田中くんはいつもけだるげ TokyoMX(6/25)#12終

最終回　第十二話　田中くんのしあわせ

今日は席替えの日。
田中には一大事だと思ったが普段と変わらない。
でも良く見ると爪に呪文を書き込んだりと平常時ではない様子。
実は重大なイベントだった。
結果は最悪の中央一番前の席となる。
太田の後ろの宮野は何も見えない。
早速、席替えを申し込む田中。
太田の後ろが一番良い席だと気づく。
右隣は白石さん、このチャンスに少しでも近づきたい。
でも会話が無くマニュアル本に頼る。
セクシーアピールが一番効果的だったが自分が一番無理だと分かっていた。
甲斐甲斐しくお世話をしたいが、全て太田がフォローするので何も出来ない。

1人で悩む白石を大人だと応援する宮野。
3日後に色々構ってくれなくていいから、一人が好きだからと
　直接本人から断られてしまう。
ショックで終わってしまったと落ち込む白石さん。
頑張ってダメなら頑張らなければいいんだよ。
今はダメでも将来、そのうちなんとかなるなる。
田中が1人で残って眠っていた、そんな彼のアドバイスに気づく。
彼は何事にもやる気がなくてノンビリしている。
自分が焦っても仕方ないんだ、ようやく悩みが解消される。

そんな白石さんと帰る田中を志村と加藤に見られてしまう。
彼女が居るとは知らなかったよ。
友達だよ、じゃあ妹でと適当に誤魔化す田中。
釈明したいが旧型の自分のことなので正体を明かすことは無理な白石。
教えてくれなくて水臭いと怒る宮野。
太田は彼女が出来たことを越前に告げる、小脇に抱えさせて欲しい。
　田中が居ないと寂しいらしい、告白されなくて怒る越前。
白石が失恋したと慰める宮野。

1人で帰る田中、久しぶりにまったり出来ると考えるが
　そうではなく、逆に疲れてしまう。
白石からのメールで彼女とは共通の友人のマカロン師匠だと
　太田が志村と加藤に説明する。
僕の人生には太田が必要だと分かった田中。
太田が何かしたと怒る妹。
太田の説明で謝る志村と加藤。
別に今までどおり普通にしてくれれば良いよ。
宮野も誤解を謝るが、越前は宮野に何かしたと誤解する。

今回の件でよく分かった。
周りが騒がしくなるので、一生彼女なんて要らない。
そんな～、自分が撒いた種だから何も言えないけれど。
焦らず、じっくりやっていこうと考えなおす白石さんだった。

EDはOP曲の1,2番。

---最終回---

今回は席替え、田中には重要なイベントだった。
偶然に隣の席になった白石さんが仲良くなるチャンスと
　頑張るのが裏目に出てしまう。
そして彼女だと誤解されるのは嬉しいが、三つ編み眼鏡の
　旧型スタイルだったので本当のことが言えなかった。
太田がフォローしてくれる。

結局は田中には太田が必要だと分かったエピソードでした。
太田のフォローが半端ないほどに自然でスムーズ。
嫁というよりも母親に近い世話焼きですよね。
本当に太田が居れば誰も要らないレベルです。
白石さんは太田に勝てるのだろうか・・・。

この作品はアニメで映える作品とは言い難い。
それほどに動きはあまり必要ない。
でもネタはしっかり考えられていて、ドラマCDでも笑えると思う。
それほどに、ネタもキャラも面白い。
特に田中以外のキャラが活躍するエピソードは面白い。
決して燃えでも萌えでもないが楽しめた良い作品だった。

ただOPを最後に流す意味はあったのだろうか。
通常のOP、EDで良かった。
ED曲が無いのが非常に残念、スポンサーの意向で
　OP曲を売りたいのは分かるがED曲のほうが良い場合も多い。
ED曲差別は辞めて欲しい。
あの中毒性のあるED曲が実は好き。

どこかのアニメ表彰でも、ED曲は受賞に該当しないらしい。
OP曲だけが審査対象と知って驚いた。
どれほど差別されているのかと、悲しくなった。