昭和元禄落語心中 TBS(2/26)#08
第八話
師匠八雲との地方巡業は好評の菊比古。
もう真打ちも間近、頭を悩ませる頭痛の種は助六。
師匠連中からの評判はすこぶる悪い。
容姿、態度から何もかもが問題だが、寄席で一番受けている。
高座帰りに、みよ吉と出会う助六。
高座に菊比古が登らない、地方巡業に出掛けたことを
知らされていなかった。
愚痴を聞くからと酒をねだる助六。
落語は嫌い、菊比古の落語姿は綺麗だから好き。
優しい男より、連れなくされて蔑ろにされるのが良い。
男に騙されて捨てられて満州に渡った、そこで春をひさいだこともある。
八雲も菊比古も別れたがっている、慣れているから分かる。
優しいから、思わずみよ吉を抱きしめる助六。
その現場を巡業から戻った菊比古が見てしまう。
怒る気にもならない、気にしない菊比古。
言い訳をしても気にも止めてくれないので泣きながら走り去る。
追いかけろという言う助六に好きだが別れるつもりだからと我慢する。
真打ち昇進間近だから師匠にみよ吉とは分かれて、
まっとうな女と世帯を持てと言われた。
それに反論してまで一緒になろうとは思わなかった。
それよりも真打ち昇進が危ぶまれたらとどうしようと思った。
助六の落語を聞いていられれば良かった、常に先を歩く助六を
見るのが苦しかった。
それなら分かれて暮らすしかないが、助六の生活は心配だった。
助六はただ落語が好きなだけ。
でも今の落語には危機を感じていた。
世の中はどんどん変わっていく、演者も変わらないといけない。
客に合わせて俺も変わる。
世の中には変わらない落語も必要、それは菊比古に任せる。
八雲は信さんが継ぐべきだと思う菊比古。
別れに扇子をプレゼントする助六。
それは助六の名を書いた扇子で、師匠の名だった。
天狗連と呼ばれたアマチュアの落語好きの助六、八雲の弟子だったが
破門されて寄席で亡くなった助六の師匠。
その名を継いで八雲になる、死んだ助六が八雲になるのは面白い。
ようやく落語協会も二人の真打昇進を了承した。
肩の荷が下りた八雲、有楽亭系譜に報告する。
父親の六代目は名前を大きくした大名人だった。
その名を継いで重責に耐えるだけだったと自責の念がある。
---次回 「」---
二人の真打昇進、菊比古と助六は正反対。
師匠たちに反対されないように気遣う菊比古。
好きな落語を演じるだけ、お客を笑わせたいだけの助六。
でも助六の名前は彼を寄席で面倒を見てくれた師匠とも
呼ぶべき人物の名前。
その彼のためにも八雲を継ぎたい助六でした。
みよ吉は好きだが世帯を持ちたいとまでは思わない。
師匠の反対にも逆らうまでの好きじゃない。
一番好きなのは落語の菊比古、将に落語心中。
前回のいつでも待っている言葉は男には重過ぎますよね。
男を支えたいみよ吉、でも菊比古って家事も何もかも一人で
出来るのであまり必要ないのですよね。
髪も伸びて物憂げな、みよ吉の作画は綺麗でしたね。
変革を求める助六と守りの菊比古ですね。
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