コンクリート・レボルティオ TokyoMX(5/29)#21

第21話　鋼鉄の鬼

進化49年7月　新宿に帝告から脱走した元アイドルIQの
　ナナが逃走してきた。
しかし里見に捕まりクロードの残したヘルメットを改造した
　超能力増幅装置をナナにかぶせるマリ。
彼女は里見に操られてしまう。

立花首相はマスターウルティマから対超人兵器NUTSを
　公共保安隊の代わりに導入する。
太平洋の遺跡から発見された兵器らしい。
柴来人を探すメガッシンの半田馨と興梠美枝子。
メガッシンは正義の味方、国家とは戦わない。
NUTS破壊を目論む柴来人とアキことヒカリナイト。

東崎倫子はNUTSのパイロットを探していた。
超人とは先天的、後天的な超人類と考えを一貫している帝告。
つまり笑美や輝子は超人とは扱わない。
つまり人間でない超人は悪、悪しき超人をロボットで倒す。

輸送中のNUTSを襲撃する柴来人とアキ。
メガッシンは来人を悪として戦う。
アキはヒカリナイトに変身してNUTSと戦う。
NUTSのパイロットが見当たらないので里見は東崎に
　クロードのヘルメットを被せる。
来人の攻撃でNUTSの燃料が漏れる。
それに触れて苦しむヒカリナイト、グロスオーゲンが助ける。

璽朗はどちらの味方でもなく眺めるだけだった。
そんな璽朗を怒る兵馬。
NUTSの燃料はバイオデストロイヤー、米国が超人の
　抹殺のために開発した薬品だった。
アキを治療するジュダス、そのために璽朗の血液を採取する。
璽朗の血液は超人の細胞を活性化させる。
その結果、巨大化する者も現れるが副産物。
アースを求める者が居た、璽朗だった。
悩む璽朗、アースちゃんにも解決策は分からない。

立花首相はマスターウルティマとの密約スキャンダルで失脚。
NUTSの導入も見送られる。
里見は超人の居ない世界を求めていた。

NUTSの襲撃者には手を出さないでと命じられる大鉄くん。
大鉄くんは璽朗のグレイな存在もあると言った言葉が
　大人になった今では理解できる。
璽朗は東崎倫子と待ち合わせ、彼女は既に出来上がっていた。
クロードの研究を続けたヘルメットを借りて被る。
過去の自分を見る璽朗、自身の中に怪獣がいる事を知る。
それは進化21年、終戦の翌年だった。
米国は広島に原爆を投下したが赤ん坊が一人残っていただけ。
原爆は失敗だと思われてきた。
里見は人吉孫竹に自説を語るのだった。

---次回　「巨神たちの時代」---

悩み始めた璽朗でした。
柴来人、ヒカリナイト、ジュダスは超人を守る立場で行動する。
アースちゃん、メガッシンは正義の味方。
帝告の里見は超人の居ない世界を目指す。
前回の米国の古き英雄、信仰、神を駆逐する立場に近い。
そんな思惑が渦めく中で璽朗は何も出来ず助けを求める声が
　アースちゃんにも届いたのでした。
そして明らかになった自身の秘密。

璽朗は名前からもゴジラがネタ元。
米国が行ったビキニ環礁の水爆実験で誕生したゴジラ。
それが、この作品では璽朗のようです。

それとNUTSを東崎倫子が操縦したことも鍵ですね。
超人でなくてもロボットがあれば正義を貫ける。
一般人でも戦えることの意味は超人不要論でしょう。

今期はOPよりもEDが曲も映像も良い、逆にすれば良いのに。