が座っていた。
座敷童は世話になったのでと長を説得してくれていた。
母は好きか？
物心ついた時から居なかったので分からない。

お主の母親は妖怪に恨まれている。
だから息子のお前が襲われている。
白面の者は強く200年戦った。
千年前のことで、代変わりして母は三代目。
緋崎須磨子が旧名だと告げられる。
彼女たちの結界はどうしても壊せなかった。
母親が守る真意を知りたい。
山中で助けてパンを一緒に食べた老人が長だった。

真意を明らかにするまでは、うしおには手出し無用だと
　言い渡すが一鬼は納得していなかった。
とらと対峙する一鬼、とらが1対1で対決するという。
決してお前を守るためじゃないからな。
俺があいつと戦いたいだけだからな。
1対1の勝負でとらが勝てば一切の手出し無用とする。

二人の戦いでとらのピンチを助けたいが1対1だからと
　止められる。
それにとらは貫かれても負けていなかった。
遂には一鬼を倒す、かがりが薬を塗ってくれる。
一鬼を殺さなかったとら、俺も変わったのさ。
何でも好きなモノを一つ持って行って良いと言ってくれるが
　もう持ってるからな。
お前にも、あの者達の使命の重さが分かる。

---次回　「婢妖追跡～伝承者～」---

座敷童が仲介してくれて一方的な襲撃は収まったのでした。
うしおが言うように彼を襲うのは八つ当たりですよね。
とらも自分たちが弱いのを女のせいにして息子に
　八つ当たりしている。
将に正論でした。

長の山ン本は山中で何をしていたのでしょうね。
うしおと話すためにわざと化けて救出されたのでしょうか。
座敷童は義理堅かった、小夜が悲しむとも言ってましたが。
とらが遂に自らをとらと名乗りました。
相変わらずツンデレですが、かなりうしおと馴染んできましたね。
うしおの言いつけを守って殺さなくもなりましたね。

それにしても柳田国男のお陰か遠野は妖怪の伝承が
　残っているので良く登場しますよね。
平泉とも近いようで、昔から人が住む街だったようですね。
天皇家やその従者とは異なる先住民族の歴史なのかもしれません。