うしおととら TokyoMX(4/01)#27新

第弐拾七話　風が吹く

2300年前に獣の槍に恐怖を感じた白面の者。
あの槍と持ち主を警戒する。

最終決戦が近いと感じる潮、今のうちに出来ることはやっておかないと。
麻子に借りたノートを返した帰りに偶然遭遇する。
麻子は潮のために名前を刺繍したバッグを作ろうと準備していた。
出会うと、照れくさくて口喧嘩してしまう。
来年も会えるとは限らない、素直になろうとする潮。

しかし白面の者が操る婢妖が麻子の記憶を食べてしまう。
潮とトラに関する部分だけを。
あなた誰？初めて会ったので知らないと急に冷たい態度。
このままでは辛いと自宅を訪れる。
先程は愛想良く話していた両親も知らないと態度が変わる。
でも潮の存在は覚えているが名前や姿形は失くしていた。
光覇明宗の総本山に行けば何か分かるかもと駆けつけると
　僧侶たちが石化していた。

西の妖怪の空屋敷では神野たちが潮を助けるべく武器や防具を
　制作して準備していた。
しかし潮もトラも忘れてしまう。

一人になったと落ち込む潮の前に表れたトラ、潮を覚えていた。
真由子なら覚えている気がするとトラ。
彼女の特殊性には前々から何かを感じるトラだった。
真由子の家の前で麻子と再び遭遇する。
真由子と麻子が囚われてしまう。
キリオは井上家に預かられていたが真由子を守ろうと戦闘態勢。
彼も潮は忘れていたが一鬼と雷信が立ち塞がる。
奪われた真由子と麻子を追いかける潮ととら。
雷信とかがりに攻撃されて落下するが小夜に助けられる。

彼女は潮を覚えていた、婢妖が彼女の結界を打ち破ることは
　到底不可能だったから。
白面の者が婢妖を使って潮ととらの記憶だけを食べさせたことを教えられる。
白面の者は恐怖が大好き、無機物の獣の槍と持ち主を恐れている。
人間と妖怪の希望の獣の槍と潮、それらを失くせば恐怖が生まれる。
それらを時逆から聞いたらしい。
時逆は白面の者が倒される未来を求めて移動した時に
　獣の槍が壊れる場面に遭遇した。
それらを東西の長たちに伝えた時、嘆き悲しんだ。
しかし作れば良いと立ち上がった時に潮とトラの記憶は失われていた。

真由子は槍を持った少年に助けられたことは覚えていた。
その少年が大好きだけど、麻子も彼を好きで彼も麻子が好き。
だから私は言わないの、二人が大好きだから。
麻子には真由子が大事だから彼を諦めるという。
それじゃあ、彼の麻子を好きな気持はどうするの？

白面の者が真由子を拉致したのはジエメイ様の血を引く者だから。
彼女の母親の旧姓は日崎だった。

---次回　「もうこぼさない」---

遂に始まった続編ですね。
かなり忘れていましたが絵と名前を付き合わせると思い出しますね。
いきなり登場した西の妖怪の長と空屋敷。
天狗の一族のようですが、遠野上空に居るようで運良く
　小夜に助けられて知る真由子の血脈。

かつて獣の槍の製作現場を時逆に見せられた時に
　ジエメイを真由子に似ていると思ったのは理由がありました。
まあ視聴者的には既に知ってるよ的な状況ですが彼女と
　潮が理解するのが大事なのでしょう。

今回は白面の者も禍々しいデザインで登場ですね。
冒頭は桜が綺麗なシーンで麻子も可愛いくて流石に
　メインヒロインだと思ったら一瞬で喧嘩モードになって残念でした。

脚本は米村正二さん、寄生獣のシリーズ構成やプリキュアシリーズで
　長年の経験のある上手い脚本家です。
この人がシリーズ構成したほうが感情豊かで良いと思う。