昭和元禄落語心中 TBS(4/01)#13終
最終回 第十三話
助六とみよ吉を荼毘に付して東京に戻る菊比古と松田。
嫌がる小夏も東京で暮らすことになる。
菊比古を父親の仇の様に思って懐かない。
小夏は父親を忍んで落語を語るが菊比古は許さない。
都内の定席寄席も一軒にまで減少してしまった。
入門希望者も減って落語会の未来は暗い。
菊比古に八雲襲名の話が落語協会会長から再び求められる。
助六を弔って成仏させるためにも了承する。
師匠の自宅は売って、浅草に一軒家を購入した。
昔から変わらない落語を守る八代目、でも首でも縊りたい。
与太郎の真打ちが内定したらしい。
しかしいつの間にやら近隣の人々が知っている。
師匠の家に詫びに赴くと小夏だけが居た。
脇目もふらず落語100席覚えて良く頑張った。
真打昇進は小夏が近所のかみさん連中にだけ話したらしい。
お祝いに野ざらしを演じて欲しい。
涙を流す小夏、実は妊娠した報告をしたらしい。
父親の名前は絶対に明かさない、助六の名前を絶やさないためにも
子供だけは欲しかった。
それなら俺が父親になると告げる与太郎。
有楽亭代々の墓に参る八雲と松田。
落語協会の会長を求められる程の最古参になっていた。
松田も72歳、小夏の妊娠には親代わりの責務で散々叱りつけた。
連絡を受けた与太郎が訪れて墓参りをする。
師匠に助六を継がせてくださいとお願いする。
---最終回---
菊比古と助六の物語が終わって、現在の与太郎に
話が移るまでを描きました。
かつて菊比古と助六は落語会を背負っていた、
そんな二人の在りし日の約束。
菊比古は代々受け継がれてきた落語を守る役割。
助六はお客に沿って自分さえも変える落語。
一方は菊比古、八代目八雲によって成し遂げられてきた。
しかし変革の落語は助六の死で未だ未完成。
その志を継ぐことは与太郎には可能なのか。
そんな良いところで終わり、そして二期制作の決定は
続きが楽しみで、助六再び編が続編らしい。
助六が主役で菊比古目線で描かれた過去編。
そして主役は与太郎と小夏にバトンタッチ。
3代目となる助六は落語界を変えることが出来るのか。
確か今は新宿と上野に落語の定席寄席が2軒だけ残ってます。
イベントホール、芝居小屋の類で落語を演じられる場所は
他にもありますが落語専門の寄席は2軒だけのはず。
相撲、歌舞伎と同じで落語も江戸時代のTVが無かった頃の娯楽。
人々は娯楽を求めて小屋を訪れた名残ですよね。
小夏も、もう少し後の世なら女流落語家として真打ちにも
成れたのですが時代が良くなかった。
もしかして両親が逆で菊比古の娘で助六に育てられたのなら
女流落語家として高座に上がれたかもしれない。
協会が禁止するかもしれないけれど・・・。
EDが八代目・八雲、与太郎、小夏、松田さんと赤ん坊に
変わってました。
七代目・八雲、菊比古、助六、みよ吉、松田だったのですよね。
そしてCパートで与太郎の〆、落ちたかどうかは難しいけれど
良いトリでした。
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