昭和元禄落語心中 TBS(3/11)#10
第十話
菊比古に弟子入り志願の学戦が訪れる。
親も説得できないで観客をどうして納得させられる?
今日は親子会、師匠に恥をかかせた。
弟子を取る気は金輪際無い。
もっとまっとうな職に就きなさい。
真打昇進でもう弟子を取るなんて早いと陰口も聞こえる。
師匠は十八番の子別れを高座で演じる。
しかし最後の様子がおかしい。
なんとか心配をかけないように高座を降りるが、即座に倒れる。
病室で目覚めると気がかりは名跡だけだ。
菊比古は八雲襲名を辞退し続けていた。
昔話を始める八雲。
ある日、落語の上手い少年が弟子入りしてきた。
八雲を次ぐと豪語していた。
確かに落語が上手くどんなに頑張っても追いつかなった。
ある日、父親で先代の八雲に自分に名前を継がせると
皆の前で約束させた。
誰が見てもその少年が継ぐのが正しかった。
そして彼は弟子を辞めて行方不明となった。
その彼こそが初代助六だった。
今の2代目助六が彼に教わったのは明白だった。
生き写しの芸だった。
私は師匠のもとに引き取られて幸せでした。
ありがとうございます。
そして八雲の葬儀が行われた。
松田も家内の具合が悪いので暫くは看病に専念する。
正真正銘の一人となった菊比古。
出囃子を変えてみた。
客席がピンと張り詰めた静寂に包まれていた。
冴え渡る芸、鬼気迫る話、本当に死神が見えるようだ。
これが私の欲した孤独、満悦していた。
会長は8代目襲名を勧めるが嫌で腑に落ちないと断っていた。
みよ吉は料亭を営むお栄に手紙を送っていた。
何も書いていないだけに、まるで探して欲しいと語っている。
それを元に二人を探す菊比古。
地元の老人に落語が聞ける所はあるかと尋ねる。
蕎麦屋で落語を演じる少女、小夏だった。
一席十円で蕎麦を食べることもノルマだった。
お前さんに落語を教えたのは助六だね。
---次回 「」---
師匠が亡くなり松田さんも看病で離れる。
将に一人で孤独を堪能する菊比古でした。
しかし八雲襲名だけは断り続けていた。
それは助六こそが相応しいから。
しかし師匠にも卑怯な過去があった。
息子だからと八雲を襲名出来るように画策した。
その時に蹴落としたのが初代助六、2代目の師匠だった。
それを知るが故の助六の襲名を手放しでは喜べないのでした。
なんだか人間臭い妬みで勝ち取った八雲でした。
この因縁が次の八雲の襲名にも再び影を落としたようです。
みよ吉の手紙は完全に探して、会いに来て、寂しいと
言ってますよね。
小夏が稼いでいるので完全にダメな人の助六ですよね。
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