ジョーカー・ゲーム TokyoMX(4/12)#02

第2話　ジョーカー・ゲーム　後編

スパイ疑惑のアメリカ人技師ゴードンの家宅捜査では
　証拠は見つからなかった。
約束どうり腹切を実行しようとする佐久間。
結城中佐の言葉が思い浮かぶ。
見えなくなっている、日本人の憲兵が調べない場所。
神棚の裏を調べろと英語で指示する佐久間。
狼狽えるゴードン。

武藤大佐は事前に憲兵に調査させて失敗していた。
それをD機関に再度調べさせたのはなぜか。
自分の失敗を隠すつもりだったのではないのか？
そして事前に結城中佐が失敗を知っていたフシがある。
三好が佐久間を褒めて料亭に誘うが断る。
失敗の翌日の武藤大佐は酔っていた。
料亭で思いつき、花菱を訪れる佐久間。
武藤大佐は花菱で失敗の当日に酔っていた。
そしてシガレットケースを落としていた。

武藤大佐に報告する佐久間。
暗号は回収せずに利用するのがベスト。
ゴードンは結城中佐が2重スパイとして利用する実験材料に
　使うので拘束した。
結城中佐は事を公にするつもりはない。
佐久間は武藤大佐から見張りのつもりで送り込まれたのだが
　結城に懐柔された裏切り者かと怒鳴られる。

花菱を訪れた結城中佐は杖も皮の手袋も使っていなかった。
シガレットケースには彼の指紋が残っていなかった。
つまり左手が義手でそれをカムフラージュするためにも革手袋と
　杖を普段使用して意識を集めさせていた。
佐久間の調査を聞いてD機関の訓練を受講しないかと
　勧める結城中佐だった。
初めから資金の少ないD機関に武藤大佐の援助を期待するために
　利用する作戦だったのだ。

---次回　「誤算」---

後半の種明かしは面白いのですが、そう考えた佐久間の
　疑問点が不明瞭です。
単純にD機関を貶めようと考えるだけではなく、何かを
　隠そうとしていることに気づいた箇所が弱い。
裏工作に気づいた時は大層で大ごとな演出が欲しい。
多少は不自然でも良いと思う。
そうすれば、余計に裏側での結城中佐の考え、真実が
　より引き立つと思う。

実写が向いていると思う作品だが、アニメ化したのは
　何を求めているのだろうか。
忠実な原作の再現だろうか。