昭和元禄落語心中 TBS(3/04)#09
第九話
助六と菊比古の真打ち披露公演は大盛況。
落語協会長は助六に嫌味を言う。
それに反発して十八番の演目を演じる助六。
師匠は助六を呼んで説教をする。
日本は変わっている、TVも普及し始める。
落語も今のままではいけないと持論を熱く語る助六。
落語は大丈夫、安泰だと現状維持を望む師匠。
それでは駄目だ、だから師匠の落語は古臭いとつい言ってしまう。
売り言葉に買い言葉、八雲の名跡は菊比古に継がせる。
つい手をか掛けてしまう助六。
破門だ。
その頃、菊比古はみよ吉を訪れていた。
会えて嬉しいが、来ないで欲しいとも思っていた。
別れを言われるのが分かっていたから。
芸者屋も赤線の廃止で閉業して旅館となる。
みよ吉はクビになるので四国の実家へ連れて逃げてと懇願する。
一晩、みよ吉の恨みを聞く気で訪れたのだった。
そんな落ち込んだ助六とみよ吉が花川戸で出会う。
その後の助六は行方不明だった。
みよ吉と暮らして、お腹には子供が居る。
私は求められばいくらでも変われるよ。
師匠の妻が亡くなり一人となって、みよ吉の事を訪ねる。
菊比古に八雲の名を継がせたいと話す。
師匠連中にも了承を得るべく根回し済みだった。
助六こそが相応しい、落語だけを見てやってください。
破門を解いてやって下さい。
閉めた芸者屋の金を持ちだしたらしい、みよ吉。
助六が菊比古の自宅を訪れてきた。
寄席には顔を出していたが楽屋は訪ねなかった。
臭いでみよ吉と一緒だと当てる。
別れに来た、実家で子供を産みたいらしい。
落語はどうする? 八雲の名跡は?
実は菊比古が羨ましかった助六、師匠に何でも世話をされていた。
助六は放りっぱなしで野良犬の如き扱いだったから。
落語だけは辞めるな。
もうどうしたら良いか分からない。
---次回 「」---
真打ち昇進からの急転直下。
破門されて、みよ吉と引き篭もっていた助六。
落語を演じたくても寄席に、高座に上がれない。
大好きな落語を取り上げられて意気消沈。
そんな落ち込んだ姿を初めて見た菊比古。
今までは大きくて追いかけてきた背中が煤けて見えたのでしょうね。
どうなっても落語だけは辞めるな。
それが本心でしょう。
さて、助六はどうなるのでしょう。
菊比古は助六の一番のファンであり理解者でした。
みよ吉は最後に狡さを見せましたね。
生きるために助六を利用したような感じですね。
でも八雲もみよ吉を都合のいい女として扱ってましたね。
菊比古に紹介したのも、そのためでした。
赤線廃止が昭和33年、ここから1話の50年代までが激動になりそうです。
真打ち制度は江戸落語だけの制度。
上方落語は早くに辞めたのか無かったのか、存在しない制度。
真打ち制度も色々と問題があって協会を脱会した一門もあります。
相撲みたいに勝ち負けでハッキリ決まるわけでもないので
難しいですよね。
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それを言っちゃあおしまいよ・・
『昭和元禄落語心中』 第九話
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