クロムクロ TokyoMX(5/19)#07

第7話　東雲に消ゆ

相手が人間で死なせてしまったことにショックを受ける由希奈。
もうクロムクロには乗らないから。
日本だけが鬼に対処できているので注目の的。
安保理も話を聞きたくて仕方ない。

クロムクロは姫が敵から奪った。
イエロクラブとの戦闘を撮影、ネット中継していた赤城と茅野は行方不明。
ソフィは人はいずれ死ぬ、パイロットの死亡率は低いと
　彼女の理論で説得を試みるが失敗。
剣之助は由希奈に搭乗して共に戦って欲しいので
　説得を考えるがどうしたら良いのか分からない。

姫の敵討ちに鬼を切るだけの剣之助。
彼にはそれしか残されていなかった。
エフィドルグは状況を確認、会議していた。
要石は今だ不明、枢石は回収した。
450年での地球の進歩に驚きながらも自分たちの
　目的が知られることを気にかけていた。
クロムクロは奪われた機体、倒すのは容易ではない。
クロムクロを返せとメッセージを送信する。

久し振りに自宅に戻った母親の洋海。
あれには乗らなくて良いから。
父は勝手に疾走した、由希奈は父も母も自分の好きなことだけをする
　勝手な存在だと思っていた。
父がトンデモ学説をTVで公表してから学校で虐められてきた。
それさえも母には言えず悩んできた。
あんな人は父親じゃない。
由希奈にどうして自分の気持ちを言わないのとビンタする。

洋海を研究所が迎えに来る。
夕食は二人が作った餃子だった。
翌朝、由希奈が居ない。

---次回　「黒鷲の城」---

少し敵の正体が明らかになり始めました。
それと共に、ラグランジェやMJPのような失速感を感じる。
この作品は国連軍、研究所が個人的な家庭のように描かれている。
間抜けでユルユルで組織として描かれていない。
日常の世界の延長線上でしか有り得ない闘うだけの軍隊である。
もっと剣之助から情報を収集して各国の有識者と意見を交わさせれば
　良いのに正体不明で終わってしまっている。
戦略核を使うレベルの非常事態なのに、緊張感も逼迫感もない。
もっと世界が対策を考えるのじゃないのだろうか。
最終的には愛などの個人の目標、問題で決着をつけるのだろうが
　そこに到達するまでのマクロ的な世界が描かれていない。

クラスメートはネットのような存在で自分は何もせず特殊な相手に
　頼るだけ。
さも特殊な力を妬んで陰口を言うだけにも思える。
出撃時にはあんなに応援していたのにね。
民衆の変わり身の速さ、陰湿さは由希奈を追い込むための描写でしょう。
でも赤城、茅野は行ってはいけないことをリスク覚悟で
　行った結果なので正当性はないことを誰も言及しないのはご都合的。